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このページではffmpegを使って動画の前後を切り抜く方法について紹介しています。
ffmpegのインストール
ffmpegのインストール・基本的な使い方についてを御覧ください。
ffmpegを使って動画の無駄な部分を削除
ターミナルを起動し、以下の記述を入力することでカット編集を行うことが出来ます。
ffmpeg -i 動画.mp4 -ss 1 -t 3 出力.mp4
使用オプションを簡単に解説
- -i 入力ファイルをあることを示すオプション。
- 動画.mp4 カットしたい元の動画をフルパスで入力。ターミナルにドラッグ&ドロップで自動入力されます。
- -ss 動画をカットする開始地点を秒数で指定。上の例だと1秒から切り抜き始めてねっていう命令になります。
- -tt 動画のカット終了地点を秒数で指定。上の例だと3秒のところで処理終了してねっていう命令になります。
- 出力.mp4 出力先をフルパスで指定し、拡張子もちゃんと指定しましょう。面倒な場合は元の動画をドラッグ&ドロップし、名前の一部を変更する程度でOKです。
これで10秒の動画を編集した場合、編集後の動画はたった3秒の動画になるはずです。
フレームレートを変更する
フレームレートとは「1秒に何枚の画像を使うか」みたいな認識でOKです。これは動画にもよりけりですが、今回の記事を作成するにあたって適当に撮影した動画は57.59fpsだったので、1秒に約57枚の画像がパラパラめくられていることになります。これが多ければ映像がなめらかに見えるわけですが、容量が大きくなる原因でもあったりします。そこで今回はフレームレートを地デジなどと同じような29.97とかにして、カットしてみます。ちなみにYoutubeとかは30から60あたりが多いようです。
ffmpeg -i 動画.mp4 -r 29.97 -ss 1 -t 3 出力.mp4
これで完成した動画の情報を確認してみます。以下の記述をします。
ffprobe -i 動画.mp4
動画には今回カットした動画を入れます。すると動画の情報がずらーっと表示されますが、最後の方に29.97 fpsという表記があれば成功です。フレームレートを約半減させることが出来ました。
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