このページについて
このページではiOS16で進化したメモアプリの機能と使い方なんかをまとめて掲載しています。使用頻度の多いアプリだからこそ、詳しく解説していきます。
iOS16の注目機能とか
iOS16で変更された点は数多くありますが、その中から個人的に気になったポイントや是非使って欲しい機能なんかをピックアップして解説記事として掲載しています。
- ロック画面
- iOS16で大きく変わったロック画面について。
- Safari
- タブグループのカスタマイズや共有タブグループについて。
- テキスト・画像認識
- 新たに進化したテキスト認識と画像認識と、画像の切り抜きについて解説。
- セキュリティ・プライバシー
- セキュリティとプライバシーの変更点などを掲載
- メモ
- クイックメモ・スマートフォルダ・パスコードロックについて解説。
- 通知と集中モード
- 通知の表示方法と集中モードと連動したロック画面・ホーム画面の作成方法や自動化など解説。
メモの変更点
まずはメモの主な変更点について簡単にまとめます。
- クイックメモがiPhoneで使用可能になった
- スマートフォルダのフィルタがより細かくカスタマイズ出来るようになった
- パスコードロックが簡易化可能になった
- メモの並び順を色々と変更できる様になった
こんな感じです。それぞれ詳しく解説していきます。
クイックメモ
すでにmacOSやiPadOSでは実装済みのクイックメモですが、ついにiPhoneでも使用可能になりました。とはいえこれは前者とは違い、共有から新しく作成するタイプになっています。
例えばSafariで見ているページの場合、共有→クイックメモに追加をタップします。すると新規クイックメモという項目が立ち上がりますが、すでにクイックメモを作成済みの場合は既存のクイックメモが選択可能になっていたりします。
そして既存の2つのOSと同じ様に、クイックメモを作成したアプリを使用中は右下に出てきます。タップするとそのアプリで作成したメモを開く事ができます。今回の場合はSafariでクイックメモを作成したので、Safari用のクイックメモがスタンバイしていることになります。
タップするとメモを表示します。バツを押すと閉じますが、完全に閉じると言うよりは右側に隠れる感じですね。
スマートフォルダの改善
スマートフォルダは以前からありましたが、iOS16になって進化した点があります。今まではスマートフォルダはタグしか管理できませんでしたが、今回はその管理機能がかなり改善されました。
まずはタグに関してですが、#を使ってワードをタグ化する事ができます。実際にタグにすると黄色文字になり、こんな感じに表示されます。
このタグはメモの画面にタグ一覧として表示されるため、タップすればそのタグが付与されたメモを全て見る事ができます。
とはいえこれはスマートフォルダでも同じ事ができました。と言うのも16以前のスマートフォルダはタグを元に管理するというフォルダのため、実際には存在意義が無い様なものでした。しかし16になってタグ以外の要素で管理が可能になったため、一気に有意義なスマートフォルダへと進化しました。
スマートフォルダを作成するにはフォルダの画面へ行き、左下のフォルダアイコンをタップします。
そして新規フォルダの作成画面が出ますが、下にあるスマートフォルダに変換をタップします。タップすると色々と条件が出てきますが、これがiOS16の進化点です。
まずは今までとは真逆のスマートフォルダを作成してみましょう。タグの部分をタップし、一番下の「タグなし」をタップし、右上の完了を押します。すると「タグがないメモだけを集めたスマートフォルダ」の完成です。
実際に完成したスマートフォルダをタップしてみると、タグが存在しないメモのみがリストアップされているはずです。
その他の項目は使用している人によって優先順位が変わると思います。個人的にはフォルダ・タグ・クイックメモあたりはよく使うため細かく設定していますが、場合によっては添付ファイル(画像の有無など)で分ける場合もあると思います。
ちなみに一番上の「すべての」部分をタップすると「いずれかの」という項目が出てきます。これにより全ての条件に一致するメモだけをリストアップするか、どれか1つでも条件に一致したらリストアップするかを選べます。
パスコードロック
いままでのロックメモは端末ごとに設定したパスワードで解除する必要がありました。実際にまだアップデートが来て居ないmacOSとiPadOSでロックメモを開くにはそれぞれのパスワードが必要ですが、iOS16以降はFace IDなどで解除可能となっています。
自分は普段はロックメモは使用しませんが、こう言うのはお手軽に解除できて嬉しいのではないでしょうか。
ただ簡単に解除されたくないと言う方向けに、ロック解除の方法を変える方法を紹介します。設定アプリ→メモの順にタップし、パスワードをタップ。ここでFace IDを使用のチェックの有無やカスタムパスワードの使用などが行えます。
macOSとiPadOSはまだロック解除が今まで通りなので注意しましょう。
メモのソート
今までは更新日順にメモがソートされていましたが、iOS16で並び替えの方法が色々と増えました。デフォルトでは更新日順ですが、更新した日に基づいてソートされます。
右上の・・・をタップすることで並び順を変更可能です。並び替えは作成日やタイトルなどで新しい順と古い順にソート可能です。
さらにその下にある日付でグループ化をタップすると、作成日などの日付情報を元にグループ化して表示するかどうかを選べます。
リンクを使って共同作業
リンクを共有することでリアルタイムの編集を許可する、共同操作が行える様になりました。変更された場合に通知が届く仕様になっているそうです。
メモの共有ボタンをタップし、共同制作かコピーを送信かを選択。その後はメッセージなりリンクで参加を依頼などを使い、相手にリンクを送信します。自分はぼっちなのでこの機能は一生出番はありませんが、iOS16の新機能なので掲載しておきます。
まとめ
iOS16になって色々と進化したメモですが、主にメモの管理機能が中心に進化しました。中身に関してはさほど変わって居ませんが、スマートフォルダの進化など個人的に嬉しいポイントがあったので紹介しました。
メモを多用されている方はこれらの新機能を使って効率よくメモを管理してみましょう。