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ショートカットのマップのアクションを解説します。旅行とか行くことが多い方は組んでみると便利かもしれません。
2021/10月~2022/1月 iPadOS15にて確認した内容に更新
マップ
使用可能なアクションは9種類。基本的にはiOSデフォルトで入っているマップを利用するため、マップアプリの用意とGPSの許可はしておきましょう。
マップで表示
【マップで表示:mac版】はこちら
場所の部分に目的の住所などを入力して実行すると、マップ上でその場所が表示されます。場所に関してはテキストなどを利用した、建物名の指定なども可能です。
テキスト(中に東京都庁とか入れておく)→下にマップで表示のアクションを置くと、場所の部分がテキストに変わります。そのまま実行すると、テキスト内に入れた建物名などがマップで検索され、表示されます。
ちょっと踏み込んだ利用法は後で紹介します。
オプションにてデフォルトで入っているAppleのマップアプリを使うか、Googleマップを使うか選べます。
マップのURLを取得
場所の部分にURLを取得したい場所などを入力します。これは上記のマップで表示と同じく、建物名なども可能です。
このアクションはマップでの直接表示ではなく、マップを誰かに共有する時に使うアクションという認識で構いません。マップのスクショを撮影して共有するよりも、このURLを取得して共有すればみんながマップを開いて確認することが出来ますよね。
場所には直接入力する使い方は出来ません。マップのURLを取得の前にテキストなどを配置し、そのテキストを変数として入力に使うことで機能します。
距離を取得
【距離を取得:mac版】はこちら
これは現在地と指定した場所までの距離をいろんな方法で算出してくれる機能です。
現在地は特に変更する事も無さそうですが、旅行先のA地点からB地点という使い方をする場合は別で指定する必要があります。目的地の部分も同様です。
現在地を変更する場合は現在地をタップし、検索エリアでテキスト入力して場所を指定します。目的地を変更する場合は、変数を利用して特定しないように設定することも出来ます。(マップのURLや近くの店舗検索などを配置し、その下に距離を取得を置いて目的地をマジック変数で指定する)
表示を増やすと、経路の種類など出てきます。経路の種類は直接・車・徒歩・自転車の4種類があります。直接は現在地から目的地までの直線距離を表し、それ以外はちゃんと道路なり高速道路なりを使った場合の最短距離を出してくれます。単位は日本人に馴染みのあるキロメートルで良いんじゃないでしょうか。
このアクションの実行で算出されるのは数値です。単位はキロメートルorマイルです。
移動時間を取得
【移動時間を取得:mac版】はこちら
現在地から目的地までの移動時間(車)を取得。これの青文字の部分を変更します。現在地は上記の距離を取得と同様、テキストによる指定か現在地のほぼ2択です。目的地はマジック変数や直接入力による指定が可能。車の部分をタップすると、距離を取得と同じように車・徒歩・交通機関・自転車が出てきます。毎回尋ねるもよし、固定するも良しです。
経路を表示
【経路を表示:mac版】はこちら
現在地から目的地への車での経路をマップで表示の青文字の部分を変更します。
現在地はこれまでのアクションと同じく、現在地かテキストエリアによる指定の二択。目的地は変数などを利用しても良いですし、あらかじめ指定しておいても良いです。車の部分も上と同じく、車。徒歩・自転車・交通機関・毎回尋ねるなどが選べます。マップの部分はAppleのマップを利用するか、Googleマップを利用するかを選べます。
住所
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これはかなり細かく指定することで同じ地名や同じ建物とかでも誤差なく検出してくれます。ただこのアクション、海外方式の住所となるために表記が日本のものとは違います。
日本は日本>県>町>公園の順番ですが、海外は逆で公園>町>県>国名となります。それに合わせて上から順に解説していきます。ちなみにグレーアウトで入力されているのは、Appleのカルフォルニアにある本社です。
- 1行目 会社名や公園の名前など
- 2行目 番地などを入力してもいいし、なくても良い
- 市区町村
- 都道府県/州
- 郵便番号
- 地域
上から順番にいくか、下からわかるように埋めていくかはお任せします
入力から住所を取得
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入力の部分はクリップボードか変数を利用しての入力となります。クリップボードにすればコピーしたものの住所を取得してくれます。変数であれば変数で行います。
このアクション少し不具合があるのか、下記の通りに組まないとうまく動作しないようです。Aの分類にはテキスト・入力を要求のどちらでも良いです。
Aのアクション→マップからURLを取得→マップから住所を取得
このアクションの結果は郵便番号や国を含めた住所です。
中間点を取得
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最初の場所と2つ目の場所をそれぞれ変更しますが、このアクションは変数などが利用出来ません。1の地点と2の地点の中間地点を取得してくれるアクションです。
結果はテキストで表示してくれます。ちなみに大阪市と東京都庁の中間点は長野県下伊那郡根羽村という所らしいです。
近くの店舗や企業を検索
【近くの店舗や企業を検索:mac版】はこちら
現在地周辺の近くの店舗や企業を検索してくれる便利アクション。表示を増やすと半径の指定も可能です。
近くの店舗や企業についてですが、コンビニと入力すればローソンとかセブンとかコンビニとして認知されているものは出てきますが100円ローソンとかはストアなどの入力をしないと出てこなかったりします。
アクション結果は店舗名・住所などが一つにまとめられたものが店舗の数だけ出てきます。つまり25店舗あれば25の結果が出てくるというわけです。
このアクションのすぐ下にマップで表示を入れておき、実行時に大量に表示された結果のどれかをタップすればマップで表示してくれるという流れは出来ますが、一番近い所を自動で選別とかはショートカットがとても複雑になるので割愛します。
使い方の簡単な紹介
ここからはマップ関連アクションの使い方を簡単に紹介します。
マップで表示の場所をその都度変更する
【入力を要求】→【マップで表示】と配置することで、場所の部分が指定入力に変わります。これでショートカットを実行すると、起動した時に入力→入力したものをマップで表示という流れを作ることが出来ます。
場所を活用する
例えばツイッターに旅行先の事を掲載する際に「〇〇にて」みたいな感じで建物名や海岸名などを入れることもあると思います。そんなときに場所の詳細を取得を利用することで、名前とマップのURL情報を同時に掲載することも可能です。
【現在地を取得】→【場所の詳細を取得】(名前を取得にする)→【マップからURLを取得】→【テキスト】(名前とURLのマジック変数を入れて、文面を整える)→【ツイート】
と組むと、ショートカットを実行するだけで現在地の名前(建物名とか)+その場所のURLの取得→ツイートまで行えます。
その他の場所についてのアクションはこちらをどうぞ。
まとめ
マップ単体でも色々と行えますが、場所関係のアクションと併用することでもっと活用の幅が広がります。ぜひとも自分の使いたい機能を選別し、好きなように使えるようになりましょう。