【iPhone/iPad/Mac】ショートカットの時計・アラームのアクションを解説

このページについて

このページではiPhone/iPad/Macで使えるショートカットの時計・アラーム関係のアクションをまとめて解説しています。

更新履歴など

2022/10/17:iOS16の内容をもとに新規公開。

2023/8/15:iOS17の内容を元に書き直しました。

アラームを作成(Add Alarm)

このアクションは指定した時刻に作動するアラームを作成する機能を持っています。

時間のところに作動時間をセットします。これは固定の時間でも良いですし、【日付】に加算した動的な時間でもOKです。

アラームのところはアラーム名をセットします。昼寝とか休憩とか、分かりやすい名前にしておくと後で管理しやすいと思います。

繰り返しは曜日単位で繰り返すかどうかを指定できます。初期値は「しない」になっています。

実行時に表示はデフォルトでは有効になっています。有効の状態でアクションを行うと「アラームは○○時にセットされました」的なメッセージが出てきます。オフにすると、メッセージは表示されずアラームの作成のみが行われます。

iOS17で確認したところ、実行時に表示がスヌーズのオンオフ設定に変わっていました。

ちなみにiPhoneで作成したアラームはApple Watchなどに共有はされません。実行した端末には残りますが、他の端末で使用することを想定している場合は使い方に注意しておきましょう。

アラームを切り替える

このアクションは指定したアラームをオン・オフに切り替える機能を持っています。

アラームのところを選択すると、自分の端末に保存してあるアラーム一覧が表示されます。そこで切り替えたいアラームを選びます。

変更のところを選択すると、切り替えるという項目も出てきます。変更を選んだ場合はオン・オフも設定しておく必要がありますが、実行すると常に設定した方になります。

切り替えるを選ぶと、現在の状態を取得して自動で逆の状態にしてくれます。つまりアラームがオフであればオンにしてくれます。

実行時に表示は変更後に結果を表示するかどうかを設定できます。

すべてのアラームを取得

このアクションはiOS17で確認したら消滅していました。

アラームを削除

このアクションは指定したアラームを削除する機能を持っています。

選択となっている部分に削除したいアラームを指定します。これについては【アラームを検索】で得た結果をセットすればかなり器用に扱うことができます。

Edit Sleep Alarm

このアクションは睡眠アラームを編集する機能を持っています。

Skipのところをタップすると「Skip・Unskip・Toggle」の3種類から選ぶことができます。スキップはオフ、Unskipはオン、Toggleは現在の状態から切り替える設定となります。

今までは睡眠アラームだけは別管理となっていてショートカットからは操作するのが面倒でしたが、これのおかげで休日用のショートカットとかも組めるようになると思います。

アラームを検索

このアクションは端末内のすべてのアラームを対象に、検索をかけることができます。

フィルタを追加をタップして検索条件を追加して使うことで、狙いのアラームだけを絞ることもできます。

一番左は「ラベル/Hours/Minutes」の3種類から選べます。ラベルはアラームの名前、Hoursはアラームの時間、Minutesはアラームの分を指しています。

これで出た結果は上で紹介したアラームを削除とかに渡すことでピンポイントに削除することが可能になります。

タイマーを開始

このアクションは指定した時間分のタイマーを開始する機能を持っています。

5のところに任意の数値を入力します。

分のところを選択すると秒/分/時間の3つから選ぶことができます。

カップラーメン用の三分や五分の設定、洗濯機のタイマーなんかに使えたりします。さらにこのアクションは現在時間や日付に関わらず時間を指定するだけでOKなのでかなり使いやすかったりします。

Resume Timer

このアクションは現時点では正常に機能していないようなので、詳しいことは正式リリース後とかに書きます。

Pause Timer

このアクションは現在実行しているタイマーを一時停止する機能を持っています。ただそれだけです。

Cancel Timer

このアクションは現在実行しているタイマーをキャンセルする機能を持っています。

Get Current Timer

このアクションは現在実行しているタイマーの情報を取得できます。

Remaining TimeのところをタップするとDurationという項目が出てきます。Remaining Timeは「残りのタイマーを秒数で表したもの」が取得でき、Durationは「タイマーの総秒数」を取得できます。

例えば10分のタイマーを開始して残り5分の地点でこのアクションを使うと、Remainingの場合は残り時間なので300秒、Duraitonの場合はタイマー全体の時間なので600秒となります。

タブを開く

このアクションは指定したタブを開く機能を持っています。

タブのところを選択すると世界時計/アラーム/ストップウォッチ/タイマーの4つが出てきます。これらは時計アプリを起動した時に出てくる画面です。開きたいタブを指定しましょう。

Start Stopwatch

このアクションはストップウォッチを開始する機能を持っています。

Apple Watchで実行した場合、ペアリングしているiPhoneで開始されます。

Stop the Stopwatch

このアクションはストップウォッチを止める機能を持っています。

これもApple Watchで実行するとiPhoneで実行されます。

Reset the Stopwatch

このアクションはストップウォッチをリセットする機能を持っています。

これもApple Watchで実行すると、iPhoneで処理が行われます。

Lap the Stopwatch

このアクションはストップウォッチのラップを記録することができます。

これもApple Watchで実行するとiPhoneで実行されます。

簡単な使用例

アラームを削除が実装されたことで、雑にアラームを作成しても後片付けができるようになりました。

昼寝とかで現在時刻から何分後とか、そういう感じのアラーム作成は今までも可能でした。しかしアラームはどんどん増えていき、消すのが面倒だったりしました。そこで今回のアラームを削除を使って、オートメーションを作ってみましょう。

まずアラーム作成はこんな感じで。

これで1つのショートカットとして作成します。

次にアラームを止めたときに起動するオートメーションで実行するショートカットを作成します。中身はこんな感じです。

あとはこいつをオートメーション→アラーム→任意で停止を選び、すぐに実行で作成します。

こうすればすべてのアラームが対象になりますが、どれかを止めたときに昼寝アラームという名前のアラームが削除されます。

まとめ

アラーム関係は休憩時間が変わるとか、出勤時間も変わるとかいう場合に使えます。切り替えをうまく使えば簡単かつ確実に変えることができます。

オートメーションを使用すればアラームを自動で変更してくれます。

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