このページについて
このページではiPhone/iPad/Macで使えるショートカットの写真の使い方解説を行なっています。
更新履歴など
2022/10/4:iOS16の内容を元に書き直しました。
2023/8/15:iOS17の内容を元に書き直しました。
共有アルバムに投稿
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | × |
Apple Watch | × |
このアクションは指定した写真を共有アルバムへ投稿する機能を持っています。共有アルバムとはその名の通りで、他の人に共有可能なアルバムのことを言います。macOSやiOS、iPadOSなどで誰でも使える機能です。
イメージの部分に投稿したい写真などを指定します。これは【写真を選択】で複数選択したものでも可能です。
実際の投稿時に入力画面が出てきますが、これはオプションのコメントです。共有アルバム内でのみみれるコメントなので、無くてもOKです。複数の写真を投稿する際は最初の1枚にだけコメントを設定できます。
ちなみにiCloudの機能を使っていますが、共有アルバムはiCloud写真やマイフォトストリームがオフでも使用できるそうです。
写真を選択
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは写真を選択し、次のアクションへと渡す機能を持っています。
含めるのすべての部分を選択すると、イメージ/Live Photos/ビデオの3つの項目が出てきます。イメージは通常の静止画で、Live Photosはミニ動画って感じの認識でOKです。
複数を選択はデフォルトでは無効になっていますが、有効にすると複数の写真や動画を選択できるようになります。
写真を検索
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは自分の写真アプリの中を検索し、条件に一致するものを返す機能を持っています。
すべての写真の部分は基本的には変更しません。
フィルタを追加することで検索条件を細かく指定することが可能です。
まずは一番左の条件から。ここで選んだものを基準に比較します。
- アルバム
- 幅
- 高さ
- 取得日
- 所要時間
- メディアタイプ
- 写真の種類
- スクリーンショット
- スクリーンショットではない
- 継続時間
- フレームレート
- 方向
- よく使う項目
- よく使う項目ではない
- ファイル拡張子
- 作成日
- ファイルパス
- 最終変更日
- 名前
この中から選んだものを基準に検索します。
真ん中の条件は左の条件に対してどういう条件を設定するか、っていうものになります。
- が次と等しい
- が次と等しくない
- が次より大きい
- が次より大きいか等しい
- が次より小さい
- が次より小さいか等しい
- は
- 次の場所にない
- が次より後
- が次より前
- が今日である
- が次の範囲内
- が次の過去の期間内
- が次に完全に一致
- が次に完全に一致しない
- が次を含む
- が次を含まない
- が次で始まる
- が次で終わる
これらは全てが使えるわけではなく、例えば「名前」であれば含むなどが使える一方、大きいか小さいかという条件は使えません。それぞれで使用可能な条件があるので適したものを選びましょう。
最後は自由入力枠になります。日付だったりテキストだったり数値だったり、好きに入力しましょう。
並び順序を選択すると、各項目を基準に並び替えて結果を出してくれます。
- 幅
- 高さ
- 取得日
- 所要時間
- メディアタイプ
- 継続時間
- フレームレート
- ファイル拡張子
- 作成日
- ファイルパス
- 最終変更日
- 名前
- ランダム
制限はデフォルトでは無効になっていますが、有効にすると検索結果の上限を設定することができます。
「名前 が次を含む 0292」と検索すれば写真のファイル名に0292を含むもの全てが出力されます。「スクリーンショット」を選べば、細かい条件無しに全てのスクリーンショットを取得して返します。
写真を削除
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションはシンプルに写真を削除する機能を持っています。
写真のところに削除する写真を指定します。これは【写真を検索】で条件を設定して一括で選んでも良いですし、【写真を選択】でピンポイントに選んでも良いです。
削除を実行する際に確認画面が出てきます。
最新の写真を取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは一番最後に撮影した写真を取得する機能を持っています。
1枚の写真のところを選択すると+と-のマークが出てきます。これで枚数を調整できますが、長押しで【数字】や【カウント】などの変数を使用する事もできます。
スクリーンショットを含めるはデフォルトでは有効になっています。無効にすればスクリーンショットを含めない、最後に撮影した写真を取得します。
最新のスクリーンショットを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは最後に撮影したスクリーンショットを取得する機能を持っています。
1枚のスクリーンショットを選択すると、+-のマークで枚数調整ができます。長押しで【数字】や【カウント】などの変数を使用できます。
このアクションは上の写真を含めないバージョンです。なので純粋にスクリーンショットのみを取得したい際に使えます。
最新のLive Photosを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは最後に撮影したlive Photosを取得します。
1枚のlive photosを選択すると+-で枚数調整ができます。長押しで変数が利用できるのは他と一緒です。
最新のバーストを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは最後に撮影したバースト写真を取得する機能を持っています。バーストはシャッターボタンを長押しして超高速撮影するアレのことです。
1個のバーストを選択すると+-で枚数調整ができます。長押しで変数が利用可能です。
最後の読み込みを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは最後に読み込みが行われた写真を取得する機能を持っています。ここで言う読み込みとは、写真撮影・スクリーンショット以外の方法で写真アプリに取り込む事を言います。最も簡単な方法はMacで写真を写真アプリに読み込ませるですね。これをすると読み込み扱いになります。
このアクションは実行すると最後の読み込みを取得し、返します。1度に複数の写真が読み込まれた場合、その全てを返します。
最新のビデオを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは最後に撮影したビデオを取得して返す機能を持っています。
1本のビデオのところを選択すると+-のマークが出るので数値を調整できます。長押しで変数を利用する事もできます。
写真アルバムを作成
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは指定したアルバム名のアルバムを作成する機能を持っています。
アルバム名のところに作成するアルバムの名前を入力します。これは【入力を要求】を使用してその都度変化するようにしても良いですし、【日付】で現在の日付を使用するのも面白いと思います。
写真のところにはそのアルバムに保存する写真を選択します。これは【写真を検索】や【写真を選択】の結果をそのまま使用するのが簡単だと思いますが、不具合なのか【写真を検索】の結果を使用するとエラーになるのでこちらはお勧めできません。
写真アルバムに保存
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは入力として受け取った写真を指定したアルバムへ保存する機能を持っています。
入力には保存する写真、あるいはショートカットの処理によって出来たイメージデータを指定します。【写真を撮る】とか【スクリーンショットを撮る】とか【イメージを結合】などの一時データをしっかり保存するために使います。
最近の項目のところを選択すると、自分の写真ライブラリのアルバムが出てきます。毎回尋ねるにしておけばその都度いろんなアルバムに対応できます。使うアルバムが固定、もしくは全く使わない場合は「最近の項目」にしておけば安定だと思います。
写真アルバムから削除
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは指定した写真をアルバムから削除する機能を持っています。
入力の部分に削除したい写真を指定します。これは【写真を検索】や【写真を選択】で選ぶのが簡単かつ正確だと思います。
アルバムの部分は人によって異なりますが、選べるのはアルバムです。
参考までに写真の名前を取得し、該当する名前の写真を指定アルバムから削除という流れを作るにはこのように組みます。
先頭のスクリーンショットを取得は人によって異なります。【イメージの詳細を取得】でファイル名を取得し、【写真を検索】でファイル名を検索。その結果として出た写真を、指定アルバムから削除という流れです。例では東京というアルバムから削除することになっています。
ちなみに写真自体を削除するわけではなく、アルバムへの登録を削除(解除)するのみです。元々の写真は残ったままなので、写真そのものを消したい場合は【写真を削除】を使用しましょう。
コレクションを開く
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | × |
Apple Watch | × |
このアクションは自分の写真アプリ内のコレクションを開く機能を持っています。
そもそもですがコレクションとは、お気に入りとか撮影地とかそういうやつです。アルバムとは異なります。それを開くことができるっていうアクションになります。
使い方の例
出番が多そうな使い方を列挙してみます。
SNS投稿
まず筆頭はこれですよね。【最新の写真を取得】で撮影した食べ物とかの写真を取得し、【ツイート】に渡せば完了です。投稿内容をあらかじめ設定しておく場合は【ツイート】のページの内容を参考にしてください。
それと同時にアルバムへ追加するなら、投稿後にでも【アルバムに保存】で最新の写真を保存しておきましょう。
写真の簡単な加工
これは【イメージを結合】や【イメージをマスク】などイメージ編集関係のアクションとの併用になります。
取得したイメージを結合させたり、あらかじめ用意しておいたフレーム素材を重ねて表示などの操作を全自動で行わせせる事もできます。
まとめ
写真関連のアクションの解説をしてきました。アルバムの作成や保存など多用する方は是非ともこの辺りのアクションを使ってみましょう。
最新の写真・スクショ・ビデオ・バースト・LivePhotosはそれぞれ取得できるアクションが異なりますが、それぞれ対応したものを選ぶ必要なく瞬時に出してくれます。これも何かに使ってみましょう。
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