こんな方にオススメ
ショートカット(Siriショートカット)とは
iOS12から13にかけて手が加えられたアプリで、今となっては多くの方が使っているであろう「ショートカット」アプリ。中には難しそうって方もいると思います。今回はショートカットで出来る事などを中心に紹介しつつ、実際に使えそうなサンプルレシピの探し方なども紹介します。
ショートカットの解説
ショートカットとは、ワンタップでいくつもの処理を実行させてしまうことが可能な神アプリのことです。自分は難易度の高いパズルゲーム感覚で作って遊んでることが多いのですが、よくあるプログラミングとは違った作り方をします。
例えば特定のプレイリストを再生したい場合は、予めショートカットで特定のプレイリストを選択し、シャッフル再生をするかどうかを決めておきます。後は完成したショートカットをタップするだけでプレイリストを選んだりする手間無く再生することが可能となります。
こんな感じに簡単なものもあれば、色々と処理を大量に詰め込んだものもあります。
自分は麻雀が大好きなので、麻雀の順位を記録・集計するショートカットを作りました。メモ帳にその日取った順位を入力、ショートカットでそれぞれの数字(1から4、三麻なら1から3)が何個あるのかをカウントして、クラウド上のファイルを読み込んで計算し、結果をパーセンテージで表示など。
コツさえ覚えてしまえば自分好みのアプリっぽいものも出来てしまうって認識で構いません
オートメーション機能
iOS13になって新たに組み込まれた機能。この機能を使えば、指定した条件を満たした時に勝手にショートカットを実行してくれるという優れた機能。
2021/8/5追記・変更 随分長いこと放置していましたが、オートメーションについて解説しました。
ダウンロード/対応デバイス/OS
ダウンロードは以下のAppSroreから

対応OSはiOS12以上で、対応デバイスはiPhone/iPad/iPod touchなので、12以上がインストール出来るデバイスであれば使用可能です。
作り方の簡単な紹介
最初にインストールした時は何も無かったハズなので、まずは+マークをタップしてみましょう。以下の画像では既にモリモリ作った後なので色々とありますが気にしないでください。
上でも一番下のどちらでも構いません。
タップすると以下のような空白の物ができます。ここにアクションを色々と追加していき、自分だけのオリジナルなショートカットを作っていく事になります。
今回はお試しということで、簡単なアクションをやってみます。アクションを追加をタップし、App→カメラ→写真を撮る の順にタップしていきます。以下のようになったと思います。
iOS13になった時にこのショートカットアプリにもかなり変化があり、アクションごとに設定できる項目が追加されたりしました。
青色文字の部分をタップすると設定できる項目が表示されます。試しに1枚の写真の部分をタップしてみると、-+のマークが出ると思います。これで何枚撮るのかを設定出来ます。
背面の文字をタップすると、前面カメラか背面カメラか、撮影の度に選ぶかを選択出来ます。更に「表示を増やす」をタップすると、撮影時にカメラプレビューを表示するかどうかを選べます。
チェックマークが緑なら普通のカメラアプリを使っている時と同じように使えますが、灰色のオフにするとショートカット起動したら裏で勝手に撮影されます。ちなみに、プレビューオフ時は枚数指定が出来なくなります。
このままではただ撮影するだけで保存はしないので、撮った写真を保存するアクションを追加します
- +マークをタップするか、編集エリア下にあるカメラと表示された部分を上にスワイプしてアクションを呼び出します
- 呼び出したら✖︎を二回タップ、今度はメディアを選択します
- ずーっと下のほうにある「写真アルバムに保存」をタップします
そうするとカメラと写真アルバムに保存が線で繋がったと思います。この線が無いと、前後の処理が正常に行われなくなるので注意しましょう。
この二つを配置出来たら、右下の▶︎マークをタップして試運転してみましょう。これで処理が正常に行われれば、写真アプリのどこかにたった今撮影した写真が入っているハズです。
ショートカットの保存
作ったショートカットを保存する場合、右上の「次へ」をタップします。ショートカット名の入力を求められるので、ここで自分の分かりやすい名前を入れておくといいと思います。
これが一通りのショートカットの作り方や編集の仕方となります。
最後に
ショートカットはガチガチのプログラミング的思考は不要です。ただ一つ覚えておいて欲しいのは、「処理は上から順番に行われて下へと渡されていく」ということです。
今回試しで作ったショートカットもそうですね。一番上で写真を撮って、その下に渡されて保存の処理が実行される。こういった考え方だけ覚えておけば、後はアクションの組み合わせ次第で複雑なショートカットも組むことが可能となります。