このページについて
このページではiPhone/iPad/Macで使えるショートカットの集中モードを設定の使い方解説を行なっています。
更新履歴など
2022/10/2:iOS16の内容を元に書き直しました。
2022/11/1:現在の集中モードを取得の解説を追加しました。
集中モードを設定
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは集中モードを有効にしたりオフにしたりできる機能を持っています。
おやすみモードの部分を選択すると、そのデバイス・アカウントで使用可能な集中モードが表示されます。ちなみにですが、「おやすみモード」というのが一番最初に実装されたモードでいわゆる寝る時用の通知オフモードです。昔の名残みたいなものです。
オフのところを選択すると、オンに切り替えたりできます。このアクションは少し表現が特殊で、「オフ時までオンにする」という表記になっています。オフ時の部分を選択するとオフ時/時間/出発時/イベント終了時の4つの選択肢が出てきます。
オフ時は「集中モードが手動でオフにされる時まで」を意味しています。つまり自分で切り替えるまでずっと集中モードが実行されることになります。
時間は指定した時刻になると自動でオフにしてくれます。これは【日付】に【日付を調整】で現在時間から何時間後とかの指定も可能です。
出発時は自宅から出発するまで集中モードを有効にするという設定になります。設定アプリ>集中モード>スケジュールを追加の順に選び、場所を選択して住所を入力すれば、自宅以外の場所を出発時という設定も可能になります。
イベント終了時は指定したイベントの終了時まで、集中モードをオンにしてくれます。これは【もうすぐ行われるイベントを取得】の結果を指定すれば、その日のカレンダーイベントを取得して終了時刻を自動でセットする事が可能となります。
現在の集中モードを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションはその名の通り、現在使用中の集中モードの名前を取得します。
結果は集中モードという種類の変数に格納されます。集中モードの名前とアイコンが結果として帰ってきますが、【入力からテキストを取得】を使用することでモード名のみ取得できます。
そのテキストを使用して、例えば【文字盤を設定】とか【音量を設定】などデバイスの設定などを変更させるようにすると便利かなと思います。
自分は集中モードとリンクする文字盤を全て解除して、このモードを取得で得たモードに応じて【文字盤を設定】のアクションで文字盤を変更させるオートメーションを組みました。これで集中モードとリンクすることができない「集中モードを使用していない状態」でも特定の文字盤に変化させることができます。
集中モードの解説
ここでは簡単に集中モードの解説をします。iOS16でロック画面・集中モード共に大きく変わりました。ロック画面はカスタマイズが可能になり、集中モードと連動するようになりました。その集中モードは指定したアプリ実行時に自動的にモードを切り替えたり、ホーム画面のアプリ配置やアプリ内フィルタリングなど、色々と変化しました。
基本的には各モードをあらかじめ作成し、有効にする(許可する)アプリ・フィルタリングなどを設定しておきます。あとはその集中モードを選択すればロック画面もホーム画面も自動で切り替わります。
ここで紹介した開始や終了に関する設定や切り替えなども一応は設定画面で行えますが、コントロールセンターからも操作できます。
いま「おやすみモード」が有効になっていますが、これはショートカットで【もうすぐ行われるイベントを取得】の終了時刻(10:00)までおやすみモードをオンにするが機能しているためです。
その下にあるパーソナルを見てみると、「1時間・今日の夜まで・この場所から出発するまで・次のイベントが終了するまで」と、ショートカットのオンオフ条件がここで全て揃っています。ここで切り替える事もできるので、覚えておくといいかもしれません。
そして知っている方も多いと思いますが、集中モードは同じApple IDでサインインしているデバイス全てに共有されます。つまりiPhoneで有効にしたモードはMacとiPadとApple Watchにも適用されます。
オートメーションとの連動
ショートカットの機能の1つであるオートメーションも集中モードと連動しています。新規オートメーションの中に、集中モードという項目があります。ここではそれぞれのモードがオンになった時・オフになった時という条件の元、ショートカットを実行させることができます。
仕事モード・ゲームモードなど様々なモードを作成可能なので、それらに応じてショートカットを割り当てておくといつもの手間が削減できるかもしれません。
まとめ
このアクションは集中モードを簡単に切り替えることができる機能を持っています。使い方は様々で、何かの作業開始時に使って集中モードを起動する・イベントを取得して終了時まで集中モードを有効にする・オートメーションを使ってモードが変わったら何か別の処理を行うなど、用途は様々です。
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