ショートカットでかなり多用するけど、最初はつまづく変数についての解説です
変数の解説
そもそも変数ってなんだって話ですが、そのままの通り、変化する数値です
必ずしも数値である必要はなく、厳密には変化する文字、数値となります
この変数は毎回処理したいデータが違う場合にとんでもなく活躍します
この変数は二種類あり、このページで2つとも解説したいと思います
そしてついでなのでマジック変数についても解説します
ショートカットの変数の仕様
そもそもショートカット全体の仕様ですが、上から順番に処理します
そして、処理したデータはどんどん下に渡されていきます
特定のアクションや組み方を除き、下から上に行くことは普通はありません
よって、変数にしたいデータが有る場合は上にデータ、下に変数アクションを設置する必要があります
それを踏まえて解説を読んでいただけるとありがたいです
マジック変数
今回のアクションの変数ではなく、各アクションに標準で使うことが出来る変数といったイメージで問題ありません
通常、ショートカットは上と下が繋がっていないとデータの受け渡しが出来ないと以下の記事で書きました

ですが、マジック変数は繋がっていなくてもデータの受け渡しが出来る機能です
使い方
テストとして、テキストを2つ並べてみます
上のテキストの中に、適当に入力します
下のテキストは未入力のままで、この辺のアイコンをタップします
タップすると、下みたいな画面になると思います
このマジック変数選択モードでタップ出来るのは青文字だけです
つまり、この場合はテキストしかタップすることが出来ません
タップすると、下のテキストがこうなったと思います
これで再生ボタンをタップすると、下のテキストの中身が結果として表示されます
このときの下のテキストの中身とは、上のテキストの中身です
たとえ入力元と受ける側が線で繋がっていなくとも、変数のデータをちゃんと呼び出す事ができます
以下ではテキストの間に通知アクションを挟んで線が繋がらないようにしましたが、結果はちゃんとマジック変数で選択した上のテキストの内容が表示されています
マジック変数と変数アクション、どっちを覚えればいい?
これはアップルの公式サイトのショートカットの紹介記事でも書かれていることですが、マジック変数の使い方だけをマスターすれば基本的には問題ありません
一つのショートカット内で変数を6種類ぐらい使うから変数名で分けて管理したいって場合は以下のアクションは必須科目ですが、そうでない場合はマジック変数で事足ります
変数に追加
まずは自分がよく使う方から行きます
アクションは追加するとシンプルで、特に設定をイジる必要はありません
入力は変数として設定したいデータを設定します
変数アクションの上に配置したものを指定して設定することも出来ます
変数名のところに、自分で変数名を決めることが出来ます
変数名のところは日本語、数字、アルファベッドが使えます
スクショ解説
上のように、変数に追加の上に変数にしたいデータを置きます
再生ボタンを押すと、変数に設定したデータの中身を教えてくれます
変数元のデータを変えると、以下のようになります
変数の中身も変わります
変数を設定
変数に追加 は、あるデータを変数にするアクションでした
この設定は、変数データを次のアクションに渡す機能を持っています
とはいえ自分は全然使わずに組めているし実行も問題ないため、あまり気にする必要はなかったりします
変数名のところに変数を選んで設定
入力に、変数の中身として設定したいデータを選びます
スクショ解説
今回の例では
- 変数にしたいデータ abcd
- 変数名 てすと
- 変数の中身変更 efg
としました
結果、てすとの変数の中身は最初に指定したabcdではなくefgになりました
このようにして、変数の中身を変更することが出来ます
使用例
変数は様々なデータを受け入れ、変数化することが出来ますし、マジック変数というものも使えますから大変便利です
今回は計算をしてみたいと思います
誰でも分かる超簡単な計算で例をあげると以下のようになります
やってることは単純な1+2です
テキストの中身を変えた場合、計算結果も当然変わります
マジック変数を使い、変数アクションを省いたらこうなります
間に「何もしない」アクションを挟んで、線が繋がらないように配置しましたがちゃんと計算結果はあってます
if文との組み合わせ
より細かい事をしたい場合、if文をはじめ他のアクションと組み合わせると更に色々出来ます
今回はif文を例にあげて、どんな使い方が出来るのか試してみます
if文については以下

配置は上から
- テキスト
- 次の場合→等しい
- 一致する場合:変数
- 一致しない場合:変数
- テキスト(変数を呼び出し)
最後のテキストに変数を設定し、結果を呼び出してもらいます
変数が同じ名前でも使えることの確認でもあります
表示しきれずに隠れていますが、一番上にはテキストがあり、中身にはBを入力しています
結果は以下
BがAと一致するかどうかを確認してもらったのですが、案の定Aではなかったようです
今回、変数名を全て「変数」という名前で統一しました
これにより、一番最後の変数指定は一つを指定するだけで結果が常に変わるようになります
当然ですが、一番上のテキストにAを入力したら結果はちゃんと真の値に設定した変数が表示されます
これがif文との組み合わせの一例です
その他のアクション
その他のアクションに関しては以下からどうぞ
