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このページではiPhone/iPad/Macで使えるショートカットのSSH経由でスクリプトを実行と、シェルスクリプトの使い方を解説しています。
更新履歴など
2022/11/2:macOS VenturaとiOS16の内容をもとに新規公開。
SSH経由でスクリプトを実行
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは指定したリモートコンピュータに接続し、スクリプトを実行させる機能を持っています。
スクリプトの部分に処理内容を記載します。
ホストは接続性のPCのホストを入力します。ポートは接続用のポート番号です。ユーザは大抵rootだと思います。
認証はパスワードかSSHキーのどちらかを使用します。
入力の変数はショートカット内で生成した何かを渡す時に指定します。
シェルスクリプトを実行
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | × |
iPad | × |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションはMacでのみ実行可能です。
echo “Hello World”のところにスクリプトを記入します。最初から入力されているこれは「Hello Worldを出力」というものです。
シェルはざっくりと処理言語みたいな認識でOKです。デフォルトはzshとなっているのでこれでいいと思いますが、perlやpython3系を使いたい場合は選択肢から選びましょう。
入力はショートカット内で生成したものを受け付ける時に使用します。
入力を渡す方法はstdinへと、引数としての2つから選べます。
管理者として実行は権限が一番強い管理者でスクリプトを実行させます。
AppleScriptを実行
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | × |
iPad | × |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションはAppleが開発したAppleScriptを実行させる機能を持っています。Macでのみ使用可能です。
入力のところにショートカット内で生成したものをセットすればon runのinputにセットされます。
金槌アイコンはこの状態では一切意味をなさないんですが、何かしらのコードを入力した後でクリックすると、コードを色分けして見やすくしてくれます。
そして最初から書かれているスクリプトの中身は「受け取ったinputをreturnで出力する」というものです。そのため【テキスト】を置いた後でAppleScriptを実行を配置し、テキストに何かしらの文字を入力して実行するとそのまま出力されると思います。
以下をreturnの前に挿入して実行すると、メールアプリが起動します。
application "Mail.app" run
AppleScriptはそこまで難しくない割にアプリの起動とかAppleやMacならではみたいなことができるそうです。興味のある方は勉強して見てはどうでしょう。
JavaScript for Automationを実行
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | × |
iPad | × |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
これもスクリプト実行系でMacでのみ使用可能です。
入力はAppleScriptのアクションと同じく、runのinputにセットされます。
金槌アイコンもAppleScriptと同じく、コードの色分け機能です。
その下に書いてあるスクリプトが初期入力になっているものですが、中身を簡単に書くと「入力として受け取ったものをreturnで返す」というAppleScriptと同じものが書かれています。
こちらはAppleScriptではなくJavaScriptなので、こちらの方が使いやすいという方もいるかもしれません。
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