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このページではiPhone/iPad/Macで使えるショートカットのテキストに関するアクションをまとめて解説しています。
更新履歴など
2022/10/9:iOS16の内容にて書き直しました。テキスト関連のアクションを全てここに統合しました。
テキスト
OS | 使用 |
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iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションはデフォルトでは何も入っていません。中身に自分で好きなように入力することで自由に使うことができます。
多くの使い道としては、他のアクションへと渡すための定型文としての使い方です。通常のテキストと変数を組み合わせることで、かなり臨機応変にテキストを作成することができます。
数字を扱う際は【数字】を使用しましょう。とは言えショートカットは型変換を自動で行なってくれるので、極端に異なるデータ同士で無ければ意識せずとも使用可能な形式に変換してくれます。
入力からテキストを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは入力として受け取ったデータからテキストを取得します。
入力のところにデータをセットします。ここにはいろんなデータをセット出来ます。写真の場合はファイル名など、取得できるものが取得できます。
絵文字の名前を取得
OS | 使用 |
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iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch |
このアクションは入力として受け取った内容から絵文字を取得し、その絵文字の名前を返すという機能を持っています。
テキストのところにデータをセットします。絵文字を含むものでも含まないものでもOKです。
結果はその絵文字の名前を返します。1つのテキスト中に複数の絵文字が存在する場合、それら全てを返してくれます。
テキストを音声入力
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは音声入力を開始し、その内容をテキスト化する機能を持っています。
言語は日本語になっていますが、他の言語を選ぶこともできます。
聞き取りを停止はデフォルトでは停止後になっていますが、選択することで停止後/一時停止後/タップ時の3つから選ぶことができます。
停止後は聞き取りが停止したと認識されると自動で停止します。一時停止も似たような感じです。タップ時のみ、ユーザーが自分で終了時にタップするまでは聞き取り続けます。
テキストを読み上げる
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは入力として受け取った内容を読み上げてもらうという機能を持っています。
テキストの部分に【テキスト】などを使用し、読み上げてもらう内容をセットします。
完了まで待機はテキストの読み上げが終わるまで、ショートカットの処理を停止するかどうかを設定します。
速度・ピッチ・言語・音声はそれぞれ好みでセットしましょう。
テキストから読み上げオーディオを作成
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは入力として受け取ったテキストから、読み上げオーディを作成する機能を持っています。
テキストの部分に読み上げオーディオを作成したいテキストをセットします。
速度・ピッチ・言語・音声は好みのセットをしましょう。結果で生成されるオーディオは【サウンドを再生】とか【ファイルを保存】などで読み上げるか保存するかを選びましょう。
定義を表示
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは入力として受け取った単語の定義を取得・表示する機能を持っています。
単語のところに調べたい単語をセットします。複数ある場合とか、単語同士がくっついて別の単語になっている場合などは正常に取得ができないケースもあったりします。
PDFからテキストを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは指定したPDF書類からテキストを取得する機能を持っています。
ページのヘッダ・フッタは、取得したテキストの前後に入れるものになります。ここは任意なのでなくてもOKです。ページを統合はデフォルトでは有効になっています。無効にした場合どのような変化があるのかはいまいち分かりにくいのでなんとも言えません。
スペルを修正
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | 不明 |
このアクションは入力として受け取ったテキストのスペルを修正する機能を持っています。
テキストの部分に修正するテキストを指定します。ただこのアクションが正常に機能しているかどうかは怪しいので、正しい使い方の紹介とかは出来ません。
テキストを統合
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは入力として受け取ったテキストリストを指定した方法で結合する機能を持っています。
テキストリストには【リスト】を使用します。このリスト内に複数のテキストを指定し、そのテキスト同士を結合する使い方をします。
改行のところは選択すると改行/空白/カスタムの3つから選ぶことができます。改行や空白はそのままですが、カスタムは自分で任意の結合方法を選ぶことができます。何も入力しなければシンプルにくっつけます。
テキストを置き換え
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは入力として受け取ったテキストから指定したワードを別のワードに置き換える機能を持っています。
テキストの部分には【テキスト】などを指定しても良いですし、【入力からテキストを取得】などの結果を使用しても良いです。
こんにちはのところには置き換え前の単語をセットします。ここで指定した単語、次の単語に置き換えます。
世界のところに、置き換え後の単語をセットします。ここでセットした単語に変化します。
大文字/小文字を区別はデフォルトでは有効になっています。無効にすれば大文字小文字の区別なく、一致するアルファベットを変化させます。
正規表現はデフォルトでは無効になっています。正規表現とは「テキストのパターン」をセットし、そのパターンに一致するものを変化させるようなものです。
Macではショートカットの入力を使用することで簡単にテキストの一部を置き換えることもできたりします。
テキストを分割
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは入力として受け取ったテキストを指定した方法で分割する機能を持っています。
テキストのところに分割したいテキストをセットします。これは【テキスト】でも【入力を要求】でも、テキストならなんでもOKです。
改行のところを選択すると、改行/空白/1文字ごと/カスタムの4つが出てきます。これらは元々のテキストのどの部分で改行するかを指定することになります。
改行であれば元々の文章に改行がある場合、その改行ポイントで文章を分割します。
空白であれば元々の文章の空白があるポイントで文章を分割します。
1文字ごとの場合は元々の文章を1文字ごとで分割します。
カスタムは自分で任意の区切り文字をセットできます。文章中にその区切り文字がある場合、分割します。
結果は複数の結果で出てくるため、【リストから項目を取得】などで指定して取得しましょう。
一致するテキスト
OS | 使用 |
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iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは入力として受け取ったテキストに正規表現を使用して一致するテキストを検索する機能を持っています。
テキストの部分には検索対象とするテキストを設定します。
[0-9a-zA-Z]の部分に正規表現を記入するんですが、正直これは良く分かりませんし全然覚えていません。一応[]は「このカッコの範囲内にあるいずれか1文字にマッチする」ということは覚えています。
なので以下のように配置すると、それぞれの数字とアルファベットが含まれているので全てマッチして結果として帰ってきます。
そして()を使うと文字を1つのグループにまとめることができるそうです。つまり([0-9])で1グループ、([a-z])で2グループ目という扱いになります。これが次で紹介する一致するテキストグループを取得で活躍します。
一致するテキストグループから取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは一致するテキストの結果から、そのグループを取得する機能を持っています。
一致には上で紹介した【一致するテキスト】の結果を使用します。
グループのインデックスはこのアクションのグループ云々ではなく、【一致するテキスト】の正規表現のグループのことを指しています。その後の数字は正規表現のグループ1を取得するとかの数値です。
【一致するテキスト】側で、正規表現を以下のように設定します。
(\d{3})-(\d{4})
これは郵便番号を調べるための正規表現を()でグループ化したものです。これのグループ1は前半の3の方で、グループ2が後半の4の方になります。
そして一致するテキストからグループを取得で1か2を使用すると、郵便番号として検出されたテキストかつ指定したグループのテキストが出力されます。
グループのインデックスは選択するとすべてのグループという項目も出てきます。これは文字通り全てのグループを取得します。
大文字/小文字を変更
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch |
このアクションは入力として受け取ったテキストのアルファベットを大文字や小文字に変更する機能を持っています。
テキストの部分には変更したいテキストを指定します。
すべて大文字にするのところを選択すると色々と項目がでてきます。
すべて大文字/すべて小文字はそのままですね。
各単語を大文字にするは、文に使用されている全ての単語の頭文字を大文字にします。
タイトルケースは本のタイトルとかに使用される表記らしいです。
文の先頭文字を大文字にするは一般的な記述方法ですね。文章の先頭のみ大文字になり、その後の単語は全て小文字になります。
交互に大文字と小文字にするはどこで使うか分かりませんが、大文字と小文字を交互にしてくれます。
まとめ
テキスト関係のアクションはかなり数が多いですし、出番も結構おおいです。正規表現とかは無理して使わなくても良いので、その他の扱いやすいテキストのみでも十分活躍します。
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