こんな方にオススメ
2021/10月~2022/1月 iPadOS15にて確認した内容に更新
このページで解説する項目
このページでは「iCloudを利用する純正のフォルダ・ファイル関係のアクションの使い方」と、「Dropboxを利用するフォルダ・ファイル関係のアクションの使い方」をまとめて解説します。iPadOS15にてかなり種類が増えたので、このページ自体がすごく長くなっています。
フォルダを作成
【フォルダを作成:mac版】はこちら
「パスのショートカットの中にフォルダを作成」の青文字の部分を変更して使います。パスとは、簡単に言えば作成したいフォルダの名前。写真というフォルダを作成したい場合、パスの部分に写真と入力して実行すればOKです。
フォルダの中にフォルダを作りたい場合、パスの部分は親/子という順番で記入します。写真/10月などですね。/は半角で入力しましょう。
ショートカットの部分はフォルダを作成する場所になるんですが、置き換えをタップすることで保存先を選ぶことが出来ます。
フォルダの内容を取得
「フォルダ”フォルダ“の内容を取得」の青文字の部分を変更して使います。フォルダには中身を取得したいフォルダを指定します。このアクションではフォルダを探すモードが起動するのでパスを入力したりすることはありません。
追加オプションで再帰的にチェックを入れると、「内容取得としたフォルダの一番下を検索」というモードになります。つまり写真/10月/写真Aという階層になっている場合は結果は写真Aが出力されます。チェック無しだと、写真フォルダを選択した場合は10月フォルダが結果として出力されます。
フォルダからファイルを取得
「example.txtのパスにあるショートカットからファイルを取得」の青文字の部分を変更して使います。このアクションはかなり難解なアクションなので、正確な使い方が出来ているか怪しいですが予めご了承。翻訳の仕方が悪いのか、何が言いたいのかわからないやつはたまにあります。
example.txtにはフォルダ名を入力し、ショートカットの部分は指定したフォルダの1つ上の階層を指定。これで実行することで、エラー無く結果が出力されます。結果はFolder(name)という構造になっていて、フォルダが出力されている模様。ただしフォルダ関係のアクションの数が少ないことと、取得してなにかに使えるのかっていう謎があるのでこれ以上は不明です。
フォルダ
【フォルダ:mac版】はこちら
「フォルダ」というアクションだけが追加されると思います。これは「指定したフォルダを次のアクションへ渡すだけの機能」を持っています。つまり毎度毎度選択する手間を省けるというメリットがあります。それだけです。
ファイル
【ファイル:mac版】はこちら
カンの良い方なら分かると思いますが、これは上記のFolderのファイル版です。
ファイルを保存
【ファイルを保存:mac版】はこちら
「ファイルを保存」の青文字の部分を変更して使います。ファイルの部分はテキストを直接変数でつなげても問題ありませんが、写真などは設定しても無理でした。テキストはOKらしいです。
追加オプションをタップすると、保存先の指定や保存時の上書き設定が行えます。
保存先のチェックを無効にするとアクションの説明にルート階層、サブパスという指定が行えます。ルート階層は通常は一番上という意味合いですが、このアクションのルート階層は任意のフォルダを指定出来ます。例えばショートカット/写真/10月というフォルダのうち、写真のフォルダを指定することも出来ます。サブパスには10月と入力すれば、自動的に10月フォルダの中にテキストファイルが作成されます。
ファイルが存在する場合は上書きのオプションはそのままの意味です。例えば写真フォルダの中にすでにテキストが存在する場合、新たに作ったテキストは名前が自動で-2が付与されますが、このオプションを有効にしている場合は元のテキストに新たに上書き保存します。
ファイルを選択
【ファイルを選択:mac版】はこちら
「ファイルを選択」の青文字の部分を変更して使います。これは「入力を要求」のファイル/フォルダ版という認識で構いません。【入力を要求】はテキスト・数字の入力を求めるアクションですが、このファイルを選択はファイルまたはフォルダの選択を求めるアクションです。
ファイルの部分をタップするとフォルダへの切り替えなどが行なえます。追加オプションをタップすると、複数選択を有効にするか無効にするか選べます。
ファイルを削除
【ファイルを削除:mac版】はこちら
「ファイルを削除」の青文字の部分を変更して使います。これはその名の通り、指定したファイルを削除するアクションです。削除前に確認とかは無く、アクションの説明にも「ゴミ箱や最近削除した項目に移動せず、即座に削除します」と書かれています。扱いには注意しましょう。
ファイルを移動
【ファイルを移動:mac版】はこちら
「ファイルをショートカットへ移動」の青文字の部分を変更して使います。これはファイルAをフォルダBへ移動という単純なものです。追加オプションの【既存のファイルを置き換える】は移動先に同名ファイルがある場合の処理を決めることが出来ます。有効にすれば「移動先にある同名ファイルに上書き」となり、無効ならエラーで中断となります。
ファイルへのリンクを取得
「ファイルへのリンクを取得」の青文字の部分を変更して使います。ファイル限定で、フォルダには使えません。その上、取得するのはiCloudリンクです。適当なフォルダで取得してみれば分かると思いますが、URLがめちゃくちゃ長いです。そしてブラウザで開いてダウンロードするかどうかの確認しか行えないので、中身確認とかは出来ません。
ファイルの名前を変更
「ファイルを名称へ名称変更」の青文字の部分を変更して使います。ファイルを指定し、そのファイルの名前を名称に入力したものに変更するというアクションです。
ファイルAをtestへ名称変更とすると、ファイルAという名前がtestへ変更されます。
テキストファイルに追加
「テキストをショートカットへ追加」の青文字の部分を変更して使います。
テキストの部分には元のテキストファイルに追加する内容を指定します。これはテキストアクションをマジック変数で繋げば問題ありません。
ショートカットの部分は追加したいファイルがある階層を指定します。例えばショートカット/写真/10月/テキスト.txtという階層があり、テキスト.txtに追加したいとします。この場合、ショートカットの部分をタップして10月を指定します。そして下部のファイルパスに、テキスト.txtと拡張子も含めてファイル名を入力します。
追加の部分をタップすると、先頭に追加するかどうかを選べます。このアクションは基本的に末尾に追加していくアクションなので、先頭に追加する必要がある場合はここで指定します。
新しい行を作成を有効にすると追加の度に改行してくれます。無効にすると改行無しでどんどん繋げていく感じになります。
ファイルにフィルタを適用
「ファイルにフィルタを適用」の青文字の部分を変更して使います。しかしこれはこのページで紹介した「フォルダの内容を取得」からマジック変数でつなぐのが正解です。フォルダ”ショートカット”のままでも正常に機能しますが、フィルタ次第で目的のファイルが探せるかどうかが大きく変わります。
フォルタでは以下が指定可能。
- ファイルサイズ
- ファイル拡張子
- 作成日
- 最終変更日
- 名前
それぞれ第二条件が違うので実際に見てもらうほうが早いと思いますが、便利なのは以下。
- ファイルサイズ→次と同じか次より大きい→容量の大きいファイルを簡単に見つけられる
- ファイル拡張子→次を含む→.txtなど、任意の拡張子を持つファイルだけを取得できる
予めファイルやフォルダを指定するのならFolderやファイルを使いましょう。
ファイルの詳細を取得
「ファイルサイズをファイルから取得」の青文字の部分を変更して使います。ファイルサイズの部分をタップすることで、他の項目への切り替えも可能。項目は以下。
- ファイルサイズ
- ファイル拡張子
- 作成日
- 最終変更日
- 名前
- マジック変数
ファイルの部分は「取得したいファイルが決まっている場合」は【ファイル】のアクションを使いましょう。それ以外の場合は【ファイルを選択】のアクションを使いましょう。
ファイルを開く
【ファイルを開く:mac版】はこちら
「ファイルをデフォルトのAppで開く」の青文字の部分を変更して使います。これはファイルを別アプリで開くという使い方になります。追加オプションの”次の方法で開く”メニューを表示を有効にすると、アクション実行の度に”次の方法で開く”というメニューが出て、ファイルを開くアプリを選ぶ画面になります。
Dropboxファイルを取得
このアクションはDropboxを利用します。書類ピッカーを表示を有効にしているとアクション実行時に書類を探す画面になります。無効にした場合、ファイルパスを記入します。Dropboxでファイルパスを取得とかできればそれでOKですが、なんせ自分はDropbox使ってないので細かいことまでは分かりません。
複数を選択を有効にすると、書類ピッカーで選択時に複数選べます。ただし書類ピッカーが無効になっていると使えません。
Dropboxファイルを保存
ファイルの部分にテキスト等をマジック変数などで繋ぎます。保存先を尋ねるを有効にしていると、アクション実行の度に保存先を聞かれます。無効にすると、保存先のパスを入力するエリアが出てきます。
既存のファイルを置き換えるを有効にすると、既存のファイルが消滅して新たに作成したファイルが残ります。無効の場合はコピー等が作成されます。
Dropboxテキストファイルに追加
「テキストを追加」の青文字の部分を変更して使います。これはこのページで解説している【テキストファイルに追加】と全く同じです。
まとめ
ファイル関係は以前と比べると数が大きく増えましたが、シンプルなものが増えた印象です。この中でよく使うのは人それぞれかもしれませんが、テキストファイルに追加は頻度が多そうなのでしっかり覚えておきましょう。