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このページではiPhone/iPad/Macで使えるショートカットのQRコード関連のアクションをまとめて解説しています。
更新履歴など
2022/10/9:iOS16の内容をもとに書き直しました。
QRコードを生成
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは入力として受け取ったテキストからQRコードを生成する機能を持っています。
テキストの部分にQRコード化したいテキストを指定します。【テキスト】であらかじめセットした定型文でもOKですし、【入力を要求】で受け付けた内容でもOKです。
エラー訂正は低/中/Q/高の4種類あります。これらは「誤り訂正機能」というもので、簡単に言えばコードが汚れていてもある程度修復して読み取れるようにするというものです。低は7%が破損していてもOK、中は15%、Qは25%、高は30%とだんだん大きくなっていくのが特徴です。ただしエラー訂正を大きくするとコードのデータサイズが大きくなる点には注意しましょう。
QRまたはバーコードをスキャン
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | × |
Apple Watch | × |
このアクションはカメラ機能を使って、QRコードやバーコードをスキャンする機能を持っています。
細かい設定等はなく、シンプルに読み取るだけです。結果はQRコードならばテキストやURLを返します。バーコードをスキャンした場合はJANコードを読み取ります。JANコードを【Webで検索】で検索すれば、商品を一発で調べることができます。
QRコードの機能を紹介
ここからは実用的かどうか知らないけど一応QRコードの便利機能を紹介しておきます。
テキストの格納量
QRコードは従来のバーコードより多く、最大で7089文字の数字を含むことができます。従来のバーコードは20桁程度だそうです。
URL
QRコードはURLを格納することができます。特に特殊な書き方をするわけでもなく、【URL】を【QRコードを生成】に渡すだけでOKです。
読み取る際は【QRまたはバーコードをスキャン】の後に【URLを開く】を配置しておきましょう。
以下はQR生成側。
そして読み取る側は以下の通りです。
Wi-Fiのアドレス・パスワードを共有
これもQRコードの基本機能として搭載されています。Wi-FiのSSIDとパスワードが必要になりますが、設定さえしてしまえば簡単に接続用QRコードを生成することが可能になります。
これには特別なテンプレートを使用しますが、以下の通りです。
この呪文を解説していく前に、まずは:と;の2種類の区切り記号があることを覚えておいてください。;はセミコロンと言って、下が伸びています。対する:はコロンと言って、どちらも丸です。そして文中にある<>は完成時に全て撤去します。
このテンプレはセミコロンで1つの命令が区切られています。そのため最初のS:SSID;が1つ目となります。これはSSIDと言って、簡単に言えばWi-Fiの名前にあたります。Baffaloとか表示されてるアレです。
次のT:<WEP|WPA|無記入>;のところは、どれか1つを書く場所になります。Wi-FiにはWEPとかWPAとかいうセキュリティの種類がありますが、WEPは古い機種・無記入はパスワード無し・WPAが一般的という感じです。書くならT:WPA;ですね。
P:パスワード;はそのWi-Fiのパスワードを記入します。大体はルーターの底とかに貼ってあるシールに書いてありますね。
SSIDがABCD、パスワードが12345のWi-Fiに接続するには以下のように書きます。
WIFI:S:ABCD;T:WPA;P:12345;;
これでQRコードを生成して読み込んでもらうと、そのWi-Fiへと参加することができるようになります。
まとめ
以上がショートカットのQRコードアクションの解説となります。基本的にはテキストをやり取りするときに使えるというものです。URLやWi-Fi、他にはメールの送信などの機能もあるので興味のある方は調べてみてください。
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