このページについて
このページではiPhone/iPadで使えるショートカットをウィジェットに表示する方法を解説しています。さらにそのウィジェットでどのショートカットを表示するかを選ぶ方法も解説しています。
更新履歴など
2022/9/17 iOS16をベースに書き直しました。
2023/8/14:iOS17の内容について一部変更
ウィジェットについて
いつか忘れましたが、実装されたウィジェットはiOS17の現在も引き続き利用されている機能の1つです。ウィジェットは簡単に言えばアプリの一部をホーム画面などに配置し、アプリを開く事なく情報を見たり実行させたりする事ができます。
そんな便利なウィジェットはショートカットも使用可能なので、ホーム画面で1タップするだけで指定した処理を自動でおこなってくれる大変便利な仕組みを実現することができます。
ウィジェット作成の前の準備
ウィジェットを実際に作成する前に、まずはショートカット側で準備が必要です。
ウィジェットでは「表示するフォルダ」を指定するんですが、このフォルダを作成するのはショートカット側での作業となります。
ショートカットアプリを開きます。そしてiPhoneならこの画面を開きます。
iPadなら右のメニューバーアイコンをタップして、この画面を表示します。
そしてiPhoneは右上、iPadは左下のフォルダアイコンをタップして、ウィジェットに表示するためのフォルダを作成します。こんなやつです。
アイコンやフォルダ名は自分のわかりやすいもので構いません。自分は既に作ってあるものだと、iPhone(ウィジェット)とかiPad(ウィジェット)と作成して居ます。
ウィジェットから起動したいショートカットを移動させる
次の手順はウィジェットで使いたいショートカットを、先ほど作成したウィジェット専用フォルダに移動させることです。移動させるにはショートカットを長押しし、移動をタップして移動先を指定するだけでOKです。
ウィジェットでの操作
ここからは実際にウィジェット側での操作となります。iPhoneもiPadも同じ手順のところは同時に進行します。
全体の手順をまずは簡単に書くと
- ホーム画面の何もないところを長押し
- 左上の+マークをタップ
- ショートカットをタップ
- ショートカットフォルダを選び、ウィジェットを追加をタップ
- 作成されたウィジェットをタップし、表示するフォルダを指定する
それぞれ解説していきます。
まず1から4まではそのままですね。長押ししてホーム画面の編集を起動したら左上の+マークをタップします。
そしてショートカットを選び、ショートカットフォルダを選びます。1つだけを配置するならフォルダではなく一番左の単体のやつを選びますが、フォルダの方が設定が簡単なのでフォルダを選びます。
選んだ時点ではこの様にずらーっと並んでいます。ただこれは「すべてのショートカット」フォルダが表示されていて、ウィジェット用に作って居ないものまで表示されています。
この状態でウィジェットを追加をタップします。そしてホーム画面に現れたウィジェットをタップすると、表示するフォルダを選べるのでウィジェット専用フォルダを指定します。
これを実行すれば、ウィジェットに表示するショートカットをあらかじめ選び抜いた状態にできます。この方法でウィジェットを作成するわけですが、iPad用とiPhone用でそれぞれ分けておけば全く異なるウィジェットとして機能させることも可能です。
ホーム画面に単体で配置
ウィジェットではなく、ホーム画面に単体で配置する方法も解説します。これはウィジェットとは違って事前準備が不要です。
ショートカットを長押しし、共有をタップします。
そして下の方にある、ホーム画面に追加をタップします。
これでホーム画面に単体での配置が可能となります。ちなみにiPadでは単体配置ならDockに置くこともできます。自分の今の端末では赤い四角で囲ったものが、単体配置のショートカットになります。
Macの場合
Macの場合、基本的にはデスクトップ上ではなくDockに配置することになります。そしてmacOS SonomaではiPhone等と同様に、デスクトップにウィジェットを配置することが可能になりました。
単体で配置
単体配置の場合は使いたいショートカットを右クリック→Dockに追加でOKです。あとは好きな位置まで移動させておきましょう。
macのウィジェット
macOS Sonomaで使えるようになるウィジェットでの配置は基本的にはiPhone等と同様の手順で行います。
- デスクトップで右クリックし、ウィジェットを編集をクリック
- 左メニューからショートカットを選び、ウィジェットの大きさを指定
- 配置したウィジェットを右クリックし、編集する
- ウィジェットに表示したいフォルダを選ぶ
基本的にはこんな感じになります。
ウィジェットの大きさに関しては配置後にも変更可能です。
デスクトップ上でクリックすればそのショートカットを実行させることができます。
Apple Watchについて
Apple Watchでもコンプリケーションを使って文字盤に特定のショートカットを配置することができます。残念ながらWatchOS10でも使用時の確認は出てきます。
iPhoneのWatchアプリでも良いですし、Watch本体から文字盤を編集してもいいですがとりあえずはコンプリケーションで使いたいショートカットを選ぶだけです。
起動すると確認が出てきますが、現状ではこれを省略する設定等はありません。
まとめ
ウィジェットからショートカットを起動する際にはあらかじめフォルダ事に分けておき、ウィジェット専用ショートカットを指定する必要があります。
あとはホーム画面に単体で配置することもできるので、iPadならDockに入れておくだけでホーム画面に戻らずにショートカットを実行できる様になります。macも大変便利になりました。
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