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【iPhone/iPad/Mac】ショートカットのウィンドウ操作の全アクション解説

ウィンドウアクション解説 ショートカット
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書いた人
あいりゅー(irilyuu)

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このページについて

このページではiPhone/iPad/Macで使う事ができるショートカットのウィンドウ操作関係の全アクションの解説をしています。

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ウィンドウのサイズを変更

OS使用
iPhone×
iPad×
Mac
Apple Watch×

ウィンドウのサイズを変更

このアクションは指定したウィンドウの大きさを指定したサイズ/場所へ変更する機能を持っています。

ウィンドウの部分を選択すると、メニューが出てきます。この段階では特に意味はありませんが、下で解説する【ウィンドウを検索】を使って条件に一致するウィンドウを自動でセットする事が可能です。

画面に合わせるを選択すると、変更後のウィンドウのサイズや場所を指定する事ができます。選ぶ事のできる項目は以下の通りです。()のアルファベットはこの下に乗っけた画面分割の配置と照らしあわせてもらえればわかると思います。

画面に合わせる
フルスクリーンとまではいかないものの、最大化状態にします(ABCD)
上半分
画面の上半分の大きさに変化させます(AB)
下半分
画面の下半分の大きさに変化させます(CD)
左半分
画面の左半分の大きさに変化させます(AC)
右半分
画面の右半分の大きさに変化させます(BD)
左上4分の1
画面の左上の大きさに変化させます(A)
右上4分の1
画面の右上の大きさに変化させます(B)
左下4分の1
画面の左下の大きさに変化させます(C)
右下4分の1
画面の右下の大きさに変化させます(D)
大きさ
幅と高さを任意の大きさで設定可能

という事でざっくりしたチートシートを載っけておきます。

画面分割

画面分割はこのような感じのイメージで考えてもらうと簡単です。例えば左半分ならAC、右下ならDの位置にそれぞれウィンドウが動きます。

ちなみに大きさで使用できるウィンドウのサイズを知りたい場合は左上のりんごマーク>このMACについて>ディスプレイの順にクリックする事でディスプレイの解像度を調べる事ができます。

最前面へを有効にすると、移動と同時にウィンドウを最前面へ出す事が可能となります。

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ウィンドウを検索

OS使用
iPhone×
iPad×
Mac
Apple Watch×

ウィンドウを検索

これは実行したMacで開かれているウィンドウを検索します。

フィルタを追加をクリックすると、検索条件を細かく指定する事ができます。

一番左の検索条件と検索対象は以下の通りです。

非表示
非表示になっているアプリを対象に検索します。
表示されている
表示されているアプリを対象に検索します。
Appの名前
アプリの名前で検索します。
ウィンドウの横幅で検索します。
高さ
ウィンドウの高さで検索します。
Xの位置
ウィンドウの左端の位置で検索します。
Yの位置
ウィンドウの上の辺の位置で検索します。
ウィンドウインデックス
ウィンドウごとに割り振られた番号で検索します。
名前
アプリの名前を対象に検索します。

おそらくはアプリの名前検索が用途として多いかなと思うので、それの使い方だけでも覚えておきましょう。

真ん中の検索条件は以下の通りです。

が次と等しい
検索ワードと一致するウィンドウのみ返します
が次と等しくない
検索ワードと一致しないウィンドウのみ返します
が次を含む
検索ワードをどこか一部でも含むウィンドウを返します
が次を含まない
検索ワードを全く含まないウィンドウを返します
が次で始まる
検索ワードから始まるウィンドウを返します
が次で終わる
検索ワードで終わるウィンドウを返します
が次より大きい
検索数値以上のウィンドウを返します
が次よりも大きいか等しい
検索数値と同じか、大きいウィンドウを返します
が次より小さい
検索数値より小さいウィンドウを返します
が次よりも小さいか等しい
検索数値と同じか、小さいウィンドウを返します

基本的にはテキストのみ扱える条件と、数値のみ扱える条件の2種類があるのでそこさえ間違えなければ問題ないと思います。

最後の検索ワード/検索数値は好きなワードを設定しましょう。ただし空白にするとエラーが出るものもあるので、何かしら入れておきましょう。

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ウィンドウを移動

OS使用
iPhone×
iPad×
Mac
Apple Watch×

ウィンドウを移動

このアクションは上で紹介した【ウィンドウのサイズを変更】と似ていますが、より細かい配置が可能となっています。

ウィンドウの部分はサイズ変更と同じく、【ウィンドウを検索】の結果を使用します。

中央の部分をクリックすると配置場所を選べるんですが、ここで1つ覚えておかなければならないのが、ウィンドウのサイズ自体は変更しないという点です。サイズ変更をしたいならサイズ変更のアクションを使いましょうってことですね。

左上
画面左上に移動させます
中央上
Aの位置に移動させます
右上
画面右上に移動させます
中央左
Cの位置に移動させます
中央
x軸、y軸ともに中央に配置します
中央右
Bの位置に移動させます
左下
画面左下に移動させます
中央下
Dの位置に移動させます
右下
画面右下に移動させます
座標
座標指定でウィンドウを移動させます

AとかBっていうのは下の画像に対応しています。

画面の移動対応表

おおよそですが、それぞれの位置に移動します。

座標のみ、xとyを指定します。これは画面の左上の角をどこに配置するかという指定なので、これまたウィンドウのサイズ自体を変更するわけではありません。

最前面へを有効にすると、移動と同時に最前面へウィンドウを移動させます。不要な場合は無効にしておきましょう。

ディスプレイでウィンドウの移動先を別ディスプレイに指定することもできるようになりました。

ステージマネージャを設定

OS使用
iPhone×
iPad
Mac
Apple Watch×

ステージマネージャを設定

このアクションはiPadOS16、macOS Venturaで実装されたステージマネージャのオン・オフを切り替えることができる機能を持っています。

オンのところをクリックするとオフに切り替え可能です。また、変更の部分をクリックすると切り替えという項目を選ぶこともできます。切り替えは現在の状態を取得し、逆の状態にしてくれる機能です。

Dockを表示はステージマネージャの使用中に画面下部にDockを表示するかどうかっていう設定です。mac版のみ、オプションで毎回尋ねるとかも選べます。

最近使用したアプリを表示は画面左側に並ぶミニウィンドウのことです。これもmac版のみ、毎回尋ねるっていうオプションがあります。

ステージマネージャの自動切り替え

これは完全に余談なんですが、自分が使ってる1つの方法と使い方の例として紹介します。

iPadでゲームするときにオートメーションでステージマネージャをオフにし、ゲームを終了したらステージマネージャをオンにする。たったのこれだけですが、案外便利です。実際にどのように組むかは2パターンあるので軽く紹介します。

まずは集中モードのゲームと連動する方法です。こちらは集中モードがオンになると同時に切り替える作りになるため、オートメーションの管理が楽になるというメリットがあります。

  1. 対象のゲームアプリと集中モードのゲームを連動しておく。ゲームモードの起動条件に対象のゲームアプリを登録でOK
  2. ショートカットのオートメーションで「ゲームモードが起動したら」を選び、【ステージマネージャを設定】でオフに変更。
  3. 再びオートメーションで、「ゲームモードが終了したら」を選び、【ステージマネージャを設定】でオンに変更。

次にアプリ単体に連動する方法です。こちらはオートメーションの管理が増える一方で、「このアプリは別にステージマネージャでも良いけどこっちはオフにしたい」という柔軟なスタイルに対応できるのが強みと言えます。

  1. ショートカットのオートメーションで「アプリが起動したら」を選び、【ステージマネージャを設定】でオフにする。
  2. ショートカットのオートメーションで「アプリが終了したら」を追加し、【ステージマネージャを設定】でオンにする。

たったのこれだけで手動で切り替えたり、どちらか一方を使い続ける選択を迫られることもなくなります。

ステージマネージャの変更履歴

ここで軽くステージマネージャの変更履歴について書いておきます。

2022年のiPadOS16、macOS Venturaにて実装されたこれらは当初は評判悪かったです。macOSでは実装時からずっとステージマネージャを使っていますが、iPadではオフでした。ウィンドウのサイズ調整がほぼ固定サイズなのと、ゲームやるときにいちいちウィンドウサイズを大きくする必要があったからです。

2023年のiPadOS17、macOS Sonomaでは主にiPadに変更がありました。mac版は特に変わっていないように感じます。iPadではサイズ調整がより柔軟になり、設定画面の項目も増えました。ショートカットとの連動でオン・オフの切り替えも柔軟になったので、今後は使っても良いかなって気はします。

ディスプレイを検索

OS使用
iPhone×
iPad×
Mac
Apple Watch×

このアクションはMac限定です。Macに接続or内蔵のディスプレイを検索して表示してくれます。

ディスプレイを検索

フィルタを追加することで検索条件を設定できます。

フィルタを追加の検索条件

こんな感じで条件を設定し、それぞれのディスプレイを結果として出してくれます。

M2Airだと外部ディスプレイは1枚に制約されているので内蔵+1の最大2枚ですが、Mac ProとかMac Studioとか外部ディスプレイをたくさん装備可能なMacの場合はこれで結果がたくさん出てくると思います。

これの結果はとくにどっかに使えるとかではない気もします。

まとめ

macOSでのみ使える機能のウィンドウ関連操作ですが、うまく使うことができればわざわざ画面をドラッグして別画面へなんて操作もしなくて済みます。ステージマネージャはいまだに賛否が分かれますね。

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