このページについて
このページではmacOSにてお手軽にgif画像を撮影出来るGifoxの使い方を解説しています。
Gifox 2
アプリ名 | Gifox 2 |
開発者 | InteractiveWotks |
インストール | AppStore |
対応OS | macOS |
価格 | 基本無料 |
言語 | 英語のみ |
このアプリは基本無料でインストール出来ますが、有料で機能が解放されます。詳しくは後で紹介します。そして言語が英語のみとなっていますが、このページで取り扱う内容さえ覚えてしまえば何の問題もありません。
Gifox 2の初期設定
インストールして起動すると、この画面になると思います。上から順に
- gifの保存先
- mac起動時にGifoxを自動で起動するかどうか
- 使用データを送信するかどうか
それぞれチェックマークとかで設定したらContinueをクリックし、無料版の案内を読みます。
Gifox 2の無料版の制限
この無料版ではgifの撮影時間は9分49秒までしか録画することが出来ず、撮影したgifの右下にウォーターマークが入るようになります。ロックを解除するには有料版の購入をするか、Setapp経由でのインストールをする必要があります。
ちなみにプロ版は日本円で1840円(記事作成時点)です。Setapp経由で使用しているのでAppStore版の購入はしていませんが、Setappの月額料金より少しお高めですね。とは言え買い切りなので長い目で見たら安いでしょう。
他に使いたいアプリがあるならSetappの方が安く、そうでない場合はAppStore版の方が安いという認識で問題ありません。
Gifox 2の使い方
早速gifを撮影する方法とかを紹介します。インストール後、メニューバーに狐のアイコンが表示されていると思います。それをクリックするとこんな画面になると思います。
左下のオレンジが有料版の購入になります。この画面の見方を簡単に説明すると以下のようになります。
- 範囲選択モード
- ウィンドウ選択モード
- 動画をgifへ変換するモード
- 保存フォルダを開く
- Gifox 2の設定を開く
- Gifox 2でメールを開き、エラーなどを送信する機能
- Gifox 2のメニューを開く
という機能になっています。
Gifox 2のショートカットキー
メニューバーからいちいち録画モードを指定することなく、ショートカットキーで呼び出すことが出来ます。そして撮影モード選択後や撮影中にも特定のキーが専用機能に置き換わります。
⇧はシフトキーを、⌘はコマンドキーを意味しています。
⇧⌘6 | 範囲指定モード |
⇧⌘7 | ウィンドウ指定モード |
⌘A | 全画面撮影 |
⌘D | 選択解除 |
Esc | 選択キャンセル |
スペースキー | 撮影モード選択後、撮影開始 |
⌘Esc | 撮影終了する |
撮影に関するものはこれぐらいですが、最後の二つが全く分かりませんでした。
Gifox 2でgif撮影
いよいよgif撮影をしてみます。その前に、出来上がりのgifに関する設定をしましょう。メニューバーの狐から歯車の設定マークをクリック。そしてCaptureをクリック。
Captureの項目Cursor(カーソル)、Mouse interactions(クリック場所を示すエフェクト)、Keyboard interactions(キーボード入力を表示)、Window shadow(ウィンドウの影かなにかを撮影するかどうか)、Desktop background(デスクトップ壁紙を撮影するかどうか)にそれぞれチェックを入れたり外したりしましょう。自分はカーソル、キーボードの3つを使用しています。
gif品質設定
設定のExportをクリックすると、完成品のgifに関する設定が行えます。
Frame rate, f/sではgifのフレームレートを指定出来ます。gifや動画は「1秒間にx枚の画像を表示することでアニメ表示を可能にしている」というのは有名な話ですが、このxの値に入るのがフレームレートです。つまり初期設定の17.5だと「1秒間に17.5枚の画像を表示」ということになります。この数値が大きければ大きいほど映像としてはなめらかになりますが、容量は大きくなります。
Speed multiplierはgifの再生速度を指定できます。通常は1.0で良いと思います。
Repeat countはgifのループ再生回数を指定出来ます。初期値は無限になっているので、永遠と再生する設定になります。
Repeat pause, s はループ再生のインターバルを指定出来ます。初期値の1.0の場合は再生後、1秒の間をあけてループに入るという設定です。
Resizeで完成品の縦横サイズを変更できます。gifの容量を節約するにはフレームレートと縦横サイズを変更するのが一番手っ取り早いので、ここで予め容量削減を目指すのもいいと思います。初期値はNone(変更なし)ですが、他に3つ選択出来ます。後から他のソフトで編集するなら初期値でOKでしょう。
Max.colorsはgifに使用する色の数を指定出来ます。gifはその仕様上256色しか使用出来ませんが、初期値は192色になっています。お好みで。
Color paletteは使用する色パレットを指定出来ます。Globalだとgif全体で一つのパレットを、Pre-frameは1フレームごとに最適化されたパレットを使用することになります。色はPre-frameの方がキレイになりますが、その分容量はかなり大きくなります。参考程度に、ffmpegで同様のpalette関連を使用した後のgif容量比較を掲載しているので良かったら見てみてください。
DitherとBayer scaleに関しては初期値のままでOKです。
実際に撮影
試しに範囲指定での撮影から。⇧⌘6を押して、スペースキーを押すと撮影開始。メニューバーの狐のアイコンが撮影時間表示に変わるはずです。
適当に撮影したら、⌘とEscキーを押して撮影終了。完成品は初期設定で指定したフォルダに入っています。
動画をgifに変換
Gifox 2のもう一つの機能である動画からgifへ変換するモード。メニューバーの狐をクリック後、左から3番めのアイコンをクリック。するとVideo → Gifという物が出てきます。ここに動画をドラッグ&ドロップすれば開始されますが、狐の穴をクリックしてファイル選択することも可能です。
変換が終わると、初期設定のフォルダに保存されます。
まとめ
Gifox 2はMacでお手軽にgifを撮影出来るソフトとして結構有名です。以前は価格がやすかったらしいのですが、突然の値上げがあって一時期話題になったらしいです。そのあたりはどうでもいいんですが、お手軽にgifを撮影したいという方には便利なソフトです。
ffmpegで変換するには色々と打ち込む必要があるので、個人的に簡単なものならこれで撮影してしまいます。ただし動画は撮影出来ないので、CleanShot Xとの併用でうまくやって行けています。CleanShot XもSetappにあるアプリなので、かなりいい感じの使い分けもできている感じです。
その他、自分が使っていて便利だと思ったMacアプリは以下からどうぞ
