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【iPhone/iPad/Mac】ショートカットのファイル/Finder/Dropboxの解説まとめ

ショートカット
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書いた人
あいりゅー(irilyuu)

メインはApple製品(iPhone・iPad・Mac・Watch)と、SwiftとSwiftUIです。ポケカも好きです。
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このページについて

このページではiPhone/iPad/Macで使うことができるショートカットのファイル関係の全アクションの解説をしています。

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更新履歴など

2022/9/25:iOS16の内容をもとに書き直しました。

2023/8/15:iOS17の内容を元に書き直しました。

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ファイル

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイル

このアクションは指定したファイルを次のアクションへと渡す、ただそれだけの機能を持っています。

ファイルの部分に次に渡したいファイルを指定します。自動でiCloudで使用したファイルがずらーっと表示されたりします。

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ファイルの名前を変更

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイルの名前を変更

このアクションはその名の通り、ファイルの名前を変更することができます。

ファイルの部分に変更したい名前のファイルを指定します。

名称のところには変更後のファイル名を入力します。

ファイルへのリンクを取得

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイルへのリンクを取得

このアクションは指定したファイルへのリンクを取得する機能を持っています。取得できるのは【ファイル】と同じくiCloudにある自分のファイルなので、そのファイルへのリンクを取得できる機能になります。

ファイルを移動

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

フィルを移動

このアクションは指定したファイルを指定した別の場所へ移動させる機能を持っています。

ファイルの部分に移動させたいファイルを指定します。

ShortcutsをタップするとファイルやFinderが起動します。ここで移動先を選ぶんですが、iPhoneやiPadの場合は右下のブラウズをタップして他のフォルダを選ぶことができます。

Macの場合はFinderで移動先を選ぶだけなので簡単です。

既存のファイルを置き換えるを有効にすると、移動先に同じ名前のファイルがあった場合に上書きします。無効にした場合は元々のファイルは保持し、新たに移動するファイルをコピーとして保存します。

ファイルを削除

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイルを削除

このアクションはシンプルにファイルを削除する機能を持っています。

ファイルのところに削除したいファイルを指定します。ショートカットの入力などをうまく使うとかなり便利です。

すくに削除を有効にすると、確認無しにファイルの削除が実行されます。確認したい場合はオフにしておきましょう。

ファイルを選択

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイルを選択

このアクションはアクション実行時にファイル/フォルダを選択する画面を立ち上げる機能を持っています。

ファイルの部分をタップするとフォルダとの切り替えが可能です。あとはファイルかフォルダを指定するだけで、その選んだものが次のアクションへと渡されるという仕組みになります。

【写真を選択】とかのファイルやフォルダ版と思ってもらって問題ありません。

複数を選択を有効にすると複数のフォルダやファイルを選択可能になります。1つでいい場合は無効にしておきましょう。

ファイルを保存

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイルを保存

このアクションは指定した場所にファイルを保存するという機能を持っています。

ファイルのところに保存するファイルの名前を設定します。拡張子は自動で判断してくれるらしいです。

保存先を尋ねるを有効にしておくと、アクション実行時に保存先を聞かれます。常に固定位置に保存するならオフにしておきましょう。

無効にすると保存先のパスなどを指定する必要があります。そして無効にした場合のみ、上にShortcutsという設定項目が出現します。ここで保存先のフォルダを指定します。そして下にあるパスに関してですが、ここで設定するのは保存先フォルダの中での階層になります。

つまりShortcutsに保存→サブパスでtest/test.txtとした場合、最終的に保存されるのはShortcuts/test/test.txtということになります。

ファイルが存在する場合上書きは同名ファイルの存在時に上書きを自動で許可するか確認するかを選べます。有効にすれば自動で上書きし、無効にすれば確認されます。

ファイルにフィルタを適用

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイルにフィルタを適用

このアクションは条件に一致するファイルを探して結果として出してくれる機能です。

ファイルの部分に検索対象とするファイルの一覧を設定します。これは【リスト】でもいいですし、【フォルダ】を指定してその中にあるファイルを一括で検索対象にすることもできます。

フィルタを追加することで検索時の条件を細かく指定することができます。

一番左の条件は以下から選ぶことができます。

ファイルサイズ
ファイルサイズを調べます。これのみ、追加で一番右端で容量の単位を設定できます。
ファイル拡張子
ファイルの拡張子を基準に調べます
作成日
ファイルの作成日を基準に調べます
ファイルパス
ファイルのパスを基準に調べます
最終変更日
ファイルの最終変更日を基準に調べます
名前
ファイルの名前を基準に調べます

真ん中の検索条件は以下から選ぶことができます。

が次と等しい
検索ワードと等しいならOKとする
が次と等しく無い
検索ワードと等しく無いならOKとする
が次を含む
検索ワードを含む場合にOKとする
が次を含まない
検索ワードを含まないものをOKとする
が次で始まる
検索ワードから始まるものをOKとする
が次で終わる
検索ワードで終わるものをOKとする
が次に完全一致
検索日付と完全一致する場合にOKとする
が次に完全に一致しない
検索日付と完全に一致しない場合にOKとする
が次より後
検索日付より後ならOKとする
が次より前
検索日付より前ならOKとする
が今日である
今日ならOKとする
が次の範囲内
日付Aと日付Bの間にある日付ならOKとする
が過去の期間内
検索する日付などの期間内にあればOkとする
が次より大きい
検索数値より大きい場合のみOKとする
が次より大きいか等しい
検索数値より大きいか、等しい場合にOKとする
が次より小さい
検索数値より小さい場合のみOKとする
が次より小さいか等しい
検索数値より小さいか、等しい場合にOKとする

一番最後の検索ワードや数値の設定場所は自由です。

「ファイルサイズ 次より小さい 100 GB」とすれば、全ての100GB以下のファイルが結果として出力されます。「名前 が次を含む a」とすれば、ファイル名にaを含む全てのファイルが検索対象として選ばれます。

結果として出てきたファイルは他のファイル関係のアクションへ渡すことでスムーズに処理を行うことができます。

ファイルの詳細を取得

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイルの詳細を取得

詳細の部分をタップすると取得可能な項目が出てきます。

ファイルのところには取得したい情報を持っているファイルを指定するわけですが、上の【ファイルにフィルタを適用】の結果などをそのまま使用してもOKです。

取得可能な項目は以下の通りです。

ファイルサイズ
ファイルのサイズ(容量)を取得します
ファイル拡張子
ファイルの拡張子(種類)を取得します
作成日
ファイルの作成日を取得します
ファイルパス
ファイルのパスを取得します。iCloudリンクでは無く、シンプルにディレクトリのパスです
最終変更日
最終変更日を取得します
名前
ファイルの名前を取得します。拡張子は含めません

このように取得できる内容はそれぞれ異なります。

ファイルを開く

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch×

ファイルを開く

このアクションは指定したファイルを別のアプリで開きたい時に使います。

ファイルのところに使用したいファイルを指定します。

デフォルトのAppのところを選択すると、そのデバイスにインストールされているアプリなどがリストで表示されます。その中から適したアプリを選ぶことで、ショートカットやAppleのアプリでは無く他のアプリで開くことができるようになります。

次の方法で開くメニューを表示は現在Macでしか機能していません。iPhoneやiPadで実行すると何も処理が行われずに終了となります。

親ディレクトリを取得

OS使用
iPhone×
iPad×
Mac
Apple Watch×

親ディレクトリを取得

このアクションはMac限定となっています。指定されたファイルの上の階層(親ディレクトリ)を取得します。

ファイルのところにファイルを設定すると、そのファイルの上の階層を取得するだけなので細かい設定とかはありません。

フォルダ

OS使用
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Mac
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フォルダ

このアクションは指定したフォルダを次のアクションへと渡す機能を持っています。ただそれだけです。

フォルダからファイルを取得

OS使用
iPhone
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Mac
Apple Watch×

フォルダからファイルを取得

このアクションは指定したフォルダ内にあるファイルを取得するという機能を持っています。

example.txtの部分には取得したいファイル名を指定します。

Shortcutsの部分を選択するとフォルダを選択する画面になります。

このアクションは「選択したフォルダ内にある取得したいファイルの事を取得する」というものになります。出番があるかどうかは不明です。

仮にfolderA/folderB/pict.jpgという構成の場合にpict.jpgが取得したいとします。この場合は[pict.jpgのパスにあるfolderBからファイルを取得]という書き方にする必要があります。

フォルダの内容を取得

OS使用
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Mac
Apple Watch×

フォルダの内容を取得

フォルダの中にあるファイルを取得する機能を持っています。

フォルダをクリックするとフォルダ選択の画面が起動します。ここで選択したフォルダの中にあるファイルの情報を取得できるわけです。

再帰的を有効にすると、全ての階層の全てのファイルを探索します。無効の場合はフォルダの直下にあるものだけを結果として返しますが、再帰的の場合はフォルダの直下にあるフォルダの直下も調べることが可能になります。

フォルダを作成

OS使用
iPhone
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Apple Watch×

フォルダを作成

このアクションはシンプルに指定場所にフォルダを作成する機能を持っています。

パスの部分に作成するフォルダの名前を入力します。

Shortcutsのところで保存先を選ぶことができます。長押しで毎回尋ねることも可能です。

テキストファイルに追加

OS使用
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Apple Watch×

テキストファイルに追加

このアクションは指定した内容を指定したテキストファイルへ追加するという機能を持っています。

テキストの部分に保存したい内容を指定します。【入力を要求】とか変数を使うと楽です。

Shortcutsは保存先の指定になります。選ぶとフォルダが出てくるので、テキストファイルの保存先を選びましょう。

追加を選ぶと追加か、先頭に追加から選ぶことができます。追加はシンプルに末尾に追加します。

ファイルパスは保存に使用するファイルの名前を指定します。拡張子もしっかり設定してあげましょう。

新しい行を作成は有効なら常に改行とセットで記入が行われますが、無効だと改行無しで続けて記入されます。

ちなみにファイルが存在し無い場合、このアクション実行時に自動でファイルを作成してくれます。

Dropboxファイルを保存

OS使用
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Dropboxファイルを保存

このアクションはDropboxの自分のアカウントを持っている必要があります。そして自分のアカウントの指定場所に、ファイルを保存するという機能を持っています。

ファイルの部分に保存したいファイルを指定します。【写真を選択】とか【テキスト】でもOkです。

保存先を尋ねるを有効にしていると保存時に場所を聞かれますが、オフにすると細かく設定可能となります。

保存先のパスは保存時に使用するフォルダなどの場所をあらかじめ設定して置ける場所になります。デフォルトでは一番上の階層(カメラアップロードとかあるところ)に保存されます。フォルダを指定する場合は フォルダ/保存ファイル名.txt のように書きます

既存のファイルを置き換えるはその名の通りですね。有効にすると移動先にある同名ファイルは上書きされます。無効の場合、上書きされずに片方がコピーとして保持されます。

Dropboxファイルを取得

OS使用
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Mac
Apple Watch×

Dropboxファイルを取得

このアクションは指定したファイルを取得するというものです。Dropboxアカウントが必要です。

書類ピッカーを表示はFinderとかの選択画面のことです。これを無効にすると、ファイルパスを指定する項目が出てきます。ここであらかじめ固定ファイルを取得することもできます。

複数を選択は初期は無効になっています。有効にすると複数のファイルを取得可能となります。

初期パスは書類ピッカーを有効にしている時だけ使用可能です。ここで指定したフォルダが一番最初に表示されるようになります。

Dropboxテキストファイルに追加

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Dropboxテキストファイルを保存 このアクションは指定したDropboxのテキストファイルに対して、テキストを追加する機能を持っています。

テキストの部分に追加したいテキストを指定します。【入力を要求】とか、【テキスト】などの結果をそのまま使用するのが楽です。

追加を選択すると追加と先頭に追加の2つの選択肢が出てきます。追加はシンプルに末尾に追加していくタイプで、先頭に追加はそのままの意味です。

ファイルパスは編集するテキストファイルの事を指定します。ファイルパスは現状はお手軽にコピーする手段はなく、一番上の階層から順番に編集ファイルまで辿り着くしかありません。

新しい行を作成は有効にすれば常に改行とセットで記入が行われますが、無効にすると常に続けて入力されます。

Finderで選択されたファイルを取得

OS使用
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iPad×
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Apple Watch×

Finderで選択されたファイルを取得

これは特に設定などはありません。Finderで選択しているファイルを取得するという項目です。今現在選択しているファイルなので、その時々で取得結果は異なります。

サーバに接続

OS使用
iPhone×
iPad×
Mac
Apple Watch×

サーバに接続

ネットワーク上の指定したサーバにコンピュータを接続します。SMB/SIFS、NFS、FTP(読み取り専用)、WebDAVに接続が可能とのことです。

正直これはさっぱりわから無いので何とも言えません。

ファイルにラベルを付ける

OS使用
iPhone×
iPad×
Mac
Apple Watch×

ファイルにラベルを付ける

このアクションは指定したファイルに対してカラーラベルを付与するという機能を持っています。

ファイルの部分にラベルを付与したいファイルを指定します。

カラーの部分をクリックすると、色が出てきます。ここで使用可能な色はFinderの左にあるこれと連動しています。

Finderのカラーラベル

ラベルなのかタグなのか統一されていませんが、とりあえずこのカラーラベルを付与するというアクションです。カラーラベルの使い方についてはFinderのタグの使い方まとめのページを参照してください。

ファイルをFinderに表示

OS使用
iPhone×
iPad×
Mac
Apple Watch×

ファイルをFinderで表示

これは指定したファイルをFinderで表示するという機能を持っています。

ファイルの部分に開きたいファイルを指定するんですが、【ファイルにフィルタを適用】で結果を受け取るのが便利かなと思います。数が多い場合は【リストから項目を取得】を使わ無いといけ無いかもしれませんけどね。

iCloudとDropboxどっち使えばいいの?

ファイル関係はiCloudとDropboxの2つありますが、どちらの方がいいのかって考えることもあるかもしれません。

簡単に言ってしまうとiCloud安定です。というのも編集・保存速度どちらもiCloudの方が何倍も早いからですね。

あとは個人的にですがApple Oneを利用しているので、ストレーズがまだ45GBほど空いております。なのでDropboxを使わずともiCloudに色々放り込んでもまだまだ余裕なので、Dropboxを使う必要が無いんですね。

ただしDropboxにアップロードし、他の人に共有するという使い方をする場合はDropbox一択となります。iCloudも共有でき無いことはないですが、DropboxならWindowsユーザーともやり取りがスムーズですしね。

このようにそれぞれの利用状況に応じてそれぞれ変えるのがベストだと思います。

まとめ

ファイル関係はiCloudとDropboxの2つの使い分けから始まり、色々と考えることもあります。ただし自分の端末に保存するのではなくiCloudなどのクラウド上に保存されるため、端末の買い替えなどでも安心できるのは大きなメリットです。色々とやってみるのが理解の近道なので色々と試してみてください。

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