こんな方にオススメ
macOS版ショートカットでハッシュを生成を使いたい
2021/10月~2022/1月 macOS Monterey(12.1)にて確認した内容で掲載。
ハッシュを生成
「入力のMD5ハッシュを生成」青文字の部分をそれぞれ変更して使います。 このアクションは複数のパターンがあります。 |
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入力 | ファイル |
出力 | ハッシュ値(テキスト) |
【ハッシュを生成】iOS版はこちら。 |
このアクションはハッシュ値と呼ばれるものを生成するアクションです。ハッシュ値とは、簡単に言えばファイルの中身が改変されていないことを証明するための値です。ハッシュ値から逆算して元のファイルを復元することが難しいことから、よく整合性を検証するために使用されます。
このハッシュ値にいくつか種類があります。MD5の部分をクリックすると選べるものと、簡単な覚え方が以下の通りです。
MD5 | MD4という過去のものがバージョンアップしたやつ。ただし最近ではあまりオススメされていない。 |
SHA1 | 初期型のSHA0の進化系。SHA0の弱点を修正したものだけど、上位互換がいる。 |
SHA256/SHA512 | SHA1の進化系。256も512も基本的にはSHA2というシリーズに属しています。とても強い |
MD5はソフトウェアの中身が改変されていないことを証明するために記載されていることを見かけた事はあるかと思います。雀魂では牌譜や対局中のドラ表示牌エリアをクリックすることで見ることが出来ます。牌山が改変されていないことを証明するってやつです。
セキュリティの観点からMD5とSHA1はすでに過去のものとして扱われている事が多く、重要ファイルのセキュリティとして使うことはオススメされていません。ただし画像や動画など、単なる確認用としてハッシュ値を使うのであれば短いハッシュ値が生成されるSHA1やMD5のほうが便利っちゃ便利ですけどね。
入力は動画なり写真なり、色々と指定することが出来ます。マジック変数やショートカットの入力にも対応しているので、色々な呼び出し方が出来ます。最も一般的な使い方は【ファイル:mac版】を使用して、あらかじめファイルを指定してハッシュ生成へ渡す方法ですね。
使用例
入力はファイルなら全て受け付けるので、今回は動画を使用して行ってみます。
- 【ファイル:mac版】
- 今回は動画を選択して行いましたが、何でもいいです。
- 【ハッシュを生成:mac版】
- 入力にファイルを選択。試運転なのでMD5でもSHA1でもいいです。
実行すると、こんなふうにテキストがずらーっと表示されると思います。これがハッシュ値と呼ばれるものです。例えば動画の長さが0.1秒でも異なれば、生成されるハッシュ値も違ってきます。
この元動画を1秒でも短くすると、以下のようにハッシュ値も異なります。
このようにして、ファイルの整合性を確認する時に使ったり使わなかったりします。普段使うことはそう多くはありませんけどね。
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