こんな方にオススメ
2021/10月~2022/1月 macOS Monterey(12.1)にて確認した内容で掲載。
辞書
詳しい使い方は後で解説 | |
入力 | 無し |
出力 | JSON |
【辞書】iOS版はこちら。 |
このアクションは少し複雑な使い方をします。そしてなぜ辞書なのか。そしてJSONとは一体何なのか。そのあたりも軽く説明。
JSONはデータを保存する時に使います。形式は{"キー":"値"}
で書きます。キーとは呼び出すための目印みたいなもので、値が本体です。例えばカードゲームという分類でJSONを作成すると{"カードゲーム":"遊戯王"}
と、{"カードゲーム":"ポケカ"}
みたいな感じになります。この2つのJSONに対してカードゲームのキーを呼び出すと、遊戯王とポケカがそれぞれ取り出せるっていうわけですね。辞書ってのはこの「あるものに対してあるものを定義する」的な意味合いから来ているのかなって勝手に思ってます。多分違う。
種類がいくつかあるので、まずはそれを説明。大きく分けて5種類あります。
- テキスト
- キーに対してテキストを入れる。画面上や結果に表示するだけの数字ならここに入れるのも可能
- 数字
- 数字は文字列とは違い、扱いが異なる。そのため「数字として扱いたい数字」があるのであればこちらに入れなければならない。
- 配列
- 一つのキーに対して複数の値を入れるならこれを使う。使い方が複雑
- 辞書
- 一つのキーに対して新たにキー:値の組み合わせを作る場合に使う
- 真偽値
- 【if文:mac版】みたく、真(ture)と偽(false)を設定出来る
それぞれ使い方は見ての通りなんですが、ここからは詳しい使い方を。特に配列と辞書は使い方がiOS版に比べて複雑になっている印象なので注意。
配列や辞書はまず大本を作成します。今回は配列を例にあげて解説しますが、辞書の方も同じやり方で出来ます。配列を作成するとキーは入力することが出来ますが値のほうが0項目となり、編集出来ません。
配列を作り、キーを編集して選択して、左端の▽が下に向いている状態で左下の+マークをクリックします。後はテキストなり数字なりを選べば配列の中のテキストとかが作成されます。▽は展開・しまう機能を持っているだけかと思いきや、追加する時に重要な機能を持っています。これが下を向いている時は配列に要素を加えることが出来ます。逆に▷の方向に向いている場合は要素を追加することは出来ません。
そして全ての手順を正しく行い、配列に値を追加できると上の画像のようになります。配列の値は最初は0項目でしたが、項目を3つ追加したので3項目と表示されています。下の辞書に関しても同じで、辞書内部にもう一つのJSONとして{"辞書キー2":"辞書の値"}
というものが入っています。
使用例
このアクションは単体では使うことはありません。【辞書の値を取得:mac版】や【辞書の値を設定:mac版】などと組み合わせて呼び出して、そこでやっと活躍の場があったりなかったりします。正直言うと、よっぽどデータ管理を厳格に行いたい方以外は使いません。
関連アクション
macOS版ショートカットの辞書(JSON) | |
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辞書 | 辞書の値を取得 |
辞書の値を設定 | 入力から辞書を取得 |