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【iPhone/iPad/Mac】ショートカットの繰り返す/各項目を繰り返すの徹底解説

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書いた人
あいりゅー(irilyuu)

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このページについて

このページではiPhone/iPad/Macで使うことができるショートカットの繰り返す・各項目を繰り返すの解説をしています。

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更新履歴など

2022/9/25:iOS16の内容をもとに書き直しました。

2023/8/15:iOS17の内容を元に書き直しました。

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繰り返す

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch

繰り返す

このアクションはたったこれだけです。

1回の部分は一度タップすると回数指定、長押しすると変数を選択するモードになります。ここで【カウント】などの項目を数えるアクションの結果を使用すると、そのカウント結果が自動で繰り返すの回数としてセットされます。

そして【if文】同様に、このアクションは中に挟んだアクションを実行します。なので繰り返すから繰り返しの終了の間に、行わせたい処理を配置する必要があります

使い方の例

このアクションは別のアクションを色々と使ってようやくまともに機能すると言ってもいい感じのループ処理なので、ここで少し詳しく書いておきます。

サンプルで使うのは【リスト】【カウント】、【繰り返す】、【入力からテキストを取得】の4つです。繰り返すの繰り返す回数だけ、カウントの結果を使用します。それ以外は変化させません。組むとこうなります。

繰り返しのサンプル

これで実行するとどうなるかというと

  1. リストの項目を数えて、2が変数に入ります
  2. 数繰り返すの数には先ほどの2が入っています。そのため2回繰り返す処理になります。
  3. 入力からテキストを取得で、数からテキストを取得にしています。数には先ほどと同様に2が入っているので、2が出力されます。
  4. 2回ループ処理が行われて、2回とも数から2を取得します。

この結果、2が2回表示される事になります。

これでリストに何かしら項目を1つ追加すれば3が3回表示されます。

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各項目を繰り返す

OS使用
iPhone
iPad
Mac
Apple Watch

各項目を繰り返す

このアクションは少し扱い方が特殊になります。

項目の部分には【リスト】を使用します。このアクションは「入力として受け取ったリストのそれぞれの項目に対して、繰り返す~繰り返しの終了の処理を行う」というものになります。

繰り返す〜繰り返しの終了の間に処理させたい内容を配置するんですが、ここは繰り返すと同じです。

使用例

このアクションは回数指定はありません。とにかく【リスト】の全ての項目に対して処理をするのが目標なので、回数=リストの項目数という事になります。

サンプルでは【リスト】、【各項目に繰り返す】、【計算】の3つを使用します。リストの中身を数字だけにして配置するとこうなります。

各項目を繰り返す

これを実行すると、最終的に2と3が出力されます。処理の過程を書くと

  1. リストの項目を受け取った繰り返すがリストの項目数を数えます
  2. リストの1番目を取得し、繰り返す処理の計算を実行します
  3. リストの2番目を取得し、繰り返す処理の計算を実行します
  4. 結果、最初の計算が2で次の計算が3なので2と3が出力されます

と言った具合です。リストを使用し、それぞれに同じ処理をするならばこちらの方が【繰り返す】よりも準備が少ない可能性もあったりします。

繰り返す専用の変数

ここで【繰り返す】と【各項目を繰り返す】だけが使うことができる専用の変数について解説します。めんどうなので2つまとめて「繰り返す」と書きますね。

この「繰り返す」は内部で実行回数を数えています。そして1回の処理が終わるとその実行回数に+1します。そしてこの実行回数はユーザーが使うことができるように、繰り返しインデックスという名前で変数として出てきます。

繰り返しインデックス

マジック変数や変数などで使用する時に繰り返しインデックスというのが出現しますが、これらが専用の変数です。例えば「繰り返しの回数が1回目ならこの処理を、2回目ならこの処理を」という感じで回数に応じて変化させたい場合に使用します。

サンプルでは【繰り返す】、【if文】【計算】【変数に追加】の4つを使ってみます。それぞれ配置していくんですが、if文と計算と変数に追加は2セット使用します。完成形は以下になります。

繰り返しインデックスを使用した条件分岐のサンプル

これを実行すると、最後のテキストにある変数1と変数2にはそれぞれ繰り返しインデックスに別々の数字を足したものが入ります。結果は9と11ですね。

このように繰り返しインデックスにより、処理を繰り返しの中で分岐させることが可能となります。これの出番があるのは「一連の処理の中でそれぞれを別で保持する必要がある場合」ですね。マップで周辺のお店を検索・ループ処理したはいいけど、別々に保持していないせいで全て同じ店が表示されるとかいうのを防げます。

まとめ

繰り返すと各項目を繰り返すは少々扱いが難しい印象がありますが、慣れて仕舞えばかなり便利なループ処理を行なってもらうことができます。色々とできることは多いので、試してみましょう。

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