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【iPhone/iPad/Mac】ショートカットの変数とマジック変数を徹底解説

変数とマジック変数 ショートカット
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書いた人
あいりゅー(irilyuu)

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このページについて

このページではiPhone/iPad/Macで使用可能なショートカットアプリの変数とマジック変数の使い方を解説しています。

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変数について

変数とは「中身が変化する値」のことを言います。これはその都度扱う内容が異なる場合などに使用されます。

通常、値が固定化されているものは計算簡単ですよね。値も計算方法も同じであれば、全て計算結果は同じですしね。ただ毎度毎度同じ計算処理をするのは稀というかほぼ業務用です。例えば「日付」で言うと今日というだけでも中身は変化します。9/24だったり9/25だったり、1日単位で変化します。固定した日付を扱うと、常に同じ日で計算することになります。

これでは不便なので、その都度変化する値を扱えるようにしようというのが、変数です。これは一時的にデータを入れておいて必要に応じて使用してって感じで使う事ができます。なので「今日」という一言も変数として扱うと、9/24に実行したのか9/25に実行したのかっていう情報が変数として保存されます。

このように便利な機能を持っている変数のアクションを解説していきます。

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変数に追加

OS使用
iPhone
iPad
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Apple Watch

変数に追加

このアクションは変数の基礎とも言えるアクションです。入力で受け取ったデータを変数名に追加するというものです。

入力は基本的に全てのデータを受け付ける事ができます。写真であれテキストであれ、ショートカットで扱う事ができるものならほぼなんでも受け付ける事ができます。

変数名には変数の名前を設定します。この時点で作成されていない変数を宣言することもでき、その場合は作成&追加が自動で行われます。

ちなみに変数の左側にあるxのアイコンが変数関連のアクション共通となっています。これに関しては後で地味に重要になってくるので一応覚えておくといいかもしれません。

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変数を取得

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変数を取得

このアクションは指定した変数の値を取得するという機能を持っています。

変数のところに変数名を指定するだけでOKです。それ以上の使い道はありません。

変数を設定

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Mac
Apple Watch

変数を設定

このアクションは少々複雑で、「新たに変数を作成しつつ、既存の変数の中身を代入する」というものです。アクションの全体としては【変数に追加】と似たような印象を持つかもしれませんが、こちらは少々異なります。

変数名のところで次のアクションへ渡したい変数を指定します。これはすでに存在する変数名ではなく、この時点で新たに作成する変数名を指定します。

入力は元々存在する変数を指定します。ここで指定したデータを左の変数名に入れる事ができます。

【変数に追加】は新たに変数の作成をするorすでにある変数への追加を行います。対するこちらはその場で必ず変数を作成しつつ、既存の変数の中身を引き継ぎます。この点で異なります。

主な用途としては変数Aを変数Bにコピーしておき、変数Aは何かしらの計算処理をして中身が変化するけど、処理が終わったら変数Aの中身を元に戻しておきたいってときに変数Bの中身をもう一度代入といった感じですかね。

マジック変数

もう1つ重要な変数として、マジック変数というものがあります。これはショートカット特有の変数なのであまり馴染みがないかもしれませんが、簡単にいえば「変数アクションを使わなくても変数を指定できる」って感じです。

さらにもう1つ便利な機能として、どれだけ離れた場所にあっても出力を引き継ぐ事ができるという点があります。ショートカットは上と下のアクションが繋がっている事で正常にデータの受け渡しが可能となります。ただしマジック変数を使用した場合は、その制約を回避することが可能です。まずは以下をご覧ください。

マジック変数の仕組み

シンプルに3つのアクションが並んでいますが、上のテキストと下のテキストは繋がっていません。しかし下のテキストにはマジック変数(テキスト)が使用されています。

この場合のマジック変数(テキスト)は一番上のテキストの結果を使用しているため、実行すると一番上のテキストの中身がそのまま出力されます。

マジック変数で離れたところの結果を使用する事ができます

マジック変数・変数の使い方

マジック変数や変数を使用するには、以下の2つから好きな方を使用します。

  • 変数を使いたいところで長押し(iPhone/iPad)か、右クリック(Mac)します。するとメニューが出てきます。
  • キーボードの上に表示される変数一覧から使用します。

どちらを使っても問題はありません。使いやすい方を使いましょう。どちらの方法を使っても基本的にはすでに表示されている変数を使うか、変数を選択で任意の変数を選択するかのどちらかになります。

すでに表示されている変数とは以下のような青字のもののことを言います。

使用可能な変数

この場合は1つしか変数がありませんが、テキストの中身は一番上のテキストです。

変数を選択を選ぶと、変数を選ぶモードになります。この時使用できる変数がハイライトで明るく表示されているので、使うものさえ間違えなければどれだけ離れていても問題ありません。

変数を選ぶモードでは使用可能な変数がハイライトで表示されます

画面内だけでなく、上にスクロールする事で他の変数も使用可能です。

ショートカットの入力についてはこちらをご覧ください。

変数の使い道

ここからは変数の使い道について軽く紹介しておきます。変数は上でも書いたように「中身がその都度変化する値」です。なので計算処理はもちろん結果が毎回変わります。

ショートカット全般で使える機能なので、【if文】の入力に設定し、この値ならAを、この値ならBの処理といった分岐も可能です。【経路を開く】では現在地が自宅なのか出先なのかっていうのも1つの変数ですし、行き先もその都度変化するなら変数です。

そしてそれらに合わせて専用の処理を複数作る必要もあれば、変数が変わるだけで全体の処理自体は変えなくて済むというケースも存在します。うまく活用してあげましょう。

まとめ

変数にまつわるアクションの解説とマジック変数という機能について解説しました。これらはどのショートカットにおいても必須というかかなり使用するアクション・機能なので、是非とも使い方は覚えておきましょう。

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