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このページではiPadOS16/macOS Venturaで実装された、ステージマネージャの使い方や設定などについて解説しています。
ステージマネージャ
ステージマネージャとは既存のMission Controlやらとは違い、1つのメインウィンドウと最近使用したアプリをミニサイズで配置するような感じの機能です。
最初に公開されたのはAppleイベントの動画内です。WWDC22でiPadとMacで実装されることが発表されましたが、その後相次ぐ要望等により開発延長となりアップデート自体の配布が一ヶ月延期されました。その根源とも言えるステージマネージャについて書いていきます。
起動方法
まずはステージマネージャの起動方法ですが、右上のコントロールセンターでこのアイコンを有効にします。
これを有効にすると、画面左に最近使用したアプリ一覧が出てきます。
メールは起動はしているものの、ウィンドウを開いていないので透明になっています。
それぞれのミニサイズのウィンドウをクリックすると、画面中央のステージに表示するアプリを変更できます。そしてミニウィンドウをクリックしたまま真ん中へ移動させると、2つのアプリを1画面に表示することができます。
Macでの設定
Macでは設定>デスクトップとDock>ステージマネージャ>カスタマイズで設定を行うことができます。
最近使ったアプリケーションは画面左のミニウィンドウのことを指しています。オフにすると非表示にできます。
デスクトップ項目はデスクトップ上のファイルを表示するかどうかを選べます。自分はデスクトップ上に何も置かない派なのでシステムファイル以外なにもありませんし、表示していません。
アプリケーションウィンドウの表示方法はウィンドウを一度にすべて表示にしておくといいかなと思います。1つずつ表示との明確な違いが分かりませんが、好きな方でいいと思います。
あとは画面を広く使うために、設定>ディスプレイ>スペースを拡大も使ってみるといいかもしれません。
iPadでの設定
iPadでは設定>ホーム画面とマルチタスク>ステージマネージャの順にタップすると、設定画面に到達します。
ここもMacと同様の設定なんですが、Macとの違いはDockに表示有無を切り替えれる点ですね。
最近使ったAppはmac同様に左側のミニウィンドウの有無です。そして下にあるDockはそのままで、ドックの表示有無を切り替えることができます。
そして画面にも出ていますが、右下の白いアイコンをクリックしたまま動かすことでウィンドウのサイズを変更できます。
これを使うことでみやすい大きさに変更できますし、フルスクリーンに変更することもできます。
そしてiPadでも画面の拡大表示が可能になりました。設定>画面表示と明るさ>拡大表示で設定を変更可能です。
ステージマネージャにおすすめのアプリ
Mac限定ですが、ステージマネージャと相性のいいアプリを紹介しておきます。
まずはMosaicです。これはSetappで使えるアプリで自分も結構使っています。これはステージマネージャ内でウィンドウのサイズを色々な大きさ・配置に変えることができる便利なアプリです。
設定でウィンドウと画面端の距離の設定を変えることができ、それによってウィンドウのサイズとか配置を変えることができるので気になった方は使ってみてください。
もう1つはBetterTouchToolですね。こちらは設定>ウィンドウスナップと領域>Stage Managerで設定することもできますし、そもそもウィンドウスナップという機能を有しているのでウィンドウを持ったまま画面端に移動させるだけでそれぞれの配置と大きさに変更できます。
お気に入りのアプリを使って色々と試してみましょう。
まとめ
ステージマネージャは今でも賛否が多いですが、新機能なのでひとまず使ってみるのをお勧めします。そして自分にとって使い道が無いなと思ったらそっと終了していいと思います。自分は仮想デスクトップであっちこっち移動させたりMission Controlで色々とウィンドウ操作するのが面倒なので、しばらくステージマネージャのお世話になろうと思います。
その他の設定項目など
macOSの他の設定解説一覧はこちら。記事によってはBigSurで書いたものとMontereyで書いたものが混在していますが、基本的にはどちらでも使える内容です。