麻雀の読みの基本的な考えは以下を

ダマテンとは
ダマテンとは、門前聴牌しているけど立直をかけていない状態の事です。
立直は相手の手を進めにくくする効果と、上がった時の打点上昇が大きい反面、聴牌である事を知らせてしまうデメリットがあります。
そこで使われるのがダマテンと呼ばれる戦略です。
ダマテンは立直とは違い、打点上昇が無いのがデメリットですが、相手からの出上がりに期待できるメリットを持っています。
ダマテンは読めない?
一概にそうとも言えません。ただ、読みにくいのは確かです。
確実に上がりたいが為の、もしくは直撃したいが為のダマテンなので見破るのはそう簡単ではありません。
今回は実践例を紹介しつつダマテンのサインを紹介したいと思います。
[ad]明確に押しているパターン
東二局、自身の親番の14巡目
上家が
をポンと加槓していて、最終手出しが
この事から分かることは、単純に筒子の染め手ですね。
ドラがであり、場に一枚しか切られていない
を自摸切りしている事から既に聴牌している事は分かります。
肝心な待ちですが、何せ筒子が一枚しか切られておらず、他の二人も切っていない状況。いわゆる筒子が高い(出ていない)場況です。
そんな時にを引きました。
自分の手は槓によって平和ドラ1から、平和ドラ3にまで跳ね上がりました。
を切ったタイミングで聴牌していましたが、気分を変えてダマテンにしていたわけです。そうしたら来ちゃった
の処遇に困ったわけですね。
この手の立直判断については以下をご覧ください。
https://irilyuu.com/mahjong/mahjong-tactics/reach-handan/
上家の最終手出しのが浮いていた可能性は否定できず、この手でドラを切らずに聴牌維持出来るのは
のみ。
切って
のシャンポンとかはかなりあるんですが、多面張であれば筒子は一切捨てられませんし、せっかくダマで満貫にしてくれたので押す価値はあります。
というわけで打としました。
結果的に何もなく、対面が当たり牌の自摸切りにより、自分のアガリとなりました。
上家の手牌は
待ちの發混一色ドラ2(満貫)でした。
このように、例え副露している人がいようが立直が来ていようが、無スジなり危険そうな牌を切っている人はほぼ聴牌と見ていいです。ノーテンや一向聴で押すには相当の勇気や読みが必要ですが、まずは聴牌だなと思った方がいいです。
そしてあたり牌の目安ですが、ダマテンの場合は他の人から出にくい牌で待つパターンと、立直者や親の現物で待つパターンが多いです。
まとめ
ダマテンの有効性やらを解説してみましたが如何だったでしょうか。
自分の場合は立直同士のぶつかり合いによる放銃が最も多い成績になっているため、基本立直ですがこういった立直プレイヤーが突然ダマテンを使いだすと全く分からなくなるもんです。
特に人読みをする場合、このプレイヤーは立直宣言が来るまで放置でOKなんて思われるため、緩急つけた攻撃をしたい場合はダマテンをマスターしましょう!
そして自分がダマテンをしている時に自分の捨て牌をみてみましょう。明確に押しているサインが出ているはずです。
そういったサインを自分でその都度確認していくと、相手からのダマテンのサインを見逃さないようになれます!
以上がダマテンと、ダマテンのサインの解説でした。