戦術、対局中の考え方

【麻雀】相手のダマテン(ヤミテン)のサインを見抜く

ダマテンとヤミテン 戦術、対局中の考え方
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あいりゅー(irilyuu)

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ヤミテン・ダマテンの意味を知りたい
ヤミテンやダマテンって見抜けるものなのか知りたい
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ダマテンとヤミテン

ダマテンとヤミテンの2種類の用語がありますが、これはどちらも同じことを言っています。具体的には以下のような意味合いです。

ダマテン(ヤミテン)
メンゼンでテンパイしているけどあえて立直をしていない状態の事。
立直せずに黙っている」ことからダマテンと言われています。
「テンパイを隠す」的な意味合いから、ヤミテンとも言われています。

どちらも同じ意味合いなので、好きな方を使いましょう。当サイトではどっちも使います。統一はしません。

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ダマテン・ヤミテンってどういう時に使うの?

ダマテンやヤミテンはよく順位争いをしている時の直撃狙いや、シンプルに上がりたい手を上がりやすくする時に使われたりします。ケース・バイ・ケースにはなりますが、

順位争いをしているときの直撃狙い
立直をして見逃すと以降は自分で引かなければ上がることが出来なくなります。(フリテン)
そのため順位争いをしている相手が捨てた時だけロンと言えるように、テンパイしても立直せずに構えている事は多いです。
和了たい手の場合
例えば「打点が高いけど待ちが悪い」とか「捨て牌から狙っている役はバレバレだけど、テンパイ気配は隠したい」みたいなケースですね。
前者の「待ちが悪いけど打点が高い手」というのは三色同順の嵌張待ちとか、一気通貫の辺張待ちとかですね。後はタンヤオドラ4の愚形待ちとかも含まれます。このように待ちが悪い場合は手替わりを待つ意味も込めて、一旦はヤミテンにすることが多いです。
そして後者の「狙っている役がバレバレ」の場合。これは主に国士無双清一色混一色なんかが代表的です。これらは捨て牌から傾向を瞬時に見抜かれて警戒されます。とは言えテンパイして立直宣言をしなければ正確なテンパイ順目を当てることは難しのが現状です。なのでテンパイ気配を消して、他の人が勝負して来たところを返り討ちにするっていう意味合いが大きいです。

このようにヤミテンに構えるケースというのも人それぞれです。「立直する一手」の手でも「ヤミテンにして直撃狙い」に変わることもザラです。色んな戦術を使い分けれると強くなれます。

ダマテン・ヤミテンと一緒に考えること

ヤミテンをする時に2つ考えておくと良いことがあります。それは①自分の打牌が目立ちすぎないことと、②現物待ちを考慮するの2点です。

①の目立ちすぎないこととは、そのままの意味ですね。いくらヤミテンにしてても立直相手に危険牌をバンバン捨ててたら周りから警戒されます。なるべくなら回し打ちしてる風を出せるような打牌とかをしましょう。もちろん回し打ちの結果に役が無くなるとか打点が下がるとかであれば勝負して立直するのも手です。

②の現物待ちとは、すでにテンパイしていそうな人(立直も含む)の捨て牌にある牌で自分が待つことです。これはヤミテンの特権と言ってもいいレベルで、特に七対子なら回し打ちをしつつ現物待ちにできる牌を選ぶことも出来ます。

相手のダマテン・ヤミテンのサインを見抜く

ここまでダマテン・ヤミテンの意味や使い方などを紹介してきました。ここまでじっくり読めばその逆の立場になればダマテンを見抜く事は出来ますが、一応解説しておきます。

  • 押している人
    これはシンプルですね。例えば立直している人がいるのにその人に対して通っていない牌を連打してる人とかまさにそうです。こういう人はテンパイしている+自分が押しても勝算があるような待ちをしていることが若干ながら多いです。それこそ現物待ちとか、多面張とか。
  • ちょっと押している人
    これは見抜くのが難しいですが、よく居ます。特徴としては「立直者/テンパイ気配のある人の現物や回し打ちをしているけど、たまに通ってない牌を切ってくる」みたいな感じです。こういう人は上記の押している人よりは発見しにくいですが押していることには代わりありません。そしてこういう人も良い待ちだったりすることが多いです。

この2点以外にもヤミテンで押す性格の人とかも居るのですが、おおよそはこういう特徴があります。この2つは自分が立直して手持ち無沙汰な時、他家の立直に対してベタオリしている時など若干余裕のある時にでも見てみると良いと思います。ゲームなら牌譜を見て、この人押しているなと感じた所で相手の手牌を見てみるのもいいと思います。

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まとめ

ダマテン・ヤミテンに刺された人は少なからずいると思います。自分も色んな対局で色々と刺されてきた事もあるので、結構注意してみています。それでも見抜けない事もあるのでまだまだ勉強中です。

それでもこの特徴などを知っているかどうかで若干ながら放銃の機会を減らす意識は出来ます。なるべくなら無駄な放銃せずに戦いたいですよね。

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