こんな方にオススメ
麻雀の現物待ちについて知りたい
現物待ちってどういう意味なのか知りたい
現物待ち
現物待ちとはそのままの意味で、「現物で待つ」という用語です。もう少し詳しく書くと、以下のような意味合いですね。
- 現物待ち
- ゲンブツ-マチ
例えば誰かから立直が来ている時に、自分がテンパイしたとします。この時に立直者の現物が自分の和了牌であることが、現物待ちと言えます。
立直でなくても、副露しまくってテンパイ濃厚な人とか、国士無双で19字牌があまり始めた人とかも自然とマークされます。そういうマークされてる人の現物ってのは案外捨てられやすいので、そこを狙うのがこの現物待ちです。
要するに「目立っている人の捨て牌にある牌=自分の和了牌」のような状況になれば、ロン上がりの可能性が増えます。それはなぜかと言うと、麻雀にはフリテンというルールが存在するからですね。フリテンは「自分が捨てた牌ではロン上がりすることが出来ない」というルールです。
現物待ちって成功するの?
現物待ちが分かったところで、現物待ちが成功するかどうかについて簡単に紹介します。この戦法は周りの人の習熟度によって左右されます。その要因は以下の通りです。
- フリテンのルール把握
- フリテンのルール自体を知らない方が居る場合、何を捨ててもロンされそうって事で捨て牌とか見ていない可能性もあります。
- 守備の習熟度
- 攻め一辺倒だと、そもそも相手の立直とかテンパイ気配とか一切気にしないでしょう。そうなると現物待ちは意味をなさず、正面からの殴り合いになります。そして自分もうかつに手を出すと、巻き添えを食らって被害が大きくなります。
- 自分のテンパイ気配
- 対面から立直が来て、その現物で待てるメンゼンテンパイをしたとします。しかし一発目に引いたのが通ってない牌だとしたら、これは切りますか?回し打ちしますか?って時にツモ切りして突っ張ると、周りの人が警戒します。そのため「二人に通っている牌」が優先して切られていくため、自分が望んでいる牌が出てこなくなる可能性が大です。
これら全てをクリアした時に、現物待ちは真の力を発揮します。実際に立直に対して自分は副露でガンガン攻める状況でも、立直者の現物を捨ててくれる場合もあります。逆に全員ベタオリで合わせ打ちやカベなどを駆使して徹底的に守る方も居ます。
まとめ
現物待ちはハマれば強いんですが、それすらも警戒する打ち手も居ます。常に成功するとかいう戦法は麻雀においてはありませんが、この現物待ちもその一つです。
ただし相手のレベルや状況次第では成功率が高くなるので、不意打ちみたいにやってみてもいいと思います。最後に、自分の麻雀格闘倶楽部でのリプレイ動画を乗っけておきますね。下家の立直に対して何を切ったか、何を待ちにしたのかは捨て牌と手牌を見ていればある程度予想出来ますが、こういう戦い方も一つの手です。
関連記事
麻雀の戦術系の関連記事一覧と、簡単な紹介です。並び順所は特に意味はありません。
- 東風戦と半荘戦の違い
- 東風戦と半荘戦の違いについて解説。
- 打ち手のスタイル・雀風
- 打点派、メンゼン派、攻撃型や守備型なんかの傾向とかを紹介。
- 子と親の打ち方の違い
- 子と親で打ち方や戦い方に特徴や違いはあるの?っていうのを紹介。おまけで、北家が鳴かないほうが良いかどうかも掲載。
- 点棒移動計算
- 逆転するために必要な点棒移動計算についての解説と、よく出る和了点数で移動する点棒の総量をまとめたページです。
- 立直判断
- 立直するかどうかの判断基準なんかを掲載。
- ゲームメイク
- ゲームの進め方・考え方・点棒を持っている時とそうでない時の考え方などを掲載。
- 字牌の切り順
- 配牌を貰って、どの字牌から捨てるかっていうのを簡単に紹介しています。
- 牌効率
- テンパイまで進むための手順・考え方のことです。
- 海底ずらしと一発消し
- 海底ズラしと一発消しの解説です。細かいテクニックです。
- 読みの基礎
- 読みの考え方とか、基礎的な考え方を紹介。
- 山読み
- 相手の捨て牌・持っていそうな牌から、配山に残っていそうな牌を予測する事。
- 放銃回避の考え方
- 放銃しないパターン・放銃しにくいパターン・放銃の危険しか無いパターンの探し方などを掲載。
- ダマテンとヤミテン
- ダマテン・ヤミテンの解説と、相手のダマテンのサインを見抜く方法です。
- 現物待ち
- 相手が捨てている牌で待つ事を現物待ちといいます。油断した相手に刺さる戦法です。
- 手出し・ツモ切り・空切り
- 手出しとツモ切りと空切りの違いと、意味や練習方法を解説。
- 多面張のコツと考え方
- 平和にも使える多面張から、清一色や混一色でしか見ないような多面張まで紹介。判断の仕方も紹介してます。
- 役牌バックを見抜く方法
- 後付けのルール解説とともに、役牌バックを狙っている人の見抜き方を紹介。