はじめに
麻雀の打ち方は実に様々です。同じ手牌でも人によって答えは様々だったりしますし、当然ながら戦術も違います。
今回はその打ち手のスタイルを簡単に紹介しつつ、自分に合ったスタイルは何なのか?って考えるきっかけになれば良いなと思います。
スタイルは主に三つ
これは麻雀の要素に密接していて、大まかに三種類です。
一つは攻め
相手から立直が来ていようと放銃しようと、とにかく攻めるタイプ。
自分のアガリによって他の人の手を実らせないという面が強いように感じます。
二つ目が守備
放銃のリスクを抑えつつ手を進める事が多く、放銃率が低いのが特徴。
この打ち手が多用するのはダマテンで、ひっそりと仕留めるのもありますが、相手から立直が来ても降りれるようにしている側面もあります。
三つ目はバランス型
攻守を場の状況に応じて変えていくタイプ。
いいとこ取りで強そうに見えますが、場の状況や相手に翻弄されやすいのが玉に瑕。
○○寄りの××型もいる
中には二つが混ざり合っていて、攻撃よりのバランス型なんてのもあります。
手牌の進め方による違い
攻撃型の中にも、立直を主力とする打ち手もいれば副露を多用する打ち手も居て、中にはどっちもやるタイプも存在します。
各タイプのさっくりとした特徴
実際にどんな特徴があるのかを紹介していきます。
攻撃型
相手の攻めに怯まず突き進む事が多くなる為、上手く上がれる時もあれば放銃し続けることもあり得ます。
その結果として、1位とラスが多くなりがちのいわゆる「トップラス麻雀」になりがち。
立直主体のタイプは基本打点が高くなりがちで、副露主体は打点が小さい代わりにアガリ回数が多いのも特徴。
どちらにしても放銃率が多くなりがちです。
守備型
相手に放銃しない事を前提としている為、基本的には勝負手や上がれそうな聴牌形以外では降り。
中には全然立直をせずにダマテンだけで仕留めていく打ち手もいたりします。
守備型に共通している事は上がり率が低い事。
麻雀の平均的なアガリ率は4人打ちだと大体25%ぐらい、三人打ちだと33%程なんですが、守備型は四人打ち22%前後と三人打ち28%前後ぐらいになりやすいです。そのぐらい攻めないです。
その為順位分布は、ラス低めでもジリ貧の結果3位とかは良くあります。
バランス型
基本的には二つの中間なので、時と場合で攻めるし降りる。
放銃もアガリも大体平均ぐらいで、順位分布は2位が多くなりがちかな?って思ってます。
この他、攻める時の手段別も書いておきます。
立直主体
相手の手を一旦止める事と打点上昇が大きなメリット。しかしデメリットによる放銃も少なくはない。
立直する事によって出てきやすい牌で待つなどの戦略をとる事ができれば勝ちやすい。
副露主体
Mリーグでも見かけるスタイル。自分の上がりによって他の人の手を潰す事が大きなメリットですが、攻め込まれて安全牌が無い!なんて事にもなりやすい。
副露主体の場合は早期決着を目指そう。
打点が低くなりがちで、上がっても1000点とかだと上がったように感じないので、小競り合いになりがち。
ダマテン主体
ダマテンの特徴は手変わりを幾らでも望める、いつでも降りられる事が挙げられます。
よっぽど捨て牌が目立たなければ気づかれない為、狙い撃ちも出来たりする。
その反面、打点が低くなりがちで副露みたいに小競り合いになりがち。
自分の例
開始当初→立直主体の攻め 理由は単純に高打点が好き
途中→守備意識 立直中の放銃や一向聴からの押しによる放銃を見直した結果、上がれない事が多くて結果的にトップを逃したことはめちゃくちゃ多い
ちょっと前→バランスになりつつも立直主体 負け続けてた時に気分転換に立直しまくってたら勝てた為 と言うのもありますし、やっぱりラス回避重視よりもトップ取りにいきたい意思が出てきた
最近→打点見つつもダマテンと立直を使い分けるバランス寄り守備 トップが大事な真龍と、ラス回避が命題の天鳳に適応する為の処置 どちらか一方に絞ればまた違ってくる
麻雀格闘倶楽部→トップを狙うために放銃せず進行し、立直寄り
天鳳→ラスら無いために守りながらダマテンで討ち取る そこまで副露は使わない
まとめ
初心者のうちはまだスタイルがなんなのか分かりにくいと思いますが、まずは色んな戦い方をやってみるのが一番かなと思います。
その上で自分の得意そうな分野について知識を増やし、苦手とする分野については一旦置いておくのが良いと思います。
初心者にいきなり「上手い人・強い人の牌譜を見てどういう思考でこう言う選択をしたのか考えてみよう」なんて言っても無理です。
なので最初はとにかく攻める!そして慣れてきたら守備を意識してみる!そして自分が最も得意とするバランスを見つけていくと良いと思います。
その結果として全て攻めに振り切ることもあれば、守備に振り切ることもあります。人それぞれのスタイルが色濃く出るから麻雀は誰が打っても同じにはなりません。そこが面白いところです!