戦術、対局中の考え方

【麻雀初心者向け】多面張の考え方とコツを紹介

戦術、対局中の考え方
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あいりゅー(irilyuu)

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こんな方にオススメ

多面張について知りたい
多面張の待ちの判断のコツが知りたい
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多面張とは

まずは多面張というワードについて解説しますね。

多面張(タメンチャン)
平和の条件にもなっている両面待ちが2種待ちなのに対して、3種類以上の待ちがある事を多面張なんて言ったりすることが多いです。多面張の中でも5種類待ちとかになると複合多面張と言って、更にややこしくなったりします。

一般的に◯種類以上で多面張、△種類以上で複合多面張とかいう線引はありません。両面待ち(2種類)→3種以上の待ち(多面張)なんて言ったりしますね。

三面張

まずは基本の三面張から。これは平和一気通貫とかでよく遭遇しますね。

基本の三面張

この5枚使いの三面張の待ちは147です。分解すると234+56と、23+456となります。次は少し変わった形です。


変速多面張

これは変則多面張とか言われるやつですね。この形は23+33と、2+333と見ることが出来るので待ちは124の3種類です。

変則待ち一覧

ここからは変則待ちをいくつか紹介します。実践で遭遇しても困らないように、ある程度は覚えてしまいましょう。特に三人打ちとかで頻出する混一色清一色の場合は遭遇しやすいです。

一盃口関係

まずは一盃口に1枚増えたパターンから。これ以外と見落としがちな印象です。

一盃口に1枚増えたパターン

まず①ですが、一盃口の真ん中に1枚増えたパターンです。これは22+333+44と、234+234+3の2つが複合しているため、234が待ち牌となります。

対して②ですが、一盃口の先頭に1枚増えたパターンです。これは最後でも考え方は同じです。この形は222+33+44と、22+234+34という形が複合しています。そのため、2345の4種が待ち牌となります。

暗刻に挟まれたパターン

次は暗刻に挟まれたパターンです。サンドイッチなんて言われたりもしていますね。

暗刻に挟まれたパターン

この形は最初に紹介した形が2つ合わさっています。333+4555の形と、3334+555の形と考える事ができます。そしてそれぞれの待ち牌が4555=346、3334=245なので待ち牌は23456となります。実際に分解すると、以下のパターンを全て含んでいます。

  • 33+345+55→35待ち
  • 333+4+555→4待ち
  • 333+45+55→36待ち
  • 33+34+555→25待ち

こうやって分解してもいいですが、ある程度形が決まっている場合はその形から連想すると分解する手間が省けます。

その他の簡単な形

次に紹介するのは変則でもなんでも無いですが、覚えておくと良いかもしれないって形です。今回は全て萬子での紹介となりましたが、次に紹介する形を含めて、一部の形は字牌も使うことが出来ます。その中でもオーソドックスな形がこちら。

3種待ち

この形は333+45+88と見ることも出来ますし、33+345+88と見ることも出来ます。待ちは368なんですが、この88の部分は字牌でもOKです。なので36白待ちとかもアリ得るというわけですね。

7枚使い5種待ち

ここまでも7枚使いを中心に紹介してきましたが、正直言ってこの形には敵いません。ここで紹介するのはコスパが良い形です。(中の人調べ)

5種待ち

この7枚使いの形は333+4567の形と、33+34567の2つの形の複合系です。そして4567はのべ単で47待ちです。34567はここで一番最初に紹介した三面張なので、258待ちです。つまり24578の5種待ちということになります。三面張のどれかで和了すれば平和も付きます。清一色混一色と相性がよく、無駄に手広い待ちなのできっと上がれます。

10枚使い一覧

めったに遭遇する事はありませんが、ここまでに紹介してきた形を繋ぎ合わせれば10枚使いの多面待ちも考えることが出来ます。

10枚使い5種町

変則三面張に加えて、4と5の刻子がくっついたパターンです。この形は以下のように分解出来ます。

  • 222+34+44+555→25待ち
  • 22+23+444+555→14待ち
  • 222+3+444+555→3待ち
  • 222+345+44+55→45待ち

正直最後の555はあってもなくても良いんですが、3単騎で上がれば三暗刻になるので一応は、ね?次はもっと実用的な10枚使いを紹介します。

10枚使い6種待ち

これも10枚使いです。そして待ちの種類は6種類です。順番に分解していきましょう。

  • 222+345+66+78→69待ち
  • 22+23+456+678→14待ち
  • 222+3+456+678→3待ち
  • 22+234+56+678→47待ち

まとめると、134679待ちとなります。1種類の数字は最大9なので、そのうち6種が和了牌ってやりすぎ感ありません?

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最後に

麻雀では清一色やら混一色やら、染め手は基本的に点数が高いです。しかし単純な待ちであれば簡単なんですが、ここで紹介したような複合多面張が出てくると一気に難易度が上がります。それこそ手牌13枚全部使うとなると、8種待ちとかもあり得ます。みんな大好きな純正九連宝燈は9面待ちですが、あれも1個ずつ分解して考えるとちゃんと9種待ちになります。

まずは少ない枚数の多面張から覚えていき、そのうち段々と変な形を覚えていきましょう。手元に麻雀牌があれば色々試せて良いんですけどね。

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