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【麻雀のやり方】アガリの宣言と点数計算の解説

点数計算の覚え方とコツの解説 ルール解説
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あいりゅー(irilyuu)

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こんな方にオススメ

麻雀の点数計算について知りたい
点数計算を簡単に覚えたい
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麻雀の点数計算

麻雀の点数計算は複雑なのと、種類が多いことで初心者にとっての大きな壁となったりします。とはいえすでに出来る人と打つのであれば完璧に出来る必要はなく、聞きながら・教えてもらいながら打つっていうのもいいと思います。それにオンライン麻雀であれば覚える必要はほぼありませんしね。

今回は点数計算を覚えるべき人・点数計算の覚え方のコツなんかを掲載していきます。

点数計算を覚えるべき人

上で点数計算は最初の内は覚えなくてもいいと書きましたが、では具体的にどういう人が点数計算を覚えるべきなのか。それはいかに該当する方ですね。

  • プロを目指す人
  • フリー雀荘で打ちたい人
  • ゲームでの上位段位を目指す人

プロを目指すのであればまず必須です。プロ試験に必ず出ると言っても良いのが、漢字の書き取りと点数計算らしいので。フリー雀荘とは一人で行って、その雀荘にいる人達とうつっていうものです。逆に4人で行って卓などを借りて打つだけをセットと言いますが、セットの場合は点数計算出来る人が居れば問題ありません。

ゲームでの上位段位を目指す人は、逆転するために何点必要なのか、どんな手を上がれば良いのか考える上で必要となってきます。

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点数計算の基礎

ここから実際に点数計算について解説します。そもそもですが、各役ごとの翻数はちゃんと把握しているでしょうか。点数計算は翻と符という2つの要素が出てきますが、それぞれ対応する点数が異なります。一般的な役だと立直平和タンヤオなどがありますが、これらは全て1翻です。そして一気通貫三色同順などは2翻ですが鳴いた場合は1翻になります。

まずは成立している役の翻数を全て合計します。ただし、複合しない役は当然ながら複合しません。例えば七対子一盃口一盃口二盃口などですね。これらはそれぞれの役のページで複合しない役として掲載しているので、そちらも御覧ください。

例えば翻数の解説(タンピン)

この手で立直をかけたとします。そうなると立直タンヤオ平和が複合します。ツモアガリであれば自摸も入りますね。この時、各役の翻数を全て足し算します。立直(1)+タンヤオ(1)+平和(1)で合計3翻からで、自摸なら4翻となります。

役が確定したりしていなかったりするようなケース(一盃口三色同順など)の場合は高目と安目をそれぞれ頭で考える必要があります。

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符の計算

ここが一番厄介かな?って思う符の計算について。翻数は全て足し算かつ簡単な数値ばかりでしたが、符となるとちょっとめんどくさくなります。頑張りましょう。

符は主に以下の要素に発生します。

雀頭
自分にとって役になる字牌(役牌)を使っている場合、2符。
それ以外の場合は常に0符。
面子
順子は常に0符
刻子は中張牌(数字の2から8の牌)を使っている場合と、19字牌を使っている場合で分かれます。
中張牌のポンは2符、暗刻は4符、明槓は8符、暗槓は16符。
19字牌のポンは4符、暗刻は8符、明槓は16符、暗槓は32符。
待ち
両面待ちは常に0符。
両面以外の嵌張・ペンチャン・単騎は2符。
シャンポンだけは特殊で、自摸なら暗刻扱いで計算してロンならポン扱いで計算します。
アガリ方
自摸は常に2符つきます。
ロンはメンゼンなら10符付きますが、鳴いた状態だと0符です。

常に0符の条件をすべて満たす役は平和です。平和の条件に一致しない場合、常になんらかの符が発生していると思ってもらっていいです。

そして符は常に20符の基礎点があります。フーテイっていうんですが、発生した符をこのフーテイに足していきます。例えば一気通貫のペン7萬待ちで、暗刻は無し・白のポンを1回した手を計算してみると以下のようになります。

ペン7待ち(2)+白ポン(4)+フーテイ(20)=26符

そして算出結果の1の位を切り上げて、30符として計算します。ちなみにこの手でロンをしても鳴いているので10符のボーナスはありません。

アガリ方と点数の申告方法

麻雀には2つのアガリ方があります。それらの違いは「自分で引き当てる」のと「他者が捨てたもので上がる」です。

自分で引き当てる事をツモ和了りと言い、ポンチーなどの鳴きをしていなければ1翻増えます。対して他者の捨てたもので上がる事をロン和了と言い、これは1翻増える事はありません。

ツモアガリのときの点数申告は子と親で分かれますが、ロンの場合は親子による違いは点数自体が違うだけで、ほかは同じです。

子のツモアガリは「子の支払う点数/親の支払う点数」のように申告します。例えば満貫であれば8,000点なんですが、子二人は1/4の2,000点を支払います。そして親は1/2を支払うため、4,000点の支払いとなります。この場合は「2,000/4,000」と申告します。

対して親のツモアガリは子全員から点棒を平等に貰うことになります。なので親の満貫12,000点を子3人で割ると、一人あたり4,000点ということになります。そのため「4000オール」のように言います。

点数表

子の点数表から掲載します。ツモアガリの見方は「左が子が支払う点数/右が親が支払う点数」です。

子の自摸アガリ
1翻2翻3翻4翻
20符400/700700/1,3001,300/2,600
25符800/1,6001,600/3,200
30符300/500500/1,0001,000/2,0002,000/3,900
40符400/700700/1,3001,300/2,600満貫
50符400/800800/1,6001,600/3,200満貫
60符500/1,0001,000/2,0002,000/3900満貫
70符600/1,2001,200/2,300満貫
80符700/1,3001,300/2,600満貫
90符800/1,5001,500/2,900満貫
100符800/1,6001,600/3,200満貫
110符900/1,8001,800/3,600満貫
満貫2,000/4,000
跳満3,000/6,000
倍満4,000/8,000
三倍満6,000/12,000
役満8,000/16,000
子のロンアガリ
1翻2翻3翻4翻
25符1,6003,2006,400
30符1,0002,0003,9007,700
40符1,3002,6005,200満貫
50符1,6003,2006,400満貫
60符2,0003,9007,700満貫
70符2,3004,500満貫
80符2,6005,200満貫
90符2,9005,800満貫
100符3,2006,400満貫
110符1,8003,600満貫
満貫8,000
跳満12,000
倍満16,000
三倍満24,000
役満32,000

親の点数表がこちらです。ツモアガリの見方は「◯◯オール」の◯◯の部分を掲載しています。

親のツモアガリ
1翻2翻3翻4翻
20符7001,3002,600
25符1,6003,200
30符5001,0002,0003,900
40符7001,3002,600満貫
50符8001,6003,200満貫
60符1,0002,0003,900満貫
70符1,2002,300満貫
80符1,3002,600満貫
90符1,5002,900満貫
100符1,6003,200満貫
110符1,8003,600満貫
満貫4,000
跳満6,000
倍満8,000
三倍満12,000
役満16,000
親のロン和了
1翻2翻3翻4翻
25符2,4004,8009,600
30符1,5002,9005,80011,600
40符2,0003,9007,700満貫
50符2,4004,8009,600満貫
60符2,9005,80011,600満貫
70符3,4006,800満貫
80符3,9007,700満貫
90符4,4008,700満貫
100符4,8009,600満貫
110符5,30010,600満貫
満貫12,000
跳満18,000
倍満24,000
三倍満36,000
役満48,000

点数計算の覚え方

点数計算にはある程度の法則があるので、それを覚えてしまえば後は簡単です。

  • 倍になっている
    まず子の1翻30符が1,000点です。そして2翻30符は2,000点、次の3翻30符は3,900です。このように1翻増えると点数がほぼ倍になっていることがわかります。他のところも同様で、例えば親の25符(七対子)は2翻が2,400からスタートして、後は4翻まで順番に倍加しているだけです。
    このように各符の一番最初さえ正確に覚えてしまえば、後は倍にするだけで求めることが出来ます。
  • 子の自摸の高い方=親の自摸点数
    何を言っているのかさっぱり分からないと思いますが、これも法則の一つです。
    子の40符の自摸は(1翻)300/700→(2翻)700/1,300→(3翻)1,300/2,600のように、高い方の数字が次の点数の低い方へと移動しています。
    そして親の点数は同じ符の場合は高い方を言っておけばOKなんです。親の40符の自摸は(1翻)700オール→(2翻)1300オール→(3翻)2600オールとなっています。これで子の方だけ覚えておけばいいということも出来ます。
  • 70符以外の点数は全て足し算で求めることが出来る
    70符だけは例外なんですが、例えば60符は30符の点数をそのまま使えば良いです。2翻30符が2,000点だったのに対し、1翻60符は2,000点です。「符が高くなると、より高い点数になる」というのを思い出せばこれは求めることが出来ます。
    同じく、110符とかも足し算で求めることが出来ます。110符という数字は50符と60符を足せばいいだけの話なので、1翻50符+1翻60符=1翻110符となります。親であれば次のように2,400+2,900=5,300で1翻110符を求めることが出来ます。

それぞれ覚え方は語呂合わせとか色々あると思いますが、自分はこんな感じで覚えてきました。それぞれ自分の覚えやすい方法を模索したほうが良いかもしれませんね。

これは完全に余談ですが、人間が物事を勉強する時に有効な手段は「手で書く」事と「発声・音読して覚える」らしいです。頭で考えたり読むだけよりも、手を動かしたり声を出して脳の機能を刺激するほうがより効率的に覚えることが出来るようです。

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