このページの目的
中々聞き慣れないルールの一つですが、大体の麻雀ゲームには採用されています
そのため、知らずのうちに48000点を自分だけ払わされたなんて自体にもなりかねません
別名責任払いとも言われている、包則の詳細と注意点を詳しく解説していきます
パオ
漢字で書くと「包則」で、読み方はパオ
これは「副露で役を完成させた人に責任を取ってもらう」っていうルールです
詳しく書くと以下の条件が包則の適用条件となります
最後の副露で誰かの役を完成させたと明確に判断出来る場合
役を完成させるの定義
包則が適用される役は主に以下
上記を見ての通り、全て役満です
つまり、自分の最後の捨て牌を誰かがポン→ポンした人の副露だけで上記の役満が確定していると判断出来た場合、パオが確定します
更には嶺上開花にも適用されるルールもあります 嶺上開花の場合、槓させた人が全て支払うルールが多いですが、採用されていたりされていなかったりマチマチです
包則の支払い方
包則が実際に発生した場合、点数の支払い方が少し特殊になります
以下にパターン別の例を記載しておきます
包則が確定した人とは別の人が放銃した場合
包則者だけが全て支払い、他の人は支払わない
こういった処理が多いです
複合役満の場合
複合役満の場合、処理は大体同じですが役ごとに包則を精算しますが、ゲームタイトルによっては処理が全然違う事もあります
今回は麻雀格闘倶楽部で採用されている包則の処理方法で紹介します
自分が捨てた東で大四喜が確定(包則が確定)し、更に字一色が複合したケースの支払い方を書いておきます
包則の注意点
包則になる役とならない役の違いをしっかり把握しておきましょう
包則とは副露だけで役満が確定していると判断出来る場合に適用されます
従って小四喜和や清老頭、緑一色・字一色などの副露可能な役満は包則の対象外です
これは副露部分が役満ぽく見えるけど見えていない部分は不明っていうのが理由です
たとえ東南西をポンしている人が居たとしても、残っている4枚の見えない手牌が五筒と三萬のただの対々和だったなんてことも普通にあるわけです
上記のパターン別支払い方法でも書いたように、字一色は包則の対象とはなりません
ゲーム別採用状況
ここからはネット麻雀における包則の採用状況などを書いておきます
タイトル | 包則の有無 | 対象役 | 支払い方 |
天鳳 | あり | 大三元・大四喜 | 自摸→全額 ロン→折半 複合自摸→全額 複合ロン→全額 |
MJ(アプリ版) | 無し | ||
MJ(アーケード) | あり | 大三元・大四喜 四槓子 | 自摸→全額 ロン→折半 |
麻雀格闘倶楽部 アプリ | あり | 大三元・大四喜 四槓子 | 自摸→全額 ロン→折半 複合自摸→役ごと 複合ロン→役ごと |
麻雀格闘倶楽部 アーケード | あり | 大三元・大四喜 四槓子 | 自摸→全額 ロン→折半 複合自摸→役ごと 複合ロン→役ごと |
雀魂 | あり | 大三元・大四喜 | 自摸→全額 ロン→折半 |
Maru-Jan | あり | 大三元・大四喜 四槓子 | 自摸→全額 ロン→折半 |
MJアプリ版のみ包則がなく、他のゲームタイトルでは共通して大三元と大四喜が採用されています
四槓子のみ、麻雀格闘倶楽部とMaru-JanとMJアーケード版での採用となっています
天鳳のみ、複合役満の包則は複合した役満の点数分を精算するため、最悪のケースは大四喜字一色の自摸和了を一人で64000点とか支払うことになります
各公式サイトのリンクを入れておいたので、公式サイトのルールから詳細を確認しておきましょう
大明槓による嶺上開花の責任払い
これはどのゲームでもほぼ採用されていませんので、「一応そういう事もあるらしい」という知識程度にとどめておくと良いかもしれません
なお、雀荘によってルールは様々なので雀荘で打つ方は事前に確認しておきましょう
包則した人との折半、もしくは包則した人の全額払い
子の役満32000点の場合、包則者が16000、放銃者が16000支払うことになります