こんな方にオススメ
ドラとは?
麻雀には色んな用語が登場しますが、その中で一度は聞いたことがある呪文みたいなアガリの役名。その中に「ドラ」というものが含まれているのを聞いたことがあると思います。今回はそんなドラについての解説です。そもそもドラとは何なのかってことから解説すると
- ドラ
- 持っていると超嬉しいお宝。1枚=1翻分の価値があり、ドラを持った状態で上がると点数が跳ね上がる。
ただしドラは役ではないため、ドラを持っているからと言って役がない状態でアガリの宣言をすることは出来ません。
裏ドラ・赤ドラなんかが仲間になります。
例えば自分がアガリの宣言をした時にタンヤオを決めて、その手の中にドラが2枚あったとします。そうすると通常はタンヤオのみの1,000点ですが、ドラ2枚=2翻分の価値になるので、合計で3翻の3,900点にまで点数が跳ね上がります。
このようにドラはみんな大好きと言ってもいいレベルのお宝なんです。そんなお宝はどうやって決まるのかを次に解説します。
ドラの決まり方
ドラは1局ごとに1種類が選定されます。ネット麻雀であれば配牌を貰った時に1枚だけ表になっている牌が見えると思います。その牌の次の物がドラになるという決まり方があります。
「1枚だけ表になっている牌→ドラになる牌」の順で例を書き表すと以下の通りです。
- 1萬→2萬
- 9筒→1筒
- 東→南
- 北→東
- 白→發
- 發→中
- 中→白
例えば表になっている牌が5筒であれば、次の6筒がドラになります。字牌の場合も同様で、東であれば次の南がドラに、南が表であれば西がドラとなります。北が表示されている場合、東へ戻ります。三元牌も同様です。
ドラが増える事はあるの?
その局中にドラが増えることはあります。カンをすると新ドラと言って、新たにドラ表示牌をめくってドラが増えます。その場合も同様に、ドラ表示牌の次の牌がドラとなります。これで最大でドラが8枚となります。
裏ドラについて
立直をかけて上がると、上がった時の点数精算の時にドラ表示牌の裏側を表にすることで、新たに裏ドラとして計算することが出来ます。例えば立直・ドラ1で上がった場合はこのままだと2翻ですが、裏ドラが1枚乗れば3翻として申告することが出来ます。
赤ドラについて
通常のドラとは無関係に、常にドラになっている牌が存在します。通称赤ドラと呼ばれているものです。これらは誰でも使えると言ってもいいぐらいに汎用性が高いため、みんなから好かれています。
- 赤ドラ
- 読み方はアカドラ
各数字の5が真っ赤になっているのが特徴で、天鳳・雀魂・MJ・麻雀格闘倶楽部・Maru-Janなどのメジャーゲームでもほぼ採用されているドラです。
通常のドラ表示牌がなんであれ、この赤ドラだけは常にドラとして扱います。もちろん、4がドラ表示牌だった場合はその種類の赤ドラは2個分としてカウントします。(例:4萬がドラ表示牌→赤5萬は1枚でドラ2個分)。
このようにドラにも色んな種類があります。それぞれ全部覚える必要はないですが、地道に覚えていきましょう。
まとめ
ドラは持っているだけでは何の価値もありませんが、アガリさえ決めることが出来れば大きな力となって助けてくれます。ドラに固執するのはよくないですが、大きな一打を決めたい方は大事にしましょう。
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