このページの目的など
麻雀を始めたばかりの初心者の方にも、ある程度打っている中級者の方向けに役の基礎知識からちょっと踏み込んだメリット・デメリットまで解説します。一盃口は好きな人は好きだけど、苦手な人は苦手っていう役の一つ。
「形がキレイ」っていう理由と、「必要な牌が被りすぎ」っていうのがそれぞれの主張です。
一盃口(イーペーコー)
役の概要 | |
---|---|
翻数 | 1 |
副露 | ☓ |
複合しない役 | |
2翻役 | |
三色同刻・一気通貫・七対子・三槓子・三暗刻・対々和・小三元・混老頭 | |
3翻役 | |
二盃口 |
一盃口の条件
- 門前限定
- 同じ数牌の同じ数字の連続系が2つ
この2つを同時に達成しないと、一盃口は成立しません。具体的には223344 789 五五 九九九の223344の部分が、一盃口となります。
分解すると、234と234っていう同じ数字の連続系が2つあります。223344は萬子と想定して書きましたが、筒子でも索子でも問題はありませんが、筒子+萬子で223344は一盃口にはなりません。
一盃口の強い所
一盃口の強い所、狙う上でのメリットを紹介します。
形がキレイ
メリットがどうかは分かりませんが、人によっては好きな役で上がれるとテンションが上がると思います。一盃口の最上級である二盃口は見た目は完全に七対子ですが、そちらもきれいですよ。
ピンフ・タンヤオとの相性はバカ良い
役の性質上、タンヤオで使える牌だと構成の幅が広い。ピンフの性質上、数字の連続系を多用するこの一盃口との相性も良い。難易度はあがりますが、三色同順や混全帯么九、清一色なんかも複合可能です。
ただし一気通貫は一気通貫だけで9枚使用して残り3枚で1面子、残り2枚は雀頭になります。そのため一気通貫と一盃口は枚数的に不可能です。
一盃口の弱い所
一盃口の弱い所を紹介していきます。
中々完成しない
一種類の数字の連続系を2つ組む性質上、他の人に使われていたりして完成しないことが多々。一盃口になりやすそうかどうかは捨て牌を見て判断する事が多いのですが、最初のうちはそんな事考えずに狙ったら良いと思います。
片アガリになりやすい
例えば23344 789 五五 九九九 待ちは25。この形の場合、5で上がった場合は一盃口にはなりません。
一盃口が苦手な人の多くの理由が、高め安めがあるっていう点と、作りにくさの2つの要因が重なっていることが多いです。
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