このページの目的など
麻雀を始めたばかりの初心者の方にも、ある程度打っている中級者の方向けに役の基礎知識からちょっと踏み込んだメリット・デメリットまで解説します。副露で作られる役ランキング上位の役牌。
その役牌って色々な種類があり、更には人によって役になったりならなかったりします。そのあたりを解説していきます。
役牌(ヤクハイ)
漢字表記が違う、翻牌(ファンパイ)も同じ役の事を指しています。どちらでも意味は同じなので、言いやすい方で良いです。
役の概要 | |
---|---|
翻数 | 1 |
副露 | 可能 |
複合しない役 | |
1翻役 | |
断么九・平和 | |
2翻役 | |
七対子 | |
3翻役 | |
二盃口・純全帯幺九 | |
6翻役 | |
清一色 |
役牌の条件
役牌の条件は大きく2つに分けることが出来ます。その二種類とは三元牌と風牌で分かれるんですが、そのあたりの区分は以下で解説しています。
三元牌
三元牌の場合、誰が使っても役になります。自分が白をポンしたら役牌:白になりますし、發だったら役牌:發になります。三元牌は制約がないため、全員に共通の役牌という認識で問題ありません。
風牌
風牌(東南西北)については少し扱いが変わります。
場風牌
これは場の風の牌が役牌になるっていうルールで、使える人は全員です。東場であれば誰が東をポンしても役牌:東になります。
自風牌
これは自分の風だけが自分だけの役牌になるというルールで、自分以外の人は使えません。例えば自分が南家だった場合、南をポンしたら役牌:南になります。逆に東場の南家が西をポンした場合、何もありません。
2つが複合した役牌もある
これは限定されていますが、「東場の東家」と「南場の南家」だけは役牌が複合します。
東場の東家が東をポンした場合、自風牌と場風牌が複合し、一つで2翻の力を持ちます。この事をダブル東の略称でダブ東と言ったりします。南場の南家の場合はダブ南と言ったりします。
役牌の強い所
翻牌(三元牌も風牌も)を狙う上で強い所を紹介していきます。
お手軽な役
特急券とも言われるほどに簡単に役がつくのが特徴。部分役とも言って、この役牌3枚だけで一つ役が出来上がるため、わざわざ門前で立直なりツモなりを狙わなくてもいいってわけです。
この役牌はポンしても可能なので、速攻でアガリを目指したい人がよくやりがちですが、何でもかんでも鳴けばいいというものではないことだけは覚えておきましょう。
局消化にうってつけ
お手軽に作れる役っていう点とポンしても作れるって点を利用し、速攻でアガリきって局を消化する戦術にうってつけです。
いざとなれば安全牌
例えば手牌に役牌が3枚あって他から立直が来たとします。この場合、自分の手が攻める価値が無いと判断したら役牌を3連続で落とすことが出来、3巡の間は安全に凌ぐことが出来るという使い方もできます。
立直とも複合する
立直時に役牌がたとえ対子のシャンポン待ちであっても、字牌なら安全ってことで切ってくれる人も多少なりとも居ます。そういう人を狙った字牌待ちも戦術の一つとして有効です。
翻牌の弱い所
翻牌を狙う上での弱い所などを紹介。とは言えこれは鳴きに共通する弱さだったりします。
役牌ポンで狙いがある程度バレる
役牌一鳴きすると早いんだなってマークされがち。かと言って二枚目で鳴こうとすると、王牌に埋もれてたり他の人に抑えられたりしてなかなか狙い通りにアガリまで結びつかない事もある。
防御低下
これは鳴き全部に言えることですが、鳴くことで動かせない手牌が出てきます。他者から立直が来たとき用に安全な牌を持っておく意識は持っておきましょう。
打点は低い
速攻で役を一つ作ることが出来ますが、点数は低くなりがちです。中のみで和了すると大体1300とか、ドラがあってようやく2000や2600です。勝負が決まるオーラス前とかでこれを和了しても問題ないのならやるんですが、トップと1万点離されている状態で2000点和了してもなぁって感じですよね。
打点こそ低いものの、混一色や対々和などと組み合わせることも出来ます。なんなら立直・翻牌という組み合わせを狙ってもいいと思いますが、とにかく翻牌だけでは打点が低い事は覚えておきましょう。
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