このページの目的など
麻雀を始めたばかりの初心者の方にも、ある程度打っている中級者の方向けに役の基礎知識からちょっと踏み込んだメリット・デメリットまで解説します。
形がキレイなことと、翻数が高いことから自分は好きな役の一つです。平和・立直などとも相性が良いことも高評価。そんな一気通貫好きが解説します。
一気通貫(イッキツウカン)
役の概要 | |
---|---|
翻数 | 2 |
副露 | 可能(食い下がりアリ) |
複合しない役 | |
1翻役 | |
断么九 | |
2翻役 | |
七対子・三暗刻・三槓子・小三元・混老頭・混全帯么九・三色同刻・三色同順・対々和 | |
3翻役 | |
純全帯幺九・二盃口 |
一気通貫の条件
一種類の数字で1から9までをすべて揃えることで成立する役。手牌の残りの4枚は好きな形で問題ありません。大事なのは1から9まで揃っていることです。
この役は副露して作ることも可能で、鳴いて作った場合は2翻から1翻に下がります。
一気通貫の強い所
一気通貫の強い所、一気通貫のいいところを紹介。
赤ドラを組み込める
これはタンヤオや平和にも共通することですが、赤ドラを有効活用出来ます。これはチャンタでは出来ないことで、これだけでも価値はあります。元々2翻と打点の元になる役なので、赤ドラやドラと組み合わせることで更に手を高くすることもしやすいのが最大の強み。
平和・立直などと相性が良い
平和も立直も門前役として有名ですが、一気通貫もここに加えることが出来ます。
例えば123 456 789 四四 ⑥⑦この形の待ちは⑤と⑧ですが、この牌姿は平和と一気通貫が複合します。更に立直もかけていればその分の打点向上も狙えるため、打点を意識するならこのあたりの役のことは覚えておきましょう。
混一色・清一色と組み合わせるとより高打点
一種類の数字の1から9を集めるだけにとどまらず、通称一色手と呼ばれる混一色や清一色との相性もかなりいいです。仮に混一色の場合は字牌が防御の役割も兼ねますし、清一色であれば鳴いても打点十分となります。
鳴いて作れる
これは立直や平和には無いメリットの一つ。クイタンもそうですが、副露して作ることが出来ます。ただしクイタンとは違って鳴いて作った一気通貫は1翻下がり、1翻として計算します。これを食い下がりと言います。
終盤になってもう門前にこだわってる場合じゃないってなった場合、鳴き一気通貫で和了を目指すことも沢山あります。
一気通貫の弱い所
一気通貫の弱い所、微妙だと感じる所を紹介。
一種類だけ捨て牌に無いことが多い
一種類の1から9まで集めることにより、相対的に自分の捨て牌は他の二色で埋まっていることが多いです。染め手と併用した場合、更に絞られてきます。
高めと安め
テンパイが23 456 789 四四 ⑤⑥⑦待ち14の様になった場合、高めと安めが出ることになります。この牌姿の場合、1なら一気通貫ですが、4なら平和止まりとなります。これらの分岐はしばしば発生します。
鳴くと超安い
鳴いて作る鳴きイッツーは食い下がりで1翻になるため、クイタンなどと同じレベルになります。あまり積極的に仕掛けるような役ではありませんが、ここぞという場面では真価を発揮します。
他の2翻役との相性の悪さ
他の2翻役もそれぞれ独自の生態系・ファンを持っているわけですが、それらとは相性が悪いです。例えば七対子は形が違う、混全帯么九は456を使ってはいけない、三色同順に至っては枚数がそもそも足りません。
一気通貫で打点を狙うとしたら立直・一気通貫・平和ぐらいは最低でも欲しい所。断么九とも複合不可なので、ツモ狙いも考えるレベルになったりすることがあります。
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