このページの目的など
麻雀を始めたばかりの初心者の方にも、ある程度打っている中級者の方向けに役の基礎知識からちょっと踏み込んだメリット・デメリットまで解説します。
牌姿がわかりやすい事と名前から覚えやすい役として有名な国士無双。その国士無双の解説と、ルール上の注意点などを解説します。
国士無双(コクシムソウ)
役の概要 | |
---|---|
翻数 | 役満 |
副露 | ☓ |
複合しない役 | |
天和・地和以外のすべての役 |
国士無双の条件
国士無双は19字牌を1枚づつ揃えます。
上記がよく出る一種が抜けた、単騎待ちの牌姿。
下記は13枚全て揃えた、国士無双13面待ちの牌姿です。和了牌は13種どれでも構いません
国士無双の強い所
国士無双の強い所、良い部分を紹介します。
覚えやすい
牌姿が独特なので覚えやすいと思います。知り合いの初心者に聞いたら、知ってる役は天和と国士無双って言ったぐらいに覚えやすいと思います。自分も一番最初に覚えた・実際に和了した役満は国士無双でした。
名前がかっこいい
これは完全に自分の好みの問題ですが、単純に名前かっこいいですよね。麻雀の役名の中で唯一と言っていいほど、攻撃的な名前なのはこの役ぐらいです。
ブラフで脅しやすい
国士無双はデメリットでもありメリットでもある、捨て牌がわかりやすくなります。ど真ん中の牌ばかりを連打してた人からいきなり字牌が出てきたらどう見えますか?
国士無双聴牌かな?と見えるケースが多いですね。というのも逆に利用出来ます。
麻雀では最高の多面張になる13面
麻雀の多面張の最高形は国士無双13面待ちとなります。次に多面張での最高形は純正九蓮宝燈の9面待ちなので、13面の強さがどれほどのものか分かると思います。
余談ですが純正ではない九蓮宝燈の出現率は約0.0045%と言われています 純正はもっと出現率が下がります。国士無双(単騎待ち)の出現率は0.04%、13面待ち国士無双は探してもあまり有力な情報はありませんでした。
国士無双の弱い所
国士無双の弱い所、残念な部分を紹介。
捨て牌から一発でバレる
国士無双に必要な牌は19字牌なので、不要となるのは数字のど真ん中となります。結果的に捨て牌にはど真ん中の牌ばかりが並び、相手からは国士無双だなってすぐにバレます。
相手から攻められやすい
国士無双してる人がいると、その人の手牌構成はほぼ19字牌だらけです。そのため、他の人はテンパイする前に19字牌を処分することが出来れば、手牌の中身は自然と数字で埋まります。
意図せずとも牌効率の王道を進むことが出来、聴牌確率も上がります。その結果として、かなりの確率で立直を打たれます。
立直を打たれなくとも、ポンチーされまくって速攻和了を目指されます。更にはヤミテンにして国士やってる人から狙い撃つっていう戦略もあります。
終盤になればなるほど和了率が下がる
これはどの役にも共通することではありますが、国士無双の場合は若干意味合いが違ってきます。通常、当たり牌と思われる部分を抑えて回し打ちっていうのがあるんですが、これはあくまでも「当たり牌と思われる部分」なだけであって、確信とかではないことが多いです。
しかし国士無双の場合、必要とする牌は予め全員が知っています。なので終盤になって見えていない19字牌を引かされた人はその時点で降りることが多いです。
4枚見えた時点で詰む
国士無双は13種を1枚づつ必要とするため、1種が4枚見えた時点で国士無双は無理です。
そのため中途半端に19字牌だらけの手牌をリカバリーする必要があるわけですが、その際の目標は以下に限定されます。
ただし国士無双のために78とか23をバンバン切っていることも考えられるので、チャンタへの復帰は相当厳しいと思っていただいて問題ありません。混一色は同一色の1や9を対子なり暗刻なりで揃える必要があるため、すでに切られていた場合はこれまた厳しいです。
混老頭の七対子形ですが、これが一番現実的です。とはいえこれも混一色同様、対子で揃えていく必要があるため、厳しいは厳しいです。
13面にならないルールもある
雀魂では通常の単騎待ちを自摸アガリした後、13面フリ聴待ちにする事も可能となっているルールもあります。この場合、自摸でしか上がれません。
逆に、13面のフリ聴国士無双を認めないルールも存在するため、これは事前に確認しておきましょう。
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