このページの目的
麻雀を始めたばかりの初心者の方から、ある程度打っている中級者の方向けへの解説記事のリンク集です
このページでの取り扱い内容を紹介する前に、役満というワード自体の解説をしておきます
役満
そもそもですが、役満とは「和了の形が大体決まっているもの」と、「翻数が合計13翻以上の場合に役満として精算する」の2つがあります
通常の麻雀の点数は満貫未満→満貫→跳満→倍満→三倍満→数え役満という順番で点数が上がっていきます
この「数え役満」というのが、翻数が13以上のときの方の役満と呼ばれるもので、一般的には「数え」とか「数え役満」とか言います
そしてもう一つの「和了の形が大体決まっている」方の役満についての解説をここからしていきます
通常、役満と言ったら大体はこちらの「形が決まっている方」の事を指します
これらの役満は有名なものからあまり詳しく知られていないようなものまであります
そしてこれらの役満はそれぞれ固有名詞があり、一般的には役名の方で呼ばれることが多いです
例えば配牌で字牌が多く揃っていたら、「これはもしかしたら字一色や四喜和になるかもしれない」みたいな事も、解説で聞いたことがあるかもしれません
麻雀番組を見る上で、役満は滅多に出ませんが知識として入れておくともっと楽しめると思います
役満の詳細なルール
それぞれの役満のページでも書いてありますが、基本的には役満は他の役との複合はしません
国士無双を立直して和了した場合、立直や裏ドラは無かったことになり国士無双のみ精算します
しかし、一部の役満は別の役満と複合するパターンがあります
例えば字一色と大三元、もしくは四喜和なんかが一番複合しやすい代表格です
これらは字牌のみを使用する字一色と、字牌のうちの数種類を使う役満を重ねたものですね
こういう複合も一部は可能となっているので、それぞれのページを熟読してみるのもいいと思います
門前限定役
一切副露が出来ず、自力で完成させるしかない役満一覧です
国士無双・四暗刻は出やすいとされている役満と言われているうちの二種類で、三人打ちでは特に頻繁に出ます
四人打ちでは極稀に程度ですが、三人打ちを多く打つ予定の方は国士と四暗刻はしっかり覚えておきましょう
国士無双
有名な役満で、麻雀の役の中で唯一ルールを無視しているとも取れる和了の形が特徴的
九蓮宝燈
幻の役満と言われていて、出現率がかなり低い
和了の形がキレイなことと、待ちが国士無双についで多い事もあって人気の役満
三人打ちだと極稀に見ます
天和
親の配牌+第一自摸で和了していると、この天和になります
たとえ自摸のみでも、国士無双13面待ちでも、上記の条件を満たしていれば天和となります
役の中で唯一、誰にも妨害されずに決められる役です
地和
天和の逆で、子の配牌+第一自摸で和了していると、地和になります
親とは違い、妨害によって役満が消えることもあります
四暗刻
三人打ちだと三暗刻からの派生で役満になることが多々ある
自摸って四暗刻になるパターンと、ロンでも四暗刻になるパターンが存在するため把握しておくと良いかもしれません
三人打ちをメインにやる方はしっかり覚えておきましょう
副露可能な役満
ここからは副露でも可能な役満一覧となります
とはいえ役満の詳細を知っている人からすれば副露で晒している部分で看破されてしまうため、「和了しやすい」というわけではありません
大三元は出やすいとされている役満の一つなので、まずは大三元を覚えておきましょう
その他の役に関しては四人打ち/三人打ち共に出現率はそんなに高くありません
ある程度慣れてきて余裕が出てきたら覚える程度で大丈夫です
大三元
役の条件がシンプルでわかりやすい事と、三人打ちでよく出ることで配信とかで見たことがある方も居ると思います
四喜和
この役は2つの役満の総称です
小四喜と大四喜の違いも上記で解説してます
四槓子
とんでもなく出現率が低いというか達成条件が難しいことで有名な役満
「狙う」というより、「勝手にできていた」の方が正解な気がします
字一色
染め手の字牌バージョンです
単純な条件ですが、字牌は全部で7種類しか無いことと、和了には必ず5種類必要な事が重なって成功率はかなり低いです
三人打ちだとたまにチャンスが訪れます
清老頭
混老頭の進化系で、全てを1と9の対々和の形で完成させること
この役は三人打ちの方がよく出ると思うので、三人打ちをたくさんやりたい方は知識だけでも仕入れておくと良いかもしれません
緑一色
索子限定の役満
その昔は九蓮宝燈は萬子限定、大車輪はピンズ限定、緑一色は索子限定とされて来ましたが、最近では九蓮宝燈はどれでもOKになり、大車輪はローカル役になりました
大三元・四槓子・四喜和の注意点
この三種類の役に関しては、包則(パオ)と呼ばれる責任払いというルールがあります
普段は意識する必要はありませんが、ルールも役も細かいことまで知りたいって方向けに、包則の解説リンクを貼っておきます
四人打ち、三人打ちの合計2000試合ほどで自分が包則の場面に遭遇したのはたったの二回でした
特殊な役
ここからはゲームによっては採用されていたり、されていなかったりする役
それと役の条件等が異なる、特殊な役を紹介していきます
これらはそれぞれのゲームタイトルによって採用しているかどうかが変わるため、自分がやっているゲームに採用されている役だけ見ておけば問題ありません
大車輪
ローカル役の中ではかなり有名な役満
名前からお察しの通り、筒子限定の役満です
ちなみにですが、この大車輪形の萬子バージョンを「大数隣」、索子バージョンを「大竹林」と言ったりします
人和
ゲームによって翻数や採用可否が分かれていますが、一応存在しているゲームもあります
とはいえMJでは倍満、雀魂ではローカル役として採用されている程度なので、あまり意識しなくて構いません
八連荘
勝負師伝説哲也では神保がこの役を軸とした戦い方をしていました
この役も採用可否があり、役のそもそもの条件も違ったりしていますが、確定しているのは「8本場」まで連荘しないと無理な点です
流し満貫
ほとんどのゲームで採用されている特殊な役です
厳密には役ではありませんが、大体のゲームでは満貫和了扱いとして精算されます