CPUとマザーボードの関係性
CPUは独自のスロットがあり、マザーボードもその独自のスロットに対応していますが、このスロット形状の違いによってパーツが使えない事も多々起こりえます
このページでは各CPUの会社・製品などの解説と、スロット形状の解説も行います
これでCPUとマザーボード選びには失敗しないはずですが、お約束事として自己責任でお願いします 責任なんて取りません
CPUの製造会社
現在、デスクトップ用のCPUを製造販売している会社は主に2つ
一つはみんながよく知ってるインテル
インテル入ってるでおなじみの会社ですね 長らくCPUの先頭を走ってきた会社です 過去形なのは後で解説
もう一つは、このごろすごく成長していると思われるAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)
長らくインテル一強状態のCPU市場に再び帰ってきた会社
2社の業績などを簡単に解説
ここで少し2社の業績などを簡単に解説しておきます
インテルは長らく強かったんですが、最近はAMDがとても優秀と言われてきています
その理由は7nmチップセットと呼ばれる、新たな形状のCPU製造に成功しているかどうかってところが大きなポイントです
7nmとは、現在のCPUの主力である14nmの半分の大きさを意味します
AMDは7nmの製造に成功し、すでに販売もしていますが、インテルは7nmの開発に遅れが出ています
その上、早くて2022年になるとかなんとか発表もありました その影響でインテルの株価は下がり、AMDの株価は上がって差が開きました
これが今年の8月のことです
そして昨今の自作PC界隈ではCPUはRyzen優勢なんて評価もありますが、それは各々の使用目的に応じた製品を選べば良いことだと思ってます
ちなみに、Macに搭載されているのは現在はインテルですが、今後数年かけてAMDとの共同開発したアップルシリコンというチップセットに切り替えていくそうです
Intel製CPU
インテル製のCPUはiシリーズとか呼ばれていたりしますね
Intel core i7 3900とか表記されているのを見かけたこともあると思います
製品名の意味
製品名はそれぞれちゃんとした意味を持ちます
Intel Core i9 9900Kを例にします
まずIntelは会社名ですね
Core i9までが1セットで、シリーズ名を表しています
現在だとi3/i5/i7/i9の四種類がメジャーで、数字が大きくなるほど性能が良いっていう見方で問題ありません
9900は型番を意味し、この数値が大きいほど性能が良くなっているという認識で問題ありません
K これは特記事項をアルファベットで表したものです
一般的にはオーバークロックなどが該当します
超高性能
現在、市販されているインテル社製での超高性能CPUは以下
特徴など
- コア数 10
- スレッド 20
- ベース周波数 3.7ghz
- ターボブースト時周波数 5.30Ghz
- 14nm
- 対応ソケット FCLGA1200
こんな方にオススメ
最強CPUが欲しい
今後のゲームアップデートによる処理不可を気にしたくない
ゲーム+配信など、高負荷処理がしたい
高性能だけど超までは要らない
i9まで行かなくてもいいけど、そこそこ高性能欲しいって方向け
特徴など
- コア数 8
- スレッド数 16
- ベース周波数 2.90GHz
- ターボブースト周波数 4.80GHz
- 14nm
- 対応ソケット FCLGA1200
ゲーム等で推奨スペックにかかれている事が多い、i7シリーズの最上級クラスがこいつになります
こんな方にオススメ
推奨スペック満たしてガンガン遊びたい
ゲーム以外にもグラフィックや動画など、高負荷処理をするつもり
ミドルスペック向き
ミドルとは、大体中間ぐらいって意味で使われます
上記のi7やi9をハイスペックやハイエンドなんて言いますが、ここで紹介するi5などはミドルスペックと呼ばれるレンジに入ります
とはいえ、ゲームをやる上での最低要件ぐらいは満たせる事もある
3Dゲームだと出来るやつと出来ないやつがあるため、ゲームの公式サイトで確認しておきましょう
よく使われているi5シリーズの10世代バージョンがこいつ
特徴など
- コア数 6
- スレッド数 12
- ベース周波数 3.10GHz
- ターボブースト周波数 4.50GHz
- 14nm
- 対応ソケット FCLGA1200
こんな方にオススメ
ゲームはほどほどにプレイするライト層
あまり費用をかけたくないけど、最低限より少し上は欲しい
AMD製Ryzen
AMDはインテルと対をなす、デスクトップ用プロセッサーの製造・販売をしている会社
このごろZen2アーキテクチャーを搭載したCPUとか7nmチップセットとか色んな意味で今強い会社
個人的にはAMDが好き
ここは一通り、在庫があるものや市場レビューが多いものから優先してリストアップしております
5000シリーズは含めておりません
AMDの製品名
AMDは主にRyzenシリーズとして発売しています
Ryzenは3→5→7→9とバージョンがあり、インテルのi3~i9と同じようにグレードを表しています
そして3100とか3300Xとかありますが、その数値もグレードを表しています
つまりは両方の数字が高ければ高いほど、性能が良いと言えます
とはいえある程度の境界線や目的別での選び方は当然あるので紹介
最上級スペック
なんでも楽しみたいというか、超長い動画処理とかを快適にしたい方向けだったりする
特徴など
- コア数 16
- スレッド数 32
- クロック 3.5GHz
- ブーストクロック 4.7GHz
- 7nm
- 対応ソケット Socket AM4
お値段は6万円~
旧世代チップセットとはいえ、異常なコア数とスレッド数
こんな方にオススメ
Ryzenでの最強スペックCPUが欲しい
ミドルスペック向き
ミドルより少し機能を上げて、だけど7シリーズより価格を抑えてゲームを満足に楽しみたいって方向け
特徴など
- コア数 6
- スレッド数 12
- クロック 3.6GHz
- ブーストクロック 4.2GHz
- 7nm
- 対応ソケット Socket AM4
こんな方にオススメ
ゲームは楽しみたい
けどガッツリゲームするほどではないからお値段は抑えたい
価格重視
価格を抑えたいけど、最低限の機能は欲しい方にオススメ
特徴など
- コア数 4
- スレッド数 8
- クロック 3.6GHz
- ブーストクロック 3.9GHz
- 7nm
- 対応ソケット Socket AM4
こんな方にオススメ
処理がそこまで重くないゲームはやりたい
どちらかと言えばネットサーフィンや動画視聴が多い
値段はかなり抑えたい
まだまだCPU市場は競争が激しい
ここで紹介したのは一例ですが、まだまだCPU市場は競争が激しいです
いくらAMDが優勢とはいえ、今後の開発次第では再びインテルが逆転することも十分にありえますし、逆にAMDしか勝たんみたいな状況になるかもしれません
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