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今回は普段の麻雀一色の内容とは異なり、ちょっと実験したことをまとめておきたいと思ってこんな記事になってます。
- Windows7搭載の東芝製、T451/57DBのノートPCが実験台
- HDD→SSDへの換装手順
これらについて実際にやってみた結果と、なぜこんなことをしたのかを記載していこうと思います。同様の事を検討している方向けに、参考になればいいなと思ってます。
実験台のPCについて
実験台として使ったのは、東芝製のノートPCのT451/57DBです。色はプレシャスブラック?で、元々の所有者は友人ですが、大掃除ついでに故障してるから処分したいと言っていたので引き取ったモノになります。
友人から実際に受け取った時にはHDDエラーにより常時エラーチェック状態、OSも7のままでバッテリーはほぼ死亡状態でした。
今回、このPCのOSを10にアップグレードし、HDDをSSDに換装してオンライン麻雀の天鳳専用機にしました。その理由はずばり天鳳豪華版がWindowsPCでしか動作しない事。それに尽きます。
せっかくノートPC持ってるしSSDに換装するまでの手順もしってるし、やらない手は無いのでは?ってことで実践した記録です。
蘇生実験の前に
まずはいくつかこの記事中に出てくるワードを簡単に解説。
- ノートPC
- 一般的に、デスクトップPC・ノートPC・一体型PCの三種類があります。デスクトップの使用者がおそらく一番多いと思います。カスタマイズの自由度が高く、ゲームや動画編集などで使われる事が多いのがデスクトップ。
ノートの場合、持ち運びが可能でどこでも編集なり出来るように設計されています。バッテリー駆動がメインですが、バッテリーを外した状態のままAC電源での駆動も出来ます。
一体型は設計時から全てのパーツが既に決まっており、モニターの裏側に全て集約されたPCの事を言います。iMacなんかはそうです。パーツ換装がすごく限られた部分しか出来ず、換装するとなると専門業者や販売会社に依頼することになります。
- 換装
- パーツを交換する事を換装って言います。
- OS
- 今回実験に使うのはWindowsというOS。OSとはオペレーティングシステムの略称で、簡単に言えばPCの中枢部分です。他のOSはMac、iOS、Linuxなどがあります。
- HDD
- ハードディスクドライブの事で、PC初期から使われているデータ記録装置の事。ディスクと名のつく通り、CDみたいなものをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。そんな構造をしています。
- SSD
- ソリッドステートドライブの事で、少し前から普及して価格が安くなってきたデバイスの事。こちらはUSBメモリみたいなものをイメージしてもらえればいいと思います。駆動部分が存在しないため、HDDでありがちな駆動部分による不具合とかはありません。逆に、データの読み書き回数に上限があるとかなんとか。それでも普段使いしている分には全く持って問題がないレベルです。
SSD換装するにあたって必要なこと
単純にHDD外してSSDに換装!では終わりません。HDDには当然OSやらが入っているし、それらの中から必要なデータをあらかじめ外部記憶装置に移動させる必要があります。
それらを実行するにあたり、HDDクローンというコピーを作る必要があります。
元々Windows10がインストールされているなら問題ないですが、Windows10以前からのアップグレードに関しては、終了時期が不明ですがアップグレードしなければなりません。
詳しくは以下をご覧ください。
Win10が元々入っていて、OS以外は必要なかったので今回はクローンなんてものは作成せずやりました。それについては下記で。
あとはUSBメモリ。
事前にUSBメモリに上記サイトのツールを使ってソフトを入れ、インストールメディアを作成しておく必要があります。
実際に使うのはあとですが、換装後に作るにはもう一台PCが必要になってきます。忘れずに準備しておきましょう。
HDDクローンが必要な場合と、そうでない場合
上記の通り、HDD中身というかHDDそのもののコピーが必要なんですが、今回は作成せずSSDに変えました。
その理由は、Windows10のシステムにあります。
Windows10からは、そのWindows10がインストールされているPCのパーツなどによってプロダクトキーがサーバー上に関連づけされて、データとして保存されています。
HDDのOS以外のデータが何一つ必要が無い場合は、上記のWin10のサーバー上のデータだけでプロダクトキーが自動で照会され、OSを使う事が可能となります。
自分の場合はOS以外必要なかったため、クローンを作らずSSDに換装しました。
以下がその手順となります。
買ったSSD紹介
今回使ったSSDはPASOULのSSD(120GB)です。容量はOSと天鳳豪華版とKONAMIのクラウドサービスさえ入ればそれで十分だったのと、楽天ポイントで買える値段で十分との判断で120GBを選択。
実際に換装
まずPC裏のHDDスペースの蓋を外します。
四隅のネジを全て外し、蓋を取ればこんな感じでHDDが入っています。それを引っこ抜いて、SSDを入れます。
あとは普通通り起動し、WindowsのOSインストールをして完了。
Windowsのインストール手順
ここで登場するのが、事前準備で書いたUSBメモリを使った、インストールメディアです。PC起動する前にUSBメモリを挿し、USBメモリから起動します。
起動順序については割愛しますが、マザーボードの設定から変更しておきましょう。起動後はインストールメディアの指示に従い、OSを再インストールします。プロダクトキーに関してはあとでも良いので、諸々の設定をします。
これで晴れてWindowsPC復活です。
換装後のベンチマーク
換装前のHDDは既に破棄してしまったため、比較画像はありません。かの有名なソフトで検証したため、数値は信用できます。起動も前は結構時間かかっていましたが、今はほんの数秒で起動します。
天鳳豪華版もサクサク動き、容量の大半を持て余している始末。
まとめ
HDDからSSDの換装は一番難易度が高いです。その理由は途中で省いたHDDクローンの作成。これに手間取る事が多いと思いますが、データが一切無い状況であれば不要です。実際に自分がそうやって蘇生させたため、現時点では自信を持って紹介できます。
以上、HDDからSSDへの換装手順でした。