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このページではAirPodsの基本的な解説や便利な機能についての解説などをしています。AidPodsについて詳しく知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
AirPodsとは?
そもそもAirPodsについて簡単に書くと「Appleが作って販売してるワイヤレスイヤホン」のことです。今までで何種類か販売されており、今後も継続して開発・販売がされる事が知られていますが、今までにどんな種類の製品があったのかをまずは書いてみます。
AirPodsの歴史
まずはAirPodsの歴史というか、シンプルに発売の時系列をまとめておきます。
年月日 | できごと |
---|---|
2016年12月13日 | AirPods(第1世代)発売 |
2019年3月20日 | AirPods(第2世代)発売 |
AirPods(第1世代)販売終了 | |
2019年10月30日 | AirPods Pro(第1世代)発売 |
2020年12月15日 | AirPods Max(第1世代)発売 |
2021年10月26日 | AirPods(第3世代)発売 |
2022年9月23日 | AirPods Pro 2発売 |
AirPodsPro(初代)のページが消滅(22/9/7) |
現時点(2022/9月)での最新機種はAirPods Pro 2となります。ちなみに公式で発表されたわけではありませんが、Pro 2の公開と同時に初代Proの販売ページが消滅し、製品ラインナップがAirPods 2、AirPods3、AirPodsPro2の3製品とAirPodsMaxになりました。
AirPodsの種類・世代
AirPodsは今現在(2022/8)販売されているものをまとめると、AirPods(第2世代)、AirPods(第3世代)、AirPods Pro(第2世代)、AirPods Max(第1世代)の4種類が販売されています。
世代ごとにいろいろと変化していますが、全てを掲載しても見辛いので要所だけをピックアップして比較してみます。まずはProではないAirPodsでの性能比較表になります。
AirPods(第1世代) | AirPods(第2世代) | AirPods(第3世代) | |
---|---|---|---|
発売年 | 2016年 | 2019年 | 2021年 |
発売中 | × | 発売中 | |
1回の充電での再生時間 | 最大5時間 | 最大6時間 | |
充電ケースを使った 場合の総再生時間 | 24時間以上 | 30時間以上 | |
ケースの充電方式 | Lightning | Lightning MagSafe | |
空間オーディオ | なし | あり | |
耐汗耐水性能 | なし | あり | |
搭載チップ | W1チップ | H1チップ |
3になって空間オーディオとヘッドトラッキングという機能を持つようになりました。これは対応する音楽ファイル・動画などであればその機能を使う事ができます。正直言うと自分の耳では空間オーディオの有無による違いがあまり分からなかったのでこの機能はずっとオフにしています。
バッテリーに関しては3のみ、空間オーディオをオフにすることで最大6時間となりますが空間オーディオを有効にしていると2などと同じく、最大5時間となります。
ケース自体に関しても進化しており、第2世代まではLightningケーブルでのみ充電が可能でした。しかし第3世代ではMagSafeのワイヤレス充電にも対応しており、対応する充電器の上に乗せるだけで充電可能となっています。
AirPods ProとMax
続いてはProモデルとMaxモデルについて。これらは通常のAirPodsよりもお値段と機能が良くなっているのが通例ですが、2022年8月現在ではAirPods3とProはそこまで差がありません。Pro(第1世代)の発売年はAirPods(第2世代)と同じ2019年です。バッテリーの時間だけを見れば、AirPods(第3世代)の方が優秀まであります。
ProとMaxはそれぞれAirPodsの上位品であることは間違いないんですが、今後増えていく可能性があるのとシンプルにMaxが桁違いなので特徴を分けて掲載しておきます。
AirPods Pro(第1世代) | AirPods Pro(第2世代) | |
---|---|---|
イヤホン形状 | インナーイヤー | |
発売年 | 2019年 | 2022年 |
発売中 | × | ○ |
空間オーディオ | ○ | |
1回の充電での再生時間 | 最大4.5時間 | 最大6時間 |
充電ケースを使用した 総再生時間 | 24時間以上 | 最大30時間 |
ケースの充電方式 | Lightning MagSafe(ワイヤレス) | Lightning MagSafe(ワイヤレス) AppleWatch充電器対応 |
アクティブノイズキャンセル | ○ | |
外部音取り込み | ○ | |
適応型環境音除去 | × | ○ |
耐汗耐水性能 | ○ | ○(IPX4) |
搭載チップ | H1チップ | イヤホン:H2チップ 充電ケース:U1チップ(探す用) |
バッテリーに関してですが、空間オーディオとヘッドトラッキングを有効にした場合は最大5.5時間となります。これは既存のAirPods(第3世代)にも共通することですね。ただし製品ページなどを見ても「アクティブノイズキャンセルを有効にした状態で最大6時間」と書かれていて、そこに加えて空間オーディオとヘッドトラッキングを有効にすると5.5時間になるよって書かれているため、基本的に6時間行けるって感じの認識で良さそうですね。
搭載チップはPro2からは新たにH2チップを搭載。これによりこれまでのProのアクティブノイズキャンセルよりも2倍の性能を発揮するとか。そして充電ケースには「探す」アプリに対応した、U1チップが搭載。ケースにもスピーカーが搭載され、探すのを手伝ってくれるそうです。
2から実装された「適応型環境音除去」に関しては工事の音や車の音など、高dBの音に瞬時に反応してデバイスが処理してくれるのでかなり快適に聞こえるんだとか。
2ではタッチコントロールもスライドが追加され、今まで未搭載だった音量操作が可能となりました。
AirPods Max(第1世代) | |
---|---|
イヤホン形状 | オーバーヘッド |
発売年 | 2020年 |
発売中 | ○ |
アクティブノイズキャンセル | ○ |
外部音取り込み | ○ |
空間オーディオ | ○ |
耐汗耐水性能 | × |
1回の充電での再生時間 | 最大20時間 |
充電ケース | なし |
充電方式 | Lightning |
Digital Crown | ○ |
搭載チップ | H1チップ |
Maxのみ、Apple Watchと同じDigital Crownを採用しているのでそこで音量やスキップなど、いくつかの操作が行えます。
AirPodsのファームウェアアップデート
AirPodsにもソフトウェアが搭載されており、ちょくちょくアップデートされています。とは言えAirPodsにもiPhoneにもアップデートのお知らせが来るわけでも無いので、知らないうちに最新バージョンを搭載してるなんてことも普通にあります。
ちなみにアップデートする際には
- AirPodsをiPhoneなどに接続
- AirPodsを充電ケースに入れて蓋を閉じる
- AirPodsを充電ケーブルやMagSafeなど、とりあえず充電する
- 接続しているiPhoneなどを近付ける
これでOKです。あとは自動でダウンロード・インストールが行われます。2022年8月現在、AirPods(第3世代)のファームウェアのバージョンは4E71となっています。
ファームウェアの確認は以下の通り。
- iPhoneやiPadの設定をタップ
- 一般をタップ
- 情報をタップ
- AirPodsをタップ
ファームウェアバージョンが確認できます。
AirPodsのいいところ
AirPodsの基本的な違いや特徴を色々と掲載しましたが、そもそもAirPodsを使って何がいいのか?ってことを紹介していきます。
自動接続
まずはこれですね。通常、Bluetoothデバイスは端末のBluetooth設定から接続するデバイスを選んで接続します。しかしAirPodsは対応するApple製品に近づけるだけで、自動で接続が始まります。
AirPods Proの公式サイトの紹介画像からですが、近付けるだけでこの画面が出てきます。
接続をタップすれば、その端末だけでなくiCloud経由で自分が持っている全てのデバイスで使用可能になります。
接続先の自動切り替え
これは最初使う時に少し戸惑った機能ですが、今では便利だなーって思ってます。AirPodsは接続している端末の状態が変化したのを受け取ると自動で接続先を切り替えます。
例えばiPhoneに接続していて音楽を聴いているとします。次にMacでYoutubeを再生したとしたら、この場合は音楽を聴き続けていたらiPhoneに接続したままです。
逆にiPhoneの音楽を一時停止してからMacでYoutubeを再生すると、接続先が自動でMacに変わります。
たまに意図せず変わってしまうこともあるんですが、基本的にはこんな感じで使い分ける事ができます。
感圧センサーによる操作とSiri
AirPodsとProですが、イヤホンから伸びている白い棒は感圧センサーを備えているのでそこを押す事で操作する事ができます。
AirPods(第3世代) | AirPods Pro | |
---|---|---|
1回押し | 再生と一時停止 電話の場合は応答 | |
2回押し | 次の曲へスキップ | |
3回押し | 前の曲へスキップ | |
長押し | Siriを起動 | アクティブノイズキャンセルと外部音取り込みを切り替え |
Hey Siri | ○ |
長押しでモードを切り替える機能があるProだけは操作が異なりますが、基本的にはこんな感じで操作します。
Pro2のみ、スライドで音量操作を行う事ができます。
Apple Watchと接続
意外かもしれませんが、Apple Watchと接続が可能です。しかもApple Watch Series1なので初期型の頃から接続が可能です。
Apple Watchにもマイク機能は内蔵されていますが、AirPodsと組み合わせることで音声入力や通知の聞き取りなどが正確に行えるようになります。なにより手を顔に近付けなくても、HeySiriをAirPodsが聞き取ってくれるようになるので便利です。
AirPodsの惜しいところ
ここからは将来のAirPodsに期待したい点を掲載していきます。
カラーがホワイトしかない
現在販売されているAirPodsはMaxを除き、全てホワイトのみです。Maxは計5色あるんです。
昨今のApple製品はMacもiPadもiPhoneもApple Watchもカラバリが増えてきているので、その波がAirPodsにも来て欲しいなーって思ってるところです。
耳の形によっては落ちる
AirPodsの第3世代までは耳に引っ掛けるタイプです。こういうのをなんて言うのかは知りませんが、これが耳の形状によってはよく落ちます。
Proはカナル型っぽいやつで押し込むタイプです。Maxはオーバーヘッドタイプなので、そもそも耳をすっぽり覆うので落ちるとかの次元では無いです。
AirPodsを外で使う際にずっと気にかけてなくちゃいけないため、落ちるのが心配という方はProを買いましょう。
AirPodsの噂
今後のAirPodsの噂を簡単にまとめてみます。話のネタ程度にどうぞ。
2022年の秋のイベントにてAirPods Pro(第2世代)の発表が噂されています。基本的なことはこちらのまとめに掲載していますが、現時点ではカラバリとかの話は出ていませせん。
2022/9/9 Apple Eventの内容と公式ページの内容を元に、AirPods Pro2の情報を掲載しました。
まとめ
AirPodsはAppleが開発・販売しているだけあって、Apple製品と一緒に使うとかなり便利な機能を持っています。
お値段が高いこととかカラバリとか人によっては懸念点があるとは思いますが、Apple製品を持っていてなおかつApple製品の連携の優秀さを実感したいという方は使ってみてはいかがでしょうか。