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このページではffmpegを使って動画をリサイズする方法を紹介しています。
ffmpegのインストール
ffmpegのインストール・基本的な使い方についてを御覧ください。
ffmpegを使って動画のリサイズ
動画のリサイズは大きく分けて二つありますが、基本的には何かと便利な-vfオプションを利用することが多いです。どちらも処理結果は似たようなものなので、それぞれ簡単に解説していきます。
-sオプション
-sは動画の横と縦を数値指定し、その数値に動画をエンコードさせるオプションです。元の動画が2880:1800のものを編集する場合は以下のように記述します。
ffmpeg -i 動画.mp4 -s w:h 出力.mp4
wには横のサイズを、hには縦のサイズを入力します。
-vfオプション
-vfはビデオフィルタのオプションです。リサイズ以外にも使いみちは多々あるので、それぞれ解説しています。今回はリサイズです。このオプションで使うのはscaleという個別のものです。
ffmpeg -i 動画.mp4 -vf scale=w:h 出力.mp4
wには横のサイズを、hには縦のサイズを指定します。ただしこの-vfには-sでは使うことが出来ない特別な便利コマンドがあります。例えば以下
ffmpeg -i 動画.mp4 -vf scale=w:-1 出力.mp4
hの部分が-1になっているんですが、これは「縦のサイズは横のアスペクト比を維持させる」処理になります。アスペクト比については16:9や3:4とかを聞いたことがあると思いますが、元の動画のアスペクト比を維持する処理になります。
そしてもう一つの便利コマンドが以下。
ffmpeg -i 動画.mp4 -vf scale=-1:ih/2 出力.mp4
今度はwのところが-1になっていますが、これは上記の自動アスペクト維持設定です。問題は次のih/2ですね。これは「変換元の動画の縦を半分にする」設定です。-sでは全て数値指定する必要があるため、半分にしたいときですら縦と横をそれぞれ計算する必要がありました。しかし-vfではiw/2やih/2と入力することにより、自動で半分にしてくれます。
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