このページについて
このページではiPhone/iPad/Macで使うことができるショートカットのメールの全アクション解説をしています。
更新履歴など
2022/9/28:iOS16の内容をもとに書き直しました。
2023/8/14:iOS17の内容を元に書き直しました。
メールで検索
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
テキストの部分に検索したいワードを入力して実行します。入力はデフォルトで英数字になっていますが、日本語入力で検索してもしっかり結果は出てきます。
Macの場合はアクションの名前が「Messageを検索」になっていますが、内容としてはほぼ同じです。
こちらはフィルタを追加することで色々な検索条件を作ることができます。
検索対象は「件名・差出人・Date Sent・Read・Readではない」から選べます。Date Sentはメールを送信した日のことです。Readは開封したかどうかです。
Apple Watchで実行した場合はペアリングしているiPhoneで処理が実行されます。
メールボックスを開く
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ×(Sonoma) |
Apple Watch | ○ |
このアクションは指定したメールボックスを開く、ただそれだけの機能を持っています。
メールボックスのところに開きたいメールボックスを指定するだけです。指定可能なメールボックスは基本的に全てなので、すべての削除済みやDraftなどなんでも設定できます。
長押しで毎回尋ねるやショートカットの入力が選択可能なので用途によっては色々と使い分けが行えるかもしれません。
Apple Watchで実行した場合はペアリングしているiPhoneでボックスが開かれます。
メールアドレス
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは指定したメールアドレスを次のアクションへと渡す機能を持っています。
メールアドレスを入力のところで入力しても良いですし、右の+を選択して送信先を連絡先から選んでも良いです。
長押しすると変数が選択できるようになるので、変数を用いてその都度違う宛先に送るように仕込む事もできます。
メールアドレスを選択
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションを実行すると連絡先が表示され、宛先を選択します。そして選択した宛先が次のアクションへと渡されます。
入力からメールアドレスを取得
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは受け取ったデータからメールアドレスを取得する機能を持っています。
入力の部分に受け取るデータを指定します。これは【カレンダーイベントを検索】とか【連絡先】などのデータを指定する事もできます。
メールを送信
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションはメールをショートカットで作成し、送信するという機能を持っています。
メッセージの部分に送信内容を入力します。【テキスト】や変数を用いて内容がその都度変わるようなものでも可能です。
宛先の部分を選択すると連絡先一覧が表示されます。長押しする事で【メールアドレス】や【メールアドレスを選択】などのアクションの結果を指定する事で宛先をその都度変えたりもできます。【リスト】と【リストから選択】を前に配置する事で、選んだ宛先をセットして送信するという事も可能です。
件名はそのままですね。
作成シートを表示はデフォルトでは有効になっています。この状態ではメールを作成した後に確認も兼ねて送信前のメールが表示されます。無効にすると送信元が表示されるので、間違いがないか確認しておきましょう。
Ccというのはカーボンコピーの略で、メインで送る宛先に加えて念の為送信しておきたい相手を追加する場所になります。登録した相手にも「一応」送られます。
Bccはブラインドカーボンコピーの略で、メインで送る宛先に加えて別の人にも同時に送信することができます。ただしブラインドと付く通り、メインの宛先はBccに登録された人を知る事はできません。逆にBccの人はメインの宛先を知ることができます。
下書きとして保存はデフォルトでは非表示になっています。作成シートを表示をオフにしたら出てきます。
メール集中モードフィルタを設定
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | ○ |
このアクションは該当の集中モードが起動している時に、メールのアカウントごとにフィルタを有効にするか無効にするかを選べる機能を持っています。
おやすみモードのところを選択すると、デバイスで有効にできる集中モードが表示されます。ここで選んだ集中モードが起動している時に、このアクションは機能します。
設定の部分を選択すると、オンにする/オフに変更/切り替える/消去の4つの選択肢が出てきます。これらは見たまんまなんですが、基本的には切り替えるが一番用途が柔軟かなと思います。
まずは集中モードのフィルタについて。集中モードでは気が散らないように自分で特定のコンテンツを見ないようにすることで集中しようねっていうフィルタ機能があります。このフィルタはそれぞれの集中モードで設定します。フィルタは設定アプリ>集中モードの各集中モード設定画面の一番下で設定できるこれです。
ここでフィルタを追加します。あとは該当の集中モードが有効になると、そのフィルタも自動で働きます。
メールにおけるフィルタは「アカウントごとに表示を制限する」です。以下はまさにフィルタでGmailには制限をかけず、iCloudをフィルタをかけている状態です。とは言え普通にメールを見る事は可能なんですけどね。
フィルタが有効にないっている部分に月のアイコンが出ているのがわかると思います。これは集中モードが有効になっているという目印です。
このアイコンが有効になっている状態でこのアクションを実行すると、フィルタをオフにしたりオンにしたり切り替えることができる、というわけです。
VIPメールボックスを表示
OS | 使用 |
---|---|
iPhone | ○ |
iPad | ○ |
Mac | ○ |
Apple Watch | × |
このアクションは見ての通り、VIPメールボックスを表示します。そもそもVIPメールボックスが何かわかってないのでこれ以上なんもかけません。
Apple Watchで実行できないアクションではありませんが、VIPメールボックスを開きません。おそらくこれは不具合でしょうか。
まとめ
メール関係はビジネスで使用するという方が多いと思います。誤送信がないようにあらかじめきっちりとショートカットを組んでおいて、機械的なメール送信とかしておけばミスは無くなると思います。
用途次第では自分用にリマインダー的な通知として扱える事もあるんですが、メールを削除するアクションがあればもっと効率良く実現できそうなんですけど現時点では削除アクションはありません。
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