【iPhone/iPad/Mac】ショートカットの数字と計算関係の全アクションまとめ

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このページではiPhone/iPad/Macで使えるショートカットの数字と計算の全アクションの解説をおこなっています。

更新履歴など

2022/10/5:iOS16の内容をもとに書き直し。数字のアクションを全てこのページに統合しました。

2023/8/15:iOS17の内容を元に書き直しました。

数字

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数字

このアクションは指定した数値を次のアクションへと渡す機能を持っています。

42の部分を選択すると数値を入力することができます。変数などを使用することができるので他のアクションの結果などを使用する事もできますが、その際はマジック変数として使用すれば事足りるのでこのアクションをわざわざ使う必要はなかったりします。

数値をフォーマット

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数値をフォーマット

このアクションは入力として受け取った数値をフォーマットする機能を持っています。

数字のところにフォーマットしたい数値を指定します。マジック変数で他のアクションの結果を使用するのが簡単かなと思います。

2桁の小数位のところを選択すると+-のマークで桁を変更できます。2桁がデフォルトになっていますが、この状態で使用すると1.456の場合は最後の6を四捨五入して結果は1.46となります。1桁の場合は5が判定部分になるため、最終的には1.5になります。

入力から数字を取得

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入力から数字を取得

このアクションは名前の通り、入力として受け取ったデータから数字を取得すると言う機能を持っています。

入力のところにデータを指定します。これは数字を含むものならほぼOKなので、【カレンダーイベントを検索】とか【iTunes Storeの項目を検索】の結果とかでもOKです。

乱数

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乱数

このアクションは乱数を生成する機能を持っています。

最小値最大値はそれぞれ数値を入力して使用します。最小値は乱数の中で一番小さい数値を、最大値は乱数の中で一番大きい数値を指定します。変数を使用してその都度最小値と最大値が変わるようにする事もできます。

最小値を1、最大値を6とすればサイコロの完成です。最小値を1、最大値を2にすれば擬似コインなど、用途は幅広かったりします。

このアクションは実行したらすぐにその数値の範囲内で乱数を生成し、次のアクションへと渡します。

計算

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計算

このアクションは名前の通り、計算を行うことができます。

数字の2箇所はそれぞれ数値を入力して使用しますが、変数を使用した方が手っ取り早かったり、汎用性があるように思いますね。

+の部分を選択すると基本的な四則計算が出てきますが、最後の…を選択すると科学演算という項目が出てきます。これらについて簡単に書くと以下のようになります。

+ 足し算
引き算
× 掛け算
÷ 割り算
係数 簡単に言えば単項式の数字
x^2 xの二乗
x^3 xの三乗
x^y xのy乗
e^x 指数関数
10^x 10のx乗
ln(x) 自然対数logx
log(x) 2進対数logx
√x xの平方根を求める
3√x 3乗するとxになる数値を求める
x! 1からxまでの連続する整数の積
sin(x) xのサインを求めます
cos(x) xのコサインを求めます
tan(x) xのタンジェントを求めます
abs(x) xの絶対数を求めます

それぞれざっと書きましたが、学校で習ったものもあると思います。シンプルな計算からこういう計算まで行えます。

計算式

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計算式

このアクションは入力として受け取った計算式を評価し、結果を返すという機能を持っています。

7+7のところに計算式を指定するんですが、このアクションは上の【計算】と違って何がいいかを簡単に解説します。

【計算】はシンプルに1:1の計算を行う分には便利なんですが、複数の値を計算する際にはこちらの計算式を使う方が手っ取り早かったりします。例えば1+2+3+4を計算するには【計算】では最低でも3回計算を必要とします。しかし【計算式】は【テキスト】とこれの2つを使用するだけで計算が行えます。

計算式は1つの計算式を入れることで計算してくれます

最も、平均や中央値を求めるなら他に専用のアクションがあるのでそちらを使った方がミスが無く扱えると思います。このアクションは変数+変数+変数のように、自分で計算式を立てれる人向けですね。

端数を処理

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端数を処理

このアクションは入力として受け取った数値の端数を処理する機能を持っています。

数字のところに端数処理をしたい数値を入力します。

1の位のところを選択すると100万から10億分の1まで色々と選択肢が出てくるので、自分が使うものを選びましょう。

良くあるのは麻雀の成績とかで平均順位1.23とか書きますが、これは「100分の1」を選ぶことで実現できます。イメージとしては表示したい数値のさらに1つ下の桁を四捨五入するという感じですね。

標準のところを選択すると、常に切り上げと常に切り捨ての選択肢が出てきます。これは計算結果をどのように扱うかで分かれるので、好きな方を選択しましょう。

統計を計算

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統計を計算

このアクションは入力として受け取った【リスト】の内容をもとに、各種の統計を計算してくれる機能です。

入力のところには【リスト】を指定します。

平均のところを選択すると以下から計算方法や内容を選ぶことができます。

平均 平均値を求めます
最小値 リスト内の最小値を求めます
最大値 リスト内の最大値を求めます
合計 リスト内の全ての数値を合計します
中央値 リスト内の数値の中央値を求めます
モード リスト内で多く出現した数を求めます
範囲 リスト内の最小値と最大値の範囲を求めます
標準偏差 リスト内の標準偏差を求めます

このアクションは個人的に大変便利だと思っているので少しだけ使い方を細かく解説します。

使用例

まずは【リスト】を用意して、適当に数値を入れていきます。

平均を選んだ場合、全ての数値の合計を数値の個数で割ります。小学校で習うアレですね。(1+2+3+4)/4なら2.5です。

最小値最大値は見ての通りですね。リストが1,2,3,4,5なら最小値は1、最大値は5です。

合計は全ての数値を受け取って足し算します。これはエクセルのsum関数と同じ機能です。1,2,3,4なら結果は10です。

中央値はリスト内の項目の中央値を算出しますが、この中央値は文字通り「中央にある数」です。リストが1,2,3,4,5ならば3が中央値になりますが、1,2,3,4だった場合は2と3の平均値である2.5が中央値になります。

モードはリスト内の項目の中で最も多く出現した数値を返すという機能です。1,2,3,1,23ならば1が2回出ているので1が結果として出てきます。

範囲は見ての通りなんですが、最小値が1で最大値が10だった場合その数値の差は9なので結果は9と出てきます。

標準偏差は「ばらつき具合」を見るための指標として使われます。ある基準があるとして、その基準よりブレが大きい場合は「標準偏差が大きい」と表現し、逆にブレが少ない場合は「標準偏差が小さい」という表現をします。計算方法は長くなるので割愛しますが、平均値を出して分散を調べて平方根を求めるって感じです。

ファイルサイズをフォーマット

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読む  【macOS】以前のOSにダウングレードする方法を解説

ファイルサイズをフォーマット

このアクションは入力として受け取ったファイルサイズを、指定の単位へフォーマットする機能を持っています。

ファイルサイズのところにフォーマットしたいファイルのサイズを指定します。これは【ファイルの詳細を取得】でファイルサイズを選ぶとかで取得できます。

最も近い単位のところを選択すると、受け取ったファイルサイズに最も近い単位への変換が行われます。単位は以下の通りです。

バイト 8ビット=1バイト
キロバイト 1000バイト=1キロバイト(KB)
メガバイト 1000キロバイト=1メガバイト(MB)
ギガバイト 1000メガバイト=1ギガバイト(GB)
テラバイト 1000ギガバイト=1テラバイト(TB)
ペタバイト 1000テラバイト=1ペタバイト(PB)
エクサバイト 1000ペタバイト=1エクサバイト(EB)
ゼタバイト 1000エクサバイト=1ゼタバイト(ZB)
ヨタバイト 1000ゼタバイト=1ヨタバイト(YB)

良く見かけるのはSSDとかiPhoneなどのストレージの容量表記ですね。128GBとか512GBとか、その単位は上の表のものです。バイトがこの中では最小単位として扱いますが、実際にはビットが最小単位です。

ファイルサイズはそこまで大きなものはほぼ無く、有るとしても大きなプロジェクトファイルのギガバイトあたりでしょうか。企業ベースだとペタバイトレベルもあるかもしれませんね。

まとめ

数字と計算関係は人によっては全く使わないこともありますし、頻繁に使うこともあります。そこそこ出番があるとすればメモ帳に購入金額を書いていき、それを全て取得・足し算して合計金額を求めるみたいな使い方でしょうか。

あとは専門の職業の方だと科学演算が便利だったりするのではないでしょうか。自分は麻雀の成績管理・集計で使っていたことがありますが、なかなか便利です。数字にアレルギーがある方以外は使ってみてはいかがでしょうか。

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