こんな方にオススメ
Soundflowerの注意点
ダウンロードリンク先にも記載されていますが、M1チップ搭載モデルはサポートされていません。ただし、Intelチップ搭載モデルであればBig Sur 11.1でも使用可能です。
M1チップで音声回路をコントロールする場合、BlackHoleを使用する必要があります。詳細は以下から。

2022/10/26:macOS Venturaで実装されたScreenCapture Kitを使用すれば、SoundflowerもBlackholeも必要無く、配信や録画が可能になりました。簡単な使い方はこちらをどうぞ。
Soundflowerのインストール
Soundflowerとは仮想オーディオデバイスの一つです。とはいえ人気があり、使い方の解説とかが充実してるのはこのSoundflowerのみと言っても良いかもしれません。
クリックし、一番下のSoundflower-2.0b2.dmgをダウンロード。これはディスクイメージ形式のファイルなので、ダブルクリック等でインストールを開始することが出来ますが、ここで注意点があります。
Soundflowerインストール時の注意点
リンク先にも記載されていますが、インストール時に失敗することが多々あるようです。一部翻訳・抜粋したのが以下。
初めてSoundflowerインストーラーを開くには、controlキーを押したまま起動します。
このSoundflowerインストーラーを初めて実行すると、管理者パスワードを要求され、失敗します。システム環境設定の「セキュリティとプライバシー>一般」に移動するボタンが付いた警告文が表示されます。クリックしたら「許可」をクリックし、Soundflowerの使用を許可する必要があります。次にインストーラーを再度実行します。インストールが成功いた事を通知するはずです。
セキュリティとプライバシーに関する解説は以下の記事も参考にしてみてください。

インストールが完了すると、以下のようにSoundflowerが追加されているはずです。以下はIntelチップ搭載のiMacでの画像です。
インストールが無事に終わったら、Soundflower(2ch)をサウンド再生デバイスに指定します。これでSoundflower側の設定はほぼ終わりです。
LadioCast
Soundflower単体では何も出来ず、ただ追加しただけとなります。なのでSoundflowerをコントロール出来る、LadioCastをインストールする必要があります。

Appstoreにあるので、上記リンクをクリックすることでダウンロードページを行くことが出来ます。
最終更新は2年前ですが、問題なく使用出来ます。
LadioCastの設定
LadioCastを起動すると、以下のような画面になると思います。
LadioCastの入力解説
左側の入力は音声が再生しているデバイスを指定します。上記のように、Soundfower(2ch)などを指定します。それぞれのスライダーは音量を表しています。
LadioCastのAUX解説
AUXは「音声を混ぜる先を指定する」機能です。上記画像はAUX1が赤色になっているので、Soundflower(2ch)で再生している音をAUX1に送信するけど、AUX2とAUX3には送信しませんっていう設定です。メインについても同じで、メインに流すのであればメインも赤くしておきます。不要ならメインは灰色にしておきます。
LadioCastの出力解説
右側にあるのが自分が聞くのと音声の出力先を指定するエリアになります。出力メインにSoundflower(64ch)を指定し、配信ソフト等でSoundflower(64ch)を指定すれば、ゲーム音声などはSoundflower(2ch)→Ladiocast(入力1)→LadioCast(出力メイン)→Soundflower(64ch)→配信ソフトという経路をたどります。
この時、入力エリアのAUXの各出力を指定することで、出力メインには再生するけど出力1には再生させないという手法も出来ます。これは主に、「配信時に自分の声(入力2)をリスナー(出力メイン)には送る必要があるけど、自分が聞いているヘッドホン(出力1)には流さなくても良い」という環境を作るのに必須です。
ここまでの設定を一通りすることで音声回路をコントロールすることは可能です。以下のページを参考に、自分好みの設定を考えて探し出すのも楽しいと思います。

まとめ
SoundflowerとLadioCastはかなり人気があるソフトたちですが、かなり更新がされていないソフトでもあります。Macのアップデートと同時に使えなくなる可能性もあるため、Macのバックアップ&ダウングレードもしなければならない状態になるかもしれません。一応解説ページも掲載しておきます。

それでも使えるケースの方が多いため、このままでも十分なような気もします。
ここでも触れておきますが、M1チップ搭載モデルはSoundflowerは使用出来ません。なのでBlackHoleを使用しましょう。
