このページの目的など
麻雀を始めたばかりの初心者の方にも、ある程度打っている中級者の方向けに役の基礎知識からちょっと踏み込んだメリット・デメリットまで解説します。
みんな大好きなタンヤオの解説です。たかが1翻、されど1翻みたいな役の代表格です。その汎用性の高さ・作りやすさから、昨今の麻雀ではかなり重宝されています。
断么九(タンヤオ)
役の概要 | |
---|---|
翻数 | 1 |
副露 | 可能 |
複合しない役 | |
1翻役 | |
翻牌 | |
2翻役 | |
混全帯么九・一気通貫・混老頭 | |
3翻役 | |
純全帯幺九 | |
役満 | |
すべて |
漢字表記だと断么九になります。これはヤオチュー牌を断つという意味から来ています。ヤオチュー牌とは、字牌・数字の1と9の総称です。
つまりはこれが断么九の条件となるわけです。
断么九の条件
断么九の由来の通り、字牌と数字の19は使ってはいけません。つまりは数字の2から8だけの牌で作ることが条件となります
断么九の強い所
断么九を作るうえで強い所を紹介します。みんなタンヤオって言ってるけど実際何が強いの?なにが良いの?と思っている方はここで解決しましょう。
作りやすい
麻雀牌は136枚あり、そのうちヤオチュー牌は52枚なので、残りの84枚は全て断么九で使える牌となります。牌効率的に書くと、数字の内側(5とか6とか)に寄せれば寄せるほど、テンパイに早く近づく事ができます。
断么九はこの内側の数字で固めることが多いため、テンパイが比較的早いとも言えます。
牌効率の基礎は以下でどうぞ。

鳴いても作れる
俗にクイタンと呼ばれるもので、この役はポンチーしても作ることが可能です。通常、食い下がりと言って鳴くと翻数が下がる役があったり、そもそも鳴いて作れない役もあります。
しかし断么九は条件さえ守っていれば組み合わせは自由かつ、鳴いても1翻のまま変化が無いというある意味特別扱いされた役です。
ちなみにですが、クイタンが不可能に設定されているルールもあったりするので事前に確認しておきましょう。とはいえ今現在主流のネット麻雀ではよくわからないイベントを除けば、大体は可能となっています。
汎用性が高すぎる
組める牌の総数が多く、立直・平和などの基本役との複合は日常茶飯事。その他にも、七対子・清一も断么九との複合が可能なので、余裕があるなら断么九よりにしていくと良いと思います。
断么九の弱い所
逆にタンヤオばかりを狙うと、タンヤオの弱い所を利用されて負けることもあります。しっかりと弱点も把握しておきましょう。
バレやすい
捨て牌に字牌と数字の19ばかり並んでいれば、断么九を狙っているな?って看破されます。それにより終盤になると誰も危険牌を切らないようにしてくるため、完全に対策されかねないこともあります。とはいえこのバレやすいってのはほとんどの役に共通することなので、あまり気にしないほうが良いです。
クイタンはハイリスク
クイタンはポンチーして速攻でテンパイまで持っていけるメリットがありますが、防御面でとんでもなく脆いデメリットがあります。相手から立直が来た場合なんかは特に危険ですね。
早い段階からポンチーしてクイタンテンパイしたけど立直が来たから降りますって打ち手もかなり多い。
クイタン狩り
クイタンのハイリスクな部分を狙った戦術。クイタンの場合は当然ながら19字牌は使えないため、他の人が19字牌待ちにした場合はほぼあがれるという狩り方です。
特に19字牌しか使えない混全帯么九・純全帯幺九・混老頭などに放銃したら痛いどころでは済みません。最悪のケースは国士無双ですが、国士は1種類の牌が4枚全て見えてしまえば恐くはありません。逆に混全帯么九などは1種が4枚見えていようと関係ありません。
片上がりの形
例えば自身の手牌の形が23 555 678 四四四 八八の形の場合の待ちは14ですが、1の場合は断么九の条件に合致しないため、アガリ宣言をすることが出来ません。4の場合はアガリ宣言をすることが出来ます。
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