このページの目的など
麻雀を始めたばかりの初心者の方にも、ある程度打っている中級者の方向けに役の基礎知識からちょっと踏み込んだメリット・デメリットまで解説します。
タンヤオの対となる19を軸にしたチャンタの解説です。ちなみに漢字表記は混全帯么九となりますが、読み方はホンチャンタイヤオチューと長ったらしいので、略してチャンタと呼びます。
混全帯么九(ホンチャンタイヤオチュー)
役の概要 | |
---|---|
翻数 | 2 |
副露 | 可能(食い下がりアリ) |
複合しない役 | |
1翻役 | |
断么九 | |
2翻役 | |
一気通貫・対々和 | |
3翻役 | |
純全帯幺九 |
混全帯么九の条件
数字の1と9を使った面子+字牌で構成された14枚のアガリの形のことをチャンタといいます。鳴いて作ることも可能で、鳴いて作った場合は1翻に下がります。
混全帯么九の強い所
混全帯么九の強い所、良い部分などを紹介。
タンヤオ狩りが狙える
これはチャンタに限らずですが、端に寄った待ちにすることでクイタンとかタンヤオをやっている人に対して強烈なメタとして機能します。仮にチャンタとバレて抑えられてもタンヤオ側からしたら1や9は使えないため、アガリを諦めるしかありません。
字牌も使える
19の面子だけでなく、字牌も使えるのがチャンタのメリット。すでに123などが完成していて、字牌同士のシャンポン待ちになった場合はそこそこアガリが期待出来ます。
立直とも複合可能
門前で仕上げるのはかなり難しい分類に入りますが、立直や平和との複合も一応は可能です。
とはいえチャンタの性質と平和の性質に合致する牌は限定されるため、基本的には組み合わせて出現することは少ないと思っていただいて構いません。ただし、裏ドラなどの特権は受けることが出来ます。
ロマンの域になるけど三色同順とも複合
三色同順と組み合わせれば門前なら満貫、副露して作った場合は3翻になります。それでも狙える事は覚えておくと良いことあるかもしれません。
平和よりも難易度が跳ね上がるが、混一色とも複合出来る
例えば112233 778899 字字 字字待ちは字牌のシャンポン。これは混一色・二盃口・チャンタが確定していて、これだけで倍満。副露して作ることも可能なので、仮にどこかをチーなりポンなりして組んだ場合は混一色・チャンタで食い下がり込みで3翻。
とはいえこれはロマン砲の一種だと思ってもらって構いません。
混全帯么九の弱い所
混全帯么九の弱い所、残念な部分を紹介。
狙いがバレやすい
19と字牌を集めている性質上、捨て牌は自然と真ん中の数字ばかりが並ぶことがあります。これによって他の人からチャンタやってることがバレやすいし、更には当たり牌の特定までもされてしまう
その理由はチャンタに使える牌の種類が少ないことに起因します。萬子・筒子・索子の123と789、字牌の7種類しか使えないんです。その上自分がすでに捨てた牌・他の人の捨て牌と自分の捨て牌を含めて精査すると、チャンタやってる人の手牌がぼんやりと見えてきます。
そこから狙っている他の役などを考慮し、当たり牌をおおよそ特定して止めることも可能です。
難易度の割に翻数が低い
上記の通り、バレやすく使える牌の種類が少ないのに、追い打ちのように翻数が低い事が挙げられます。更には鳴いたら1翻かつ形もだいぶバレやすいというデメリットの塊となるため、諦めるときはキッパリと諦めましょう。
高めと安めの分かれ目がある
これは一気通貫や三色同順などにも言えることですが、高めでチャンタ・安めだと付かないみたいなパターンがあります。とはいえチャンタの場合は困ったら端牌が切られやすい傾向にあるため、これは逆にメリットとも取れなくもないです。
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