このページの目的
麻雀を始めたばかりの初心者の方、ある程度打っている中級者の方向けに役の基礎知識からちょっと踏み込んだメリット・デメリットを解説します
今回は厳密には役ではありませんが、極稀に見かける流し満貫についての解説です。この流し満貫は他の役とは違って流局時に成立するかどうかが分かれるという、条件からして特殊です。
そのあたりも含めて、詳しく解説していきます。
流し満貫(ナガシマンガン)
翻数 | 満貫 |
副露 | 可能 |
複合可否 | すべての役が不可 |
流し満貫の条件
この役に関しては定義の揺れなどはありませんが、採用されているかどうかっていうのと、そもそも役の形では無いという特殊な点はあります。
まずは定義から
- 自分の捨て牌が全て19字牌
- 他家に何一つ、自分の捨てた牌が鳴かれていない事
- 流局すること
以上の3つの条件を全て達成したものが流し満貫となります。なお、手牌がたとえバラバラでも関係ありません。上記の3つをクリアさえしていれば、親も子も関係なしに満貫もらえます
流し満貫の強い所
流し満貫の強い所、いい部分を紹介します。
断么九を狙うつもりが流し満貫になるパターン
かなりあります。断么九は必要な牌が数字の2から8なので、捨て牌には自然と19字牌が並ぶことになります。
結果として断么九聴牌しなかったとしても、19字牌が流局まで続くようであれば流し満貫を狙ってみるのをオススメします。
降りながら満貫を狙える
仮に誰かがガンガン攻めているのがわかった場合、字牌が安全であれば字牌連打で凌ぐことが出来ます。その結果として、流し満貫になったなんてパターンもあります。
自分は鳴いても良い
海底ずらし、一発消しなどの理由で自分が鳴くのは問題ありません。その上で捨て牌を鳴かれず、19字牌だけ並べることが出来たまま流局さえすれば満貫です。
流し満貫の弱い所
流し満貫の弱い所、残念な部分を紹介します。
役満ほどではないが、出現率は低い
途中で19字牌が引けなかった場合、流し満貫終了となります。
鳴きで防げる
流し満貫の2つ目の条件、自身の捨て牌が誰にも鳴かれないってのがあります。逆にいえば鳴きたくなくても鳴いてしまえば流し満貫を阻止出来るというわけです。
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