このページの目的など
麻雀を始めたばかりの初心者の方にも、ある程度打っている中級者の方向けに役の基礎知識からちょっと踏み込んだメリット・デメリットまで解説します。
中々長いですが、一般的な呼び方は「ツモ」。山から一枚引いてくるのもツモと言いますし、役の名前もツモと言います。
門前清自摸和(メンゼンチンツモホウ)
正式名称はメンゼンチンツモホウと言いますが、上記の通り略称はツモです。
役の概要 | |
---|---|
翻数 | 1 |
副露 | ☓ |
複合しない役 | |
1翻役 | |
搶槓・河底撈魚 | |
役満 | |
すべて |
門前清自摸和の条件
何も副露せず、自分の引いたものだけでアガリまで完結することで成立する役。ポンチーした場合は役そのものが成立しないため、門前限定の役です。
副露については以下を参考にしてください。

門前清自摸和の強い所
門前清自摸和の強い所を紹介します。タンヤオや平和みたいに形が決まっているわけではないので狙うという役ではありませんが、ある場面ではわざと門前清自摸和狙いにすることもあります。それらを解説。
ツモという役が出来る
たとえ役がなくとも、ツモればツモっていう役が出来るためアガリ宣言をすることが出来ます。これは立直と同じく、役無しテンパイでも上がれるチャンスがある役となります。
一翻増える
立直や一発と同様に、打点向上が狙えます。ロンアガリは三翻だけどツモなら満貫みたいな手はツモという役の恩恵を大きく受けることになります。少しでも打点を増やしたい場合、あるいは超早い順目でテンパイした時にロン上りをせず、わざと門前清自摸和だけを狙って見逃す事もあったりします。相応のリスクはありますが、全員の点を減らすことが出来るので条件が緩和されます。
邪魔されない
例えば立直をかけた後は他者が降りたりしてなかなかアガリ牌が出てこない事がありますが、ツモは自分が引けさえすれば問題ないため、邪魔されない事がメリットとなります。
いろんな役と複合する
基本的に、すべての役と複合します。例外は役満・河底撈魚・搶槓ぐらいで、門前はとりあえずツモを目指せばいいレベルです。一発で誰かから出たらロンしても翻数が変わらない事が多いので一発は仕留めておきましょう。
門前清自摸和の弱い所
門前清自摸和の弱い所を紹介。
ある意味偶発役
自分が引くものなんて誰もわからないため、一発や海底などと同じく偶発役と言えます。
山読みをしないと狙いづらい
ツモは自分で和了牌を引き当てないと成立しないため、山に自分の和了牌が残っているかどうかが重要です。山読みは簡単ではありませんが、意識して練習することでツモの精度を上げていくことはできます。

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